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mixi移植計画【2006/10/20 うる星やつら。】

mixi日記移植計画
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【2006/10/20 うる星やつら。】

なんか今日は「うる星やつら」についてクダ巻いてみる。

先日、会社で残業中(とにかく待ち状態だったので暇だった。そいつが作業終わらないと帰れないってんだから…)にいきなりラムちゃんが描きたくなったので描いた。
そうなんです。今でもラムちゃん描きたくなるんですよ。(笑)

私がヲタクになったのも、同人誌を作るようになったのも、元は全て「うる星やつら」。
絵柄は言わずもがな、ギャグのパターンから台詞の言い回しまで、留美子作品には、それはそれは多大な影響を受けてきました。(今も結構残ってますヨ…)

「うる星」の漫画の中には、知的なネタも沢山散りばめられていて、当時小6だった私は辞書を片手に、そこから語彙を増やした覚えも。
「古色蒼然、旧態依然、崩壊寸前!」(←この3段フレーズは、京極夏彦の小説でほぼそのまま使われていたのでビビった。こんなトコにオマージュ表現がッ?みたいな・笑)とか「お前、目が尋常じゃないよ」とか。
小学生には難しい言葉だったんだよー。

他にも、「烏天狗に育てられた牛若丸は『crow義経』」とかね。本当ウマい事言うなぁと。
あと、「酔っ払いの論理に定義付けは不可能だ!」。コレも真理だよなぁ(笑)
さらに独特の擬音とか。
「ちゅどーん」とか「ぱたたた…」とか「しゅたっ」とか「ずもももも」とか「ぎっちょん」とか。

そして、うる星の中には、「こんなだったら楽しいな」っていう「夢の学校生活」のシーンが沢山盛り込まれていて、それも大きな魅力だったなぁ。

教師と生徒の買い食い攻防戦とか。
その中で生徒でありながら教師側に味方する生徒会とか。
学生運動を髣髴とさせる、あのドタバタ感が好きでした。
机と椅子でバリケード作ったり、闇鍋パーティー始めたり、早弁のソーセージ一個から大騒動になったり、校庭に牛車で乗り込んだり。
教室の窓の外を色々とオカシナ物が通ったりね。
ロッカーから雪女とか信楽焼の狸が出たりとかね。
やべっ キリが無い……

うる星はアニメも観ていましたが、原作の方が好きでした。(アニメ版も傑作は沢山ありますが…)
原作ラムの、サバサバ感&実はかなりガサツ者な所が好きで。
石鹸1個作るのにも、レシピ通りに分量を量れ、と言われているのに「こんなもんだっちゃ」で済ませ、結果失敗して「おっかしいなー?」みたいなね。
あと、悪気が無い所(←ランちゃん曰く、『これが一番厄介』)とか。(笑)

――そうなのよ。原作ラムは、ビキニ一丁にもかかわらず、全くエロくないんですよね。
あの爽やかさは女性が描いていたからこそかもしれない、と思っています。

そして今も留美子作品は大好きですが、この歳になると、「らんま」や「犬夜叉」などの「少年誌もの」よりも、成年誌にたまに発表される短編の方がグッと来ます。
「高橋留美子劇場」という名前でアニメ化もされたアレです。
オススメです。
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文中に出て来る「ラムちゃん描いた」は、TOPのラムです。2006年当時の私の絵柄w
昔のなので、もう高解像度のものは残ってなくて。すんまそ
そしてさらにさらに今も、高橋留美子先生はmy神ですよ。変わらず。
子供の頃、先生の漫画から勝手に学んだであろう技術のいくつかは、現在の私の創作活動の中にもちゃんと居ます。
(2020/05/26)

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