シンデレラで100本記事を書く(4/100)

ガラスの靴

シンデレラと言えばガラスの靴
別の靴で表現されているものもありますが
ガラスの靴が印象深いのではないでしょうか

寝物語においてガラスの靴は
子供心をくすぐるスーパーアイテムです

桃太郎におけるきび団子
白雪姫の毒リンゴ

主人公たちの運命や行動に大きく影響を与えるのが
これらの不思議な道具たちです

イメージしやすい

これらの小道具の特徴として
(寝物語的観点から)
話し手にも聞き手にも
イメージを共有しやすい点があると思います

シンデレラで言えば
魔法の靴
不思議な靴
要はシンデレラ以外には履かれることを拒む
みたいな設定の靴であればよいわけです

また
前回のIFストーリの様に
ガラスの靴がなかったとしても物語は作成できます

挿絵があれば、それを見ればよいのですが
魔法の靴と言われてもイメージしずらいのではないでしょうか

また、お城の舞踏会で履く靴として
最適な靴をイメージするのは難しいように思います
(少なくとも私はリアルで舞踏会には行ったことないです)
どんな靴履いてるんですかね?
しかも、シンデレラというお姫様のような女性が

その点ガラスの靴はお母さんのヒールを見せれば
子供でもイメージしやすいと思います

ありそうでない

実際現実にガラスの靴があったのであれば
痛くて一般人にはとても履けたものではないと思います
(夢がないと言われそうですが)

一方で、イメージできないほど不思議なものでもない事が
キーアイテムとして重要だと思います

これが見たことも聞いたこともないような

例えば
つま先はグリフォンの爪
靴底はドラゴンの鱗
ベースの素材はユニコーンの皮
色とりどりの宝石で装飾された
七色に輝く魔法の靴

とかは、イメージするのが難しく
複雑な設定は話し手に無駄に負担がかかります
(ただ、ゴリマッチョのシンデレラが自分ですべての素材を集めて作ったなら、それも面白いと思いますが)

というところで、創作の神がおりてきました

シンデレラIF(シンデレラを読んだゴリマッチョ美女の場合)

私は東の森の戦士シンデレラ

普段は魔法の森で魔獣を借るハンターをしている

しかし、密かな願いはイケメンと噂のこの国の王子と結婚することだ

私の家には昔爺さんが諸国を放浪したときに集めてきた様々なお土産がある
中でも私のお気に入りは、私の名前の元にもなったシンデレラという少女が出てくる本である

物語のシンデレラには一切共感できないが
王子と結婚したのは正直うらやましいと思っていた

私の住む東の森の男どもは正直言って皆顔が濃い
無駄に毛深い上に
声もでかく
なんでもかんでも下品だ
しかも、全員私より弱い

このままでは、いつか勝手に決められた
毛もじゃ筋肉達磨と結婚させられてしまう

そんな風に考えていたシンデレラに一つの噂話が流れてきた
近いうちに王子の結婚相手を探す舞踏会が開催されるらしい

これを聞いた東の森のシンデレラは
周りの制止を振り切り、森の奥に最高の素材を集めに出かけて行ってしまった

森に入る事一か月
シンデレラは納得する素材が見つかったため帰ってきた

彼女が採ってきた素材は
グリフォンやドラゴンなど
東の森でも凶悪と恐れられる魔獣ばかりであった

それらの一番いい部分を引き剝がし、ひとまとめにすると
南の火山に住むドワーフの所へと出かけて行ってしまった

以下ダイジェストで

ドワーフ達とこぶしで語り合い、ドレスを作らせ
途中で(こぶしを使った)話し合いで平和的に従わせたペガサスに馬車を引かせ
村の男どもに完全武装させて従者として
城に向かったシンデレラ

王宮のものは地獄の軍隊が攻めてきたと思ったが
舞踏会の参加ということで、逆らったら何されるか分からなかったので
おびえながらもシンデレラを迎え入れ

王子はめちゃくちゃシンデレラにビビっていたが
王がシンデレラの機嫌を損ねたら国が滅びかねないからちゃんともてなすように言い
禍々しく凶悪な靴を見せられた瞬間王子は
「この靴は貴女しか履けない」
とかつぶやいたのを結婚の申し込みと勘違いしたシンデレラにそのまま(力技で)結婚に持ち込まれる

シンデレラが王妃になった後
シンデレラの強大な武力で周辺国とは(とても平和的なこぶしの語りあいで)平和になり
王子は浮気や遊びができるわけもなく、まじめに(おびえながら)政治をしたので国民は幸せになった
シンデレラも、イケメンの王子と幸せに末永く暮らしました

めでたしめでたし

いやー、勢いで書ける書ける

シンデレラの内容考えてると、どんどん新しいシンデレラをベースにした物語が浮かぶので、気づけば筆が進んでました
(細かいところはもっと書いていきたかったのですが、いかんせん長くなるのと妄想が止まらなくなるので断念しました)

ガラスの靴ってテーマで書いていたんですが
ライトノベルとかになりそうなテイストになってしまいました
前回の感動話とは違い、かなり力技な作品になったなぁと思います

こういった様々な変化を持たせられるのが
シンデレラの魅力だと思います
(今回の作品は名前と舞踏会が出てきたくらいで、全然違う何かになっている気もしますが)

次回は、このシンデレラシリーズを考えるうえできっかけになった一作
シンデレラIF(お姉ちゃんがただの掃除好きだったら)
を含むシンデレラの義姉に関して語っていきます

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