【BadBuddySeries】第4話感想 : 世界一切ないお泊まり会。【タイBLドラマ】
タイBLドラマBadBuddySeriesが好きすぎて記憶を失くしてもう一度楽しみたくなったので、気合いで記憶を失くし初見の心意気で感想を書き殴ろうという主旨のnoteです。
今回は第4話。
純度200%の切なさ。
気が付いたら泣いていました。
でも誰も何も悪く無くて、ただ恋をしただけ。
切ないけれど大好きなエピソードです。
では、いざ。
以下記憶喪失になります。
※全力ネタバレ注意※
4話のストーリーのラストまで触れているので各自お気を付けくださいませ。
人前では不仲な学部のリーダー同士。
ひとたび寮に戻ればただの仲良し。
こんなに可愛いことがあろうか、いやない。(反語)
回を重ねるごとにどんどんやり取りが自然になって、お互いに多少感じていたであろう気まずさや、どう接していいのか分からない距離感の掴めなさが、初回から考えると随分変わったなあと思います。寮の階段の踊り場での首脳会談、一生してていいのよ。猫ちゃんにビビってた!ビビってない!と言い合いながらナチュラルにきゃっきゃしててもうこの世の可愛いを踊り場に閉じ込めちゃったかと思いましたね。演技なのかアドリブなのか分からないほどナチュラル。
サボるPatらにぶすくれたかと思いきや、話の中からヒントを得て、学部同士の対立を敢えて有効に使う策を思いつくPranの悪い顔たるや。
3話ラストで協力を渋る仲間たちに働き掛けて動かしたPatといい、周りの人間の特性を理解して上手いこと動かす能力に長けているこの学生代表2人、実に頭が良くて格好いいですね。
片方がとにかく可愛くて庇護の対象扱いという関係性よりも、お互いがお互いを認め合う関係性の方が個人的に好みなので、BBSの2人もそうなっていって欲しいな。
遂に現れる恋のライバル、Ink。
そうだよね…何も起こらずに一生寮の踊り場でキャッキャしてるだけで1話終わるわけないって知ってた。ラブコメにライバルは付きものですよね。
心して受け止めましょう。
どうやら実は高校時代、Pranが転校する前に、2人と同じクラスに転校してきていたらしいInk。
教室でつまずいてえへへ☆みたいな感じが好きではないので、彼女がそういうタイプの女子ではないことを願いたいところです。
そして高校時代の回想。
転校生が可愛い女子だと分かり沸き立つPatたち。それを傷付くでもなくやれやれ…と横目で見ているPran。
Pranが高校時代からPatに惹かれていたのは3話の回想からもそうなんだろうなあと思うけれど、高校の時から明確に好きだと思っていたのかなあ。
もしかしたら、Inkが現れたことで認めざるを得なくなったのかもしれないなぁとふと思ったりしました。
きっとPranだって、気付きたくなかったろうにね。
Patは困っている人がいたら誰でも助ける人なのか、困っている人がPranだったから助けるのか、そこのところを詳しく教えて欲しい。
あー!でもなー!後者ならなって最初思ったけど、Patには前者であって欲しい自分がいます。
ていうかほんとどうでも良いけど虫がすごい(タイドラマあるある)
踏んでしまったイヤホンの代わりにと、部屋を訪れ自分のイヤホンを差し出す。…というのを口実?に遂にPranの部屋に侵入成功するPat。
掛け合いの勢いとテンポの良さに笑っちゃうけどここのPran本当に嫌そうすぎる。気持ち分かる。
「嬉しかったくせに♪」
うぜえ。笑
でも私なら汗だくのユニホーム頭から被せられるのも汗だくのまま布ソファに座られるのもガチギレ案件だし帰らせたら即ファブリーズ吹き付けるところなので、追い出した後にイヤホン見つめてちょっと嬉しそうにしてるPranは優しい。
講義室でこっそりPatにメッセージを送るPran。これ本当に気持ちが分かるけど、別に特別今言わないといけないことじゃなくても2人だけでこそこそやり取りすること自体が凄く楽しいんですよね…。
みんなには秘密でPatと恋人並みの頻度で連絡を取り合えていること、それが当たり前になって、知らず心が浮き足立っているPranの気持ちが凄く良く分かります。
そして、分かるだけに切ない。
高校時代、生まれてからずっと敵として接しなければならない存在だったPatに、恐らくPranが初めて買ったであろうアイスティー。
まさにPranの勇気が詰まっていたそのアイスティーは、談笑するInkとPatの姿を前に、結局Patに渡されることはありませんでした。
けれどあの頃渡せなかったアイスティーを、Inkは当たり前のようにPatに渡すことが出来る。
だって、InkとPatは「友達」だから。そしてそれ以上になることだって出来るから。
浮き足だった心からぷしゅんと空気が抜けていくみたいで、Pranの表情がとても切ないです。諦めることや期待しないことに慣れているみたいな、そんな顔。
恋人どころか友達にすらなれない2人であると、見ている私も思い出させられてしまいました。
あ、あ、あああ〜〜〜!!!
