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「何をしゃべればいいのか」分からない時は【日時】と【天気】を話せ!

オシエルズの矢島です。

この前イベントでMCをやってた時に、お客様から「どうしてそんなに思いつきで喋れるんですか?トークで繋いでほしい時に、ポンとそれに応じた話題でよくずっと喋れますよね!」と言われました。

はい、まぁそれがMCの仕事というものでして。他の出演者さんと阿吽の呼吸で、ここでMCが必要だなぁと思った時に話し出すんですね。人によっては明確な合図をくださる時もありますが、全員がそうとは限らないので、そこはかなり集中して人を見てます。

ただ、合図とかタイミングが分かっていても、何を喋ったらいいか分からないですよね。僕は僕なりに一つのテクニックとして「何も思いついてなくても、とりあえず何か言う」ことを心がけています。

じゃあ、何を言えばいいかってことなんですが、基本的に何も思いついてなくても喋れることっていうのがあってですね。それが【日時】と【天気】と【様子伺い】なんです。僕は何も思いついてない時、だいたいこんなことを喋ってます。

「さぁ、現在の時刻は○時○分ですね。開演までは残り○分といったところでしょうか。皆さまお食事、お飲み物、お楽しみいただいておりますでしょうか?」

また、こんなことを話す時もあります。

「さぁ、今日は晴れましたねー。最高気温もぐぐっと上がりまして、コートが要らないぐらいでした。ただ夜になると肌寒いですよねー。春の訪れはまだ先かもしれませんが…」

特に1個目は、定型文で覚えとくだけでも15秒は持ちます。それなりに重要な情報を言ってるようにも聞こえますが、実際はなんの中身もありません(笑)。

でもいいんです。
流れを止めなければ。

問題は【真空の時間を作らない】ことです。とりあえず何か喋る。観客を不安にさせる間を作らない。ショーの合間を繋ぐというのは、何か面白いことを言えということではないのです。何かアイデアがあれば話は別ですが、何も思いついてないのに意気込みだけが強いと、絶対に空回りしますよ。

自分のテクニックを種明かしするのも恥ずかしいんですが、僕自体は他の芸人さんと違って、職人気質でもないし、これが分かったからといって、僕の面白さに影響するわけでもないと思うのでお話しします。

ただ、今度僕がMCをしている時に、日時や天気の話をしていたら、「何も思いついてないんだな」と思っていただいていいと思います(笑)。何度も言いますが、流れを止めないことがプロの証なんですよ!(強めの自己防衛)

というわけで、何か人前で話さなきゃいけない時、コミュニケーションで話題に困った時は、ぜひ日時と天気で乗り切りましょう。アイデアに頼らず、ただ事実だけを話題に取り上げるだけで、会話の流れを維持することはできますよー。

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