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私がトリマーを目指した日

物心がついた頃から、いろんな生き物がいる家でした。
小学校の教員だった両親が授業で使ったカブトムシ、ホタル、メダカを持ち帰ったり、当時はまだ「野犬」と呼ばれていた野良犬が、飼育小屋のうさぎを荒らすなどという事もあり、学校のうさぎを預かったり・・・

母が生き物が好きだったみたい。
家では犬も猫も鳥も飼っていて、生き物がいるのが当たり前の生活でした。

とはいえ、私は勉強には全く興味がなく、野山を駆け回って遊ぶ野生児。
親に懇願されてとりあえずの短大に入り、卒業して仕事に就きました。

トリマーを仕事として考えたのは結婚して30も間近のころ。
当時飼っていたシーズーが子供を産む際に、亡くなったのが一つキッカケとなりました。

幸い産まれた子供5匹は、私が授乳して無事育ちました。
しかしながら、その時自分の無力さに苛まれました。

自分が獣医だったなら・・・

生き物を飼われている方は一度は想像したことがあるはず。
私が獣医だったならあの子を救えたのだろうか。

夫はサラリーマン
私は28
近くの獣医学部のある大学は・・・

今から獣医を目指すのは難易度が高い。
でも即座に少しでも知識が欲しいと、その年にトリマーと看護の専門学校の入学を決めました。

学生と主婦
2年間の兼業生活の始まりです。





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