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地域とともに「cafeあさあけ」

矢幅駅から徒歩5分にある「cafeあさあけ」
道路沿いの大きな2つの看板、のぼりが目をひく。
「よく場所がわからないと言われるんですよ。私も入社する前に
目の前まできて通りすぎましてね~」
と笑いながら話してくれたのは、職業指導員の野里義信さん。
(お写真をお願いしたのですが、恥ずかしいと…うーん残念)
 Cafeの前に咲く綺麗な花も野里さんが毎日手入れしていると
スタッフの方がこっそりと教えてくれました。

北進すると右側に看板が見えます

地域で暮らしたい、活動したい、働きたい


cafeあさあけは就労継続支援B型事業所です。
「明るく、楽しく、元気よく」
「地域とともに歩む」
「ひとりひとりがかけがえのない大切な存在」
この理念のもと障がいがある方の就労訓練の場となっています。
 
一般企業から転職してきた野里さんは、就労訓練の事業所として、
なおかつ美味しい商品を作りたい!と試行錯誤を繰り返したどり着いた先が

・利用者さんが出来る作業は利用者さんに、出来ない作業は職員が
・働く事が楽しくなるように工夫する
・利用者さんが出来る事を重ね、自分も働いて社会の役にたっているという     意識を作る
・食品に関わる仕事なだけに手洗い・衛生管理は徹底的に!

就労は楽しいだけではない。守らなければならない事は徹底的に対策を講じクリアし、やりがいのある仕事をしているという意識が利用者さんに出来れば働くモチベーションもパフォーマンスも上がる。美味しい商品が出来上がると考えたのです。

地域への貢献


以前からある自家商品のロールケーキだけでは毎日地域の方がお店に足を運ぼうと思わない。
自分達が作れる美味しい食べ物はなにか?悩みに悩んだ結果

「農家の方のこびる(おやつ)にもなるもの」
「毎日飽きずに食べれるものはパン」

ちょうど会社に眠っていた古い機械を利用しパン製作を開始。
現在では菓子パン25~28種、食パン・がんづきなども製造しています。
『かんづき味噌』は葛巻町が地元である野里さんの自家製味噌を使用。
以前町内業者から、がんづき味噌の作り方を教えて欲しいと言われた事があった。ライバルになるにも関わらず丁寧に教え、新たな矢巾町の特産物が出来上がり地域へ貢献した。

季節に合わせてラインナップが変わるのも魅力的です


 

進化し続ける

地域とともに歩み、活動し進化し続ける「cafeあさあけ」
cafeの前に咲く沢山の花のように見ているだけで元気がもらえる。
美味しいパンを食べて笑顔になる姿 「さ!農作業また頑張ろう!」
次への原動力を与えるパンを作っているcafeが「矢巾町」にある。
今後どんな風に進化していくのが楽しみだ。

お花屋さんと間違えられる程綺麗なお花が沢山咲いています


                        文:ほそやまきこ

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