Inkに髪を直されるPat、どう見てもドキドキしている…。好きなの?恋してるの?いや恋してる顔してるやん〜〜〜。好きなの〜〜〜??ええ〜〜〜やだやだ〜〜〜(正直)
お手伝いに来たPaの可愛さが圧倒的癒し。
Patの様子をSNSで知り、ショック🥺とかではなく「あーそう!バス停修復サボってInkと会ってるわけねマジこいつ舐めてんのかコラ🔥」みたいなテンションのPran、推せる。Patのキザウインクにタックルしたくなる気持ちも分かる。でも怪我には気を付けようね。
彼らの生活圏内において、飲める店はここしかないのか問題。Waiよ、バイト先変えてくれんか。
ていうか薄々気が付いていたけどInk、気が利くし仕事出来るしサッパリしてて格好良い〜〜〜!!!
くっ…嫌いになる要素がない…。
高校時代、何度こうしてPatとInkが楽しそうに話しているところを遠くから見てきたんだろう。Patが引いた椅子には座らず荷物を置く行動が、せめてもの抵抗であり拒絶であり、心を守ろうとしているかのよう。
口元にだけ浮かべた笑みと光の消えた瞳のちぐはぐさに心が痛みます。そこに悪意が無くたって、自分が望んでも手に入れられない光景を横で見せ付けられるのは辛いですね。もう早く帰ろう。うん。
Pranの様子に違和感を覚え、部屋に訪れるPat。
気になる相手と食事をしていたのにPranの翳った表情気にして部屋来ちゃったんですか?それはもうそういうことなんじゃないですか?違うんですか?どうなんですか?と全私の心が叫びます。
様子を心配して食事を持って来てくれたり、怪我を心配して薬を用意して塗ってくれたり、Patの当たり前の優しさが必死に蓋をしたPranの気持ちを溢れさせてしまう。Pran、そんな目で見つめたら気持ちが伝わってしまうよ。どうしてこんなことするんだ?って瞳が語っているよ。PatはPatで、薬を塗っているだけなのにどうして見つめ返してくるの?
2人の絡む視線に、一瞬流れた空気に、なんだか見ていてドキドキしてしまいます。
その空気を払拭するかのようになんとか帰らせようとしているにも関わらず、メイク落としを貸してくれとか言い始めるPat。なぜか持っているPran。コットンに出す適量を丁寧に教えてくれるPran。はっ!あれはスポンサーのNIVEA…?(察し)
「エクボがかわいいな」
は???????????????
「俺にもあれば お前くらいかわいくなる?」
え、口説いてる????????????
口説いてるよね????????????
今Pranが可愛いこと前提で話進めたよね???????????
メイクを落としてあげていたら突然の爆弾発言。
ほらまたPranがフリーズしちゃった。グイグイくるPatをどう受け止めたらいいか分からなくてフリーズしてしまったよ。まあ私はニヤニヤが止まらないので一向に構いませんが!!!
結局おどけて部屋から追い出したけれど、ドアスコープを覗くPranは凄く嬉しそう。
このドアを閉めた後のPranの表情がPatには見えていないのが勿体無いなって思うくらい、いつもとても可愛いんですよね。嬉しさとか楽しさとかが隠し切れてなくて、今回は特に、幸せや期待で胸を膨らませているように見える。好きな人に可愛いって言われて、前よりどんどん距離が縮まって笑顔を交わせるようになって、楽しくて思わず笑顔になってしまう。お互い言葉にはしないけど、あれ?なんだかこれは?期待していいやつ?というワクワク期って感じがしてニコニコしてしまいます。うそ。超ニヤニヤしました。
ていうか関係ないけどエクボはもちろんのことPranの二重幅美しすぎないですか?見惚れた。
正式に気兼ねなく戦えることをなんだかんだ楽しんでいる2人。この世界のモブになりて「きゃ〜!!P'Pran!P'Pat!すーすーな〜〜!!」したい人生でしたね。トライ決めた後にPat煽るPran良すぎかて。あとクリロナPatくんはいる。
一方でPranの怪我が気になってたまらないPat。どうにか守ろうとするその真意を教えてくれよ。ただの友達、というかライバルにそこまでするもの?万全の状態の相手に勝ってこそ真の勝利とかそういう話?もう先生は分かりません。
どうかしてるぞ!とブラマヨ吉田並みのツッコミをKornが入れてしまうのも致し方ありません。
Patのこと好き?とInkに聞くPranの少し緊張した面持ちが、質問する前にコクリと動く喉が、Inkの気持ちがPatに無いと知り安心して緩む口元が愛おしすぎる。最初は冗談ぽく返そうとしたInkが、Pranの表情に何かを察するのもとても良い。そこからの返答もめちゃくちゃ良い。重くも軽くもなく、Pranの真意を汲み取って答えてくれている気がしました。
ただのライバルってだけじゃなくて、ここにも素敵な友情がちゃんとあるんだなあ。
そんな楽しそうなPranとInkを浮かない顔で遠巻きに眺めているPat。この時点でPatが何にモヤモヤしているのかは表情だけでは読めません。俺にはいつも喧嘩越しなのにInkとは随分楽しそうに喋るんだなって思っているのかもしれないし、バーで様子がおかしかったのはPranもInkのことが好きだからなのか?って思っているのかもしれない。
