mixi移植計画【2006/02/09 コスプレ懐古の話とか。長いよ?語るよ?】

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【2006/02/09 コスプレ懐古の話とか。長いよ?語るよ?】

前回の日記でチャイナ服の事に触れたら、連鎖してコスプレイヤー時代を思い出してしまったので、今回はそのネタでクダまき。

私がコスプレでチャイナを着る時は、大抵自分の主催するダンパでした。
他のコスよりも楽ちん(チャイナ服は既製品なので、他の自作服よりも壊れにくいし、パーツも少ないし、着るのも楽だし早いしね)だったので、チャイナを着て受付に座って金庫番してました(笑)
仮にもスタッフなので、あまり動きの取れない格好(壊れるのを気にしていなければならない格好)をしてしまうと、何かと不都合だったというのもあります。

つか、コスプレダンパに行っても、踊らなかったしな 私。
踊らないんだけど、コスプレダンパ自体は好きで、よく行きました。あのダンパの雰囲気が好きだったんですよね。
大音量でアニソンが流れるフロアの隅で、皆が踊ってるのを見てるだけで、それはそれは楽しかったものです。
まだコスプレ業界自体が今ほど規模も大きくなく、関連ショップも今みたいに溢れてなかった頃です。
個人で公民館とかのホールを借りて、ホール代に充てるためのギリギリの参加費を参加者から頂いて、自主運営しているタイプのダンパがほとんどでした。
一回の参加者数は、まぁイベントによってばらつきはありますが、百人~数百人だった気がします。
スタッフ側も参加者も本当に楽しんでいて、その手作り感も魅力でした。
そのうち、【これ(コスプレ)は金になる!】と目をつけた業者が参入してきて、コスプレダンパはどんどん手作りイベントの風味を失っていきました。

そして、時代の波なのか、時間をかけて手作りされていた服は、次々と参入してきた業者によってどんどん既製品として手に入るようになり、低年齢層の参加もどっと増え、コスプレイヤーのマナーは低下の一途を辿り……いつのまにか私の心も折れてしまいました。

現在、近所の遊園地でも、月一くらいで「コスプレ入場していい日」があって、その日は開場前から駅前がレイヤーでごった返しています。ワーワーキャーキャー、それがまたうるせーのなんの。まるで女性の沢山来る日(ヤオイの日・笑)のコミケ会場のようです。
まぁこれは余談ですけど。

結果、私は
「コスプレは大好きだけど、コスプレイヤーは嫌い(-_-#」
という矛盾した観念に行き着いてしまいました。自分もコスプレイヤーだったのにね…。

友人と、約5年に亘って開催し続けてきたコスプレダンパも、諸事情が重なり、2000年の春を最後に活動を永久凍結しました。
周囲からは「ここまで続けたのに勿体無い」と、有難いお言葉を沢山頂きましたが、まぁ色々あったのよ。

これを最後に、私はコスの世界からはすっかり抜けてしまいました。


「アキバ系」の流行や、企業の参入等で、どちらかというとアングラな趣味だった「コスプレ」が世間に認知され始めた(?)のは、まぁ、概ね喜ばしい事だと思います。
でも、コスプレ人気が高まったことで、心無いレイヤーが増殖したのもまた事実。

私は「マイナー・メジャー度にこだわらず、自分の好きな作品・キャラのコスプレをする」のが基本だと思ってましたが、
最近は「人気があるから、写真を沢山撮ってもらえるから、作品やキャラは知らないままにコスプレする」という人も多いようです。
なんかそれは違うだろ~…と思ってしまうのは私がオールドタイプだから?(^_^;)

今も全国どこかで毎週のように開催されているであろうコスプレイベント。
その芯にあるコスプレイヤーの思いは、今も昔も変わらずにあって欲しいと思うのは年寄りのワガママでしょうかね。
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上記に出て来る「近所の遊園地」は「としまえん」でございます。
当時は豊島園駅徒歩3分のアパートに住んでたんだよな…
つか、コスプレがこんな巨大な市場になるとは、この時ですら思ってなかったですよ。
(2020/05/25)

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