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キャピタルゲイン狙いの3つの投資法

キャピタルゲイン狙いの3つの投資方法

キャピタルゲイン狙いの投資方法は基本的に、ディレクショナル、アービトラージ、スキャルピングの3つとなる。

ディレクショナルとは、上げ下げの方向にポジションを取るもの。ごく一般的な買い保有や、空売りがこれに当たる。

アービトラージとは、売りと買いを組み合わせるもの。通常は、割安を買うと同時に、割高を売るものだ。

スキャルピングとは、頭皮を剥ぐことから転じて、少しの利益を狙っての売買を意味する。つまり、上げ下げの方向にポジションを取るものの、少しでも思惑通りに動けば、利益を確定するものだ。

では、私が常々お伝えしている「波動の山谷を取ることを狙う」、「山越えを待って売り、谷越えを待って買う」とは、どういうものだろうか?

基本はディレクショナルで、ポートフォリオ運用では上下のディレクショナルを組み合わせたアービトラージで、スカルピングでも収益の最大化を狙えば「波動の山谷を取ることを狙う」ものとなる。

ディレクショナルとは

ディレクショナルとは、上げ下げの方向にポジションを取るものだが、上げ下げはいつまでも続かない。上げていたものでも高値を付けた後は下がり、下げていたものでも安値を付けた後は上がる。つまり、最も効率的なディレクショナル・トレーディングは、「波動の山谷を取ることを狙う」、「山越えを待って売り、谷越えを待って買う」ものとなる。

アービトラージとは、割安を買うと同時に、割高を売るものだ。では、何を割安、割高の基準とするのか? ファンダメンタルズ分析や、標準偏差などでの「理論値」は、しばしば価格と連動しないので、そうしたアービトラージではLTCMのようにノーベル経済学賞の頭脳を抱えるファンドでも破綻する。

最も安全かつ確実な基準は、価格そのものの割安を買うと同時に、割高を売るものだ。つまり、チャート上の谷近辺の銘柄を買い、山近辺の銘柄を売ればいいことになる。これは「山越えを待って売り、谷越えを待って買う」ことを、異なった銘柄で同時に行うアービトラージを意味する。

スキャルピングでも収益の最大化を狙えば、秒足の「波動の山谷を取ることを狙う」ものとなる。もっとも、そんな細かなトレードでは、手数料、スプレッド、スリッページなどでコスト割れしてしまう可能性が大きい。金融機関は手数料、スプレッド、スリッページなどをプロフィットに変えることができ、小さな利幅を大きな金額で補うことができるので、スカルピングでも儲けられるのだ。

最も効率的な運用

最も効率的な運用とは、「波動の山谷を取ることを狙う」、「山越えを待って売り、谷越えを待って買う」というシンプルな方法だ。中長期投資ならば日足を、短期トレードならば分足を使えばいい。

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