もちろん完全にPranを応援している身としては全力で前者を願いましたが、この願いが儚くも爆速で散ることを、この時の私はまだ知らない…。うっ記憶が。
それはそうとPatがわざわざ身につけ、Pranが思い出と共に心を痛めたInkの手作りブレスレット。
金取るんかい。笑
当時のPatも多分ドキドキしながら受け取った後に代金支払ったんだろうなと思うと笑っちゃう。
遂に来てしまった地獄のお泊まり会。
辛いのでみんな私の手を握っていて欲しい。
Pranのテリトリー、いわば心の内側とも言える部屋の中に、4話だけで実に3回も入っているPat。
2話ではPatに入られるのを拒んでいたことを思うと、勢いに負けたとは言え、知らず知らずのうちにPatに対してPranがどんどん心を許してしまっているという気持ちの変化の現れかなと思います。
ゆえに辛い。辛すぎるのです。
ラグビーの試合後にPranとInkが話す姿を見ていたPatが何を考えていたのか。それは「PranもInkのことが好きなのかもしれない」でした。
そしてわざわざ部屋に訪れたのは、それを確認するため。PranがInkを好きなわけではないのなら、これ以上対立せずに済む。Patなりの気遣いだったのかもしれません。でもさ、でもさ、
そんなのってないよ…(嗚咽)
Patの口からInkが好きだと決定打を聞かされてしまったPranの瞳には、みるみるうちに涙が溜まり始めます。それ以上何も聞かなければいいのに、堪えた涙に気付かれてしまわないよう、こぼれ落ちてしまわないよう、必死に会話を続けてしまう。
お前がInkなら俺を好きになるか?
Patの声音がとても優しく、あたたかくて甘くて、なんて綺麗で、静かで、残酷なシーンなんだろう。
ギターを持っていてくれたことも、プレゼンで力になってくれたことも、高校時代に短い間だけでも同じバンドにいられたことも、Patが発する思い出のその全てが、Pranが何度自分の気持ちを否定してもPatにまた恋をしてしまった瞬間でしかなくて。
涙がこぼれ落ちてしまわないよう、力を入れたPranの唇が戦慄くのが辛くてたまりません。
俺はお前が大嫌いだ、なんて。
俺はいい男だろ?
俺よりいい男を見つけてみろよ。
頼むPat、もうやめて。大号泣。(私が)
あなたの横にいる人は、誰よりもあなたの良いところを沢山知っている人です。あなたよりいい男を見つけても、あなたに恋をしてしまうのです。
膝を突き合わせて教えてあげたい。
耐え切れずに横を向いてしまったPranの瞳から流れた涙の跡が美しくて、切なく悲しいシーンなのに思わず引き込まれてしまう。
すーすーと健やかに眠るPatの横顔を見つめながら、少しだけ微笑みを浮かべていたPranはどんな気持ちだったのだろう。
こんな馬鹿な奴に…と思っていたのか、俺って馬鹿だな…と思っていたのか、もう二度と見られないかもしれない寝顔をただ見つめていたのか、その真意は分かりません。分かるのは、ただ愛おしい気持ちがそこにあることだけ。
声も上げず、誰にも気付かせないまま、Pranの恋が終わろうとしている。
たった1人で終わらせようとしている。
辛すぎて何度見ても涙が出て来ます。
でも、だからといってPatが悪いという話でもないと私は思うのです。
神の視点から2人を見ている私たちは、扉を閉めた後に、Pranがドアスコープを覗いて嬉しそうに笑っていたことを知っています。
貸してもらったイヤホンを、クローゼットにしまい込んでいた腕時計を、LINEの友達登録画面を、嬉しそうに見つめていたことを知っています。
でも、Patは知らないのです。
なぜならそれはPranにとっても知られてはならないトップシークレットだから。
何かと突っかかってくる子どもの頃からのライバルと気が付いたらよく喋るようになって、そのうちに、なんだよ笑うと可愛いなこいつって思うようになった。
困ってたら助けてやりたくて、悩んでたら力になりたくて、怪我してるなら庇いたくて、元気がないならまた突っかかってくるくらい挑発してやろう。
そんな風に、PatはPatでとても純粋にPranを思っている。
全部知っているからこそPatが思わせぶりなことばかりしているように思えるけれど、Pat自身が自分の恋愛対象を女性だと思っている以上、この行動の源にあるものが何かを気付く術は無いと思います。
だってそこに疑問を抱くことすら無いのだから。
どちらかが悪いわけでは無いからこそ、このシーンにはどうしようもない切なさが満ちている。人それぞれ感じるものは違うと思うけれど、私はそう感じました。
だからほら、Patがそこに気が付くきっかけが5話あたりに転がってるといいな。ほら、チェック項目とか、なんかそんな感じのやつ。うん。
ということで4話はここで終了。
我ながら記憶喪失設定に無理を感じ始めましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます!
どうかPranの恋が終わりませんように。
いざ、運命の5話。
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