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小ネタ:プロスペクトのトレードは難しいからNPBではやらないほうがいいよ

ヘッダー:ヌートバーをトレードに出してもいいと思っている🤓

※これ以降基本全部感覚で話してます

はじめに

 ロッテ山口航輝選手とカープ遠藤淳志選手のトレード案を呟いたオタクが(まあそれ以前のなんやかんやもあったようですが)ドカ燃えしていたので、それに触発されての文章です。あんま知らんことに首突っ込むのもアレだけどね。
 メジャカスでパワプロ脳なオタクくん的にはトレード含む選手の移籍はもうちょっと活発になってもいいのになと思わなくはありませんが、少なくとも「分析」を名乗るのであれば自チームの戦力しっかり把握していることは前提として求められるでしょう。よく知らんけどロッテは山口出せんやろ。

 本題に戻って、プロスペクト(=期待の若手)のトレードというのはMLBではよく見られる光景です。既に完成しているスター選手とのトレードだったりあるいはプロスペクト同士だったりといろいろですが、まあやっぱ難しいよなと思います。当然その後めちゃくちゃ伸びるリスクは承知でやるわけですが、特に近年は筆者の贔屓の球団であるところのセントルイス・カージナルスちゃんが出すプロスペ残すプロスペの判断がド下手くそなので尚更。
 若手のトレードがどれだけ難しいのか、せっかくなので2つの例を紹介しようと思います。一応裏に勝ちトレードもあるんですけど、今回は失敗も多いんだよという趣旨なので紹介しません。アレナドのとか(コロラドさんサイドにも問題あったとはいえ)えげつない鮫トレだったりはする。基本的にいいチームなので気になったら調べてみてください。ヌートバーもいるしね。でも今年の試合は見ないでくださいね。

プロスペクトとスターのトレード

 これはよくある話で、わかりやすいところだと昨年エンゼルスが大谷選手をトレード放出して対価として未来の有望株を取ってくるかも〜みたいな形で日本でも広まった感がある。

◯マーセル・オズーナ⇔サンディ・アルカンタラ、ザック・ギャレン、その他2名(2017年12月)
 17年シーズンに素晴らしい活躍をした当時マイアミ・マーリンズ所属のマーセル・オズーナを取りに行ったトレード。彼は活躍しましたし19年に地区優勝したので別にそれ自体は良かったんですが、対価がよりにもよってそれぞれマイアミとアリゾナでASレベルの大エースになっちゃっているのが。サンディ・アルカンタラは22年ナ・リーグサイ・ヤング賞を受賞し、ギャレンも同投票選出常連。こっちはグレイ、マイコラス(巨人にいた人です)、リン、ギブソンのへろへろおじさんローテだというのに。とはいえ多少長めに持てるスーパースターを取りに行ったので対価が高くなっちゃうのは仕方ないですけどね。

 ここで残す判断をしたフラハティやハドソンがついぞ開花しなかったのもまたポイント。まあフラハティはデトロイト・タイガース移籍後めちゃくちゃ調子良さそうですけどね。こないだもなんかセントルイス・カージナルス?とかいうチームボコボコにしてましたよ。

6回13Kって、なに?


プロスペクト同士の交換

 今回の話に近いのは多分こっちだと思うのですが、これはマジでやめたほうがいい。おまけでUTとかリリーフとかついてはいるけど基本若手が足りてない部分同士の交換だよね〜ってやつ。若手同士がメインのパッケージは本当にやめたほうがいい。ただのギャンブル。水原一平。勝ったらいいけど負けたらめちゃくちゃ腹立つんだから。次の例見たら全員納得します。

◯マシュー・リベラトーレ⇔ランディ・アロザレーナ(2020年1月)
 
正確には他にもドラフト指名権やホセ・マルティネス(セントルイスが出した)などがついていたトレードで、交換相手のレイズにはマルティネスとポジションが被る筒香嘉智選手がいたので日本でも「筒香の立場が!三塁に移るのか!」なんてふうに報道されていた気がします。
 当時のセントルイスさんは外野戦力がメジャーレベルにもプロスペクトにもかなり充実しており、実際戦力を整理する必要はありました。ここちょっと「石川慎吾がいるから山口航輝はいらない!」みを感じますね。いくらか放出するついでに薄くなってる別ポジの若手有望株取れたらラッキー!くらいのことを考えていたわけです。このトレード相手のマシュー・リベラトーレはレイズの18年ドラ1で、あとセントルイスの現二塁手ノーラン・ゴーマンの幼なじみということでストーリー性もあっていい感じです。24年5月現在も開花したとはちょっと言えませんが、まあまだ若いしね。



 えー、それで出したランディ・アロザレーナさんのことなんですけど、申し訳ありませんが説明できません。なぜなら脳が破壊されてしまうので。

 この人です。説明終わり。おれが横浜からいなくなった細川成也さんの活躍に脳を破壊されずに済んでいるのは、ランディ・アロザレーナさんに既に脳が破壊されているからです。

この活躍にトレバー・バウアーさんもニッコリ。


おわりに

 反応の中にこの論調が多くて割と驚いたんですが、「トレード予想は失礼!」という意見。同業他社に転職したら環境がよりよくなってより良い結果が出るんじゃない?という発想は別にあってもいいと思います。パテレの再生回数的に澤村拓一選手のことはみんな好きっぽいしさ。それはそれとして、あのツイートの文面は伸びしろを決めつけるようで山口選手に対して失礼だったとは思いますが。

 なんでもかんでもメジャー流にする必要はないですが、こういう議論が起こるのは見てるぶんには面白いですよね。つまらないハンスンジャンとか言われてたのは笑った。あんま知らないけど韓国とか台湾とかってトレードどんな感じなんだろ、とかも思う。NPBではトレードが盛んでない分プロスペクトの正当な評価が難しく、よりハイリスクになってくるんじゃないかな、と個人的には思います。FA間近のフランチャイズスターとかも引っ張れないだろうから見合ってそうな対価を見繕うのも難しい。あとはトレードではないですが、細川成也選手も現役ドラフトの指名順かなり後ろだったみたいな話もありましたよね。各フロントもそのファンもプロスペクトの価値を定量的に測ることができていないような現状を考えると、まあやんないほうがいいんではないかという結論に落ち着きます。

 思いつきで書き始めたので特別なにかオチや考察があるわけではないのでこのへんで終わりたいと思います。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。


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