縁、そして絆🫶🏽(後編)
2023年7月28日に行われたバーレスクTSダンサーのせなBDイベントについて回顧録。よろしければ前編も読んでください🙇♂️
ここからは各部のクイーン演目からピッグアップして書いていきます。
1部 ~ボントゥビ~
事前に本人から各部のテーマが告知されていた。1部は「光」
そのテーマ通り、OPのFCDからせりソロのWelcome to Burlesque〜ゆいのボーカルのExpressとShow me、これぞ王道のバーレスクショーでグッとお客さん達を惹きつけておいての、せなクィーンのSuger Free🧂🫰🏾と極楽🪭🐙に、間にはお客さんとのコールandレスポンスで盛り上げるB演目の怒涛の構成で畳み掛けて、〆に来たのがBorn to be wild🏍️(通称:ボントゥビ)
じあのバースデーで解禁された新演目で筆者は参戦が叶わなかったのでTSでは初見。せっかくTSに来たんだから、普段の自分脱ぎさってワイルドにいこうぜっ!っていうアッパーチューン。踊ってるみんなホントに楽しそうなんだよなぁ。だからこっちも開放できる。ボントゥビ先輩のういとのマッチングも最強でした👏
2部 ~吉原-キルディス~
怒涛の1部を終えて小休止してると、センターサークルにはレッドカーペットを敷いた階段が。その瞬間すべて察した。2部の幕開けはアレだと。
色んな所で書いてるが、とにかく筆者は吉原ラメントが断トツNo.1に好きな演目である。誤解を恐れずに言うのであれば、ショーガールって令和の花魁🌸っていう解釈をしていて、吉原は曲に合わせて人間としての苦悩と花魁としての矜恃、そして瞬間風速的な「艶」を使い分けるクィーンが筆者の中の理想像。
普段からセンターを務めている演目だけど、この日は特別Ver.としてセンターサークル後方からの登場。1人での登場だが、我々には沢山の従者を引き連れる太夫の練り歩きが確実に見える。吉原をyavay時代から大切に踊り続けて来てるであろうせなちゃんの太夫の貫禄、まさに古今随一天晴れなりでした。特に大サビ前の着物脱ぐシーンから感じられる強烈な「艶」と儚さは、そう!これなのよ!ってなった。
もう1つ取り上げたいのはクィーン初挑戦のキルディス👹、こっちもエグイのよ。普段の柔らかい笑顔のせなちゃんとは180度真逆の眼光鋭い憑依系。ほんとに背筋がヒヤリとした。序盤の這って動くところも、大サビ前の咆哮も初回にして最高のムーブだし、棺桶に閉じ込められてもなお抵抗する姿、今なお至高のパフォーマー目指して、こんな棺桶に留まってられねー、と言わんばかりの強烈な野望を勝手に妄想してました。
(ちなみに全員ハイキックは見逃してません✌️)
2部テーマは「影」1部と真逆のテーマの中、演目1つ1つの世界観を大事にしたセトリだったなぁとしみじみ。心が満タンになる、そんな時間でした。
3部 ~Sensation-プニパニ-甲賀~
そして3部、テーマは「自分らしさ」と言ってたけど、筆者なりの解釈をするのであれば、来場してくれた皆さんへの感謝の部ってことになるのかな。
まずOPに選ばれたのは「Sensation」筆者は長年バーレスク大阪に通って慣れ親しんだ演目だし、当日の同席メンバーはその時代を一緒に楽しんだ仲間たち。そら刺さりに刺さりますよ🍸
この演目で何が好きかって、当日出勤メンバーがオールスター(確認できないから全員じゃないかもだけど)で揃うこと。もちろんステージに立つ人数が多けりゃいいってもんじゃないけど、1人1人が強烈な個性を放ちながら、クィーンに彩りを加える。スターターとして最高の演目だなと再認識させてくれました。再演熱烈希望
そして、店内総ざわざわ状態から始まった黒パニ、いやプニパニ😂
本人はサラミ🍖投げたかっただけ、と言ってるけど当日を華やかに彩ってくれたBチームへの感謝のカタチなんじゃないかって勝手に思ってる。AチームメンバーのイベントはどうしてもB演目の相対的な関心が下がってしまうのは仕方ないこと。でもそんな中でBチームのみんなは出来うる最高のパフォーマンスで場を温めてた。そんなメンバーへの感謝をまさかの(!)プニパニ降臨でお返ししてたのかなぁと。あと、ステージに上がってた皆さんが長年せなちゃんを応援してる皆さんだったのも、せなちゃんなりの感謝のカタチなんだろうなぁ。
そして3部のラストは「甲賀忍法帖」、結びのところでも書きたいと思ってるんだけど、これせなちゃんが歩んできたショーガール人生で大切に育てた「絆」が産んだ奇跡だと思う。yavayだって営業あるのに快く衣装を貸し出してくれてるし、TSだって系列とはいえ自店舗とテイストの違うアニソン演目を許可してるし、そして、おそらくTSでは二度と披露されることはないかも知れないこの一回のために振りを覚えたTSガールズ達の献身的なサポート。せなちゃんをリスペクトする周りの協力なしにはきっと成立しなかったであろう一夜限りの舞🌸ほんとにその場に立ち会えて、まさかのおかわりタイム(トラブルのため)まで見れて幸せの絶頂でショー大団円となりました
結び
今回は全部でスペシャルな幕間映像が。せなちゃんが名古屋にきてからの約1年間を自撮り、TS関係者やお客さんが収めた画像や動画で振り返る感動の動画。いやとんでもない膨大な数のデータ。筆者も数枚送ったけど、全部使われてたことに驚きだった。想像だけど全部使ってるんじゃないか...そしてBGMには「tell your world」。オールドファンにはたまらねぇ選曲で、せなちゃんのメッセージ読んだら涙腺我慢できる人いない😭一言一句噛み締めました。
せなちゃんは「出会ってくれてありがとう」という言葉をよく使う。この広い世界で出会えたことは紛れもなく「縁」が導くもの。それだけでも奇跡だと思う。でも、その縁を「絆」に変えるのってその奇跡の入り口から更に細い光を辿った先にある境地。
せなちゃんが歩んできた約6年のショーガール人生で「絆」は確かに築かれていたのだと思う。日本各地から名古屋に駆けつけるお客さんたち、今は違った場所で活躍してても、当日出勤を蹴ったり、時間の許す限りだけでもと見届けに来る戦友たち、名古屋でせなちゃんの背中を見て成長していく後輩たちが集う空間。1人1人との出会い・積み重ねてきた時間を大切にしてきた彼女だからこそ一体となって最高の空気感を産み出したと確信してます。
そしてここまであまり書いてこられなかったですが、当日のTSガールズの並々ならぬ気迫🔥にはホントに圧倒された。
例えばなりの羽化は今まで見たことない気合の表情(決して通常日に気合が抜けてる、って言いたい訳じゃないので挙げ足は取らないように⚠️)、ゆいのの力強いボーカル、セトリに自身のソロパを組み込まれ全身全霊で踊りきったせりとよう、挙げればキリがない。
既に自身の単独イベントを経験済みのコもいれば、まだのコもいるけど、このせなちゃんの勇姿、しっかり胸に刻んで高みを目指して精進して欲しい。みんなだってTSの伝説を築いて行くための重要なピースなのだから
最後に
出会ってくれて、名古屋に導いてくれてありがとう
この言葉だけはせなちゃんがいつか卒業する日までずーっと言い続けます😤
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