チラシ表イマーゴ

DMF vol.8「イマーゴメモリ~imago Memory」

Insectmemory series 3rd recollection 

2009:12/16~20 @新宿スペース107

作・演出 宮城陽亮

STORY AD2053年 関東大震災から20年、再び大都市に成長した近未来東京、テクノロジーの発達により個人による犯罪が多発していた。犯罪予告に大胆な犯行、まるでアルセーヌ・ルパンや二十面相のような「怪盗」を彷彿とさせる者達が発生する。彼らは恐怖と畏敬の念をこめて「怪党(カイトウ)」と呼ばれた。
震災後、再開発を放棄された土地はスラム化し「アリ塚」と呼ばれる貧民街が都内に点々と生まれた。アリ塚は警察が手を出せない無法地帯と化し犯罪者や怪党が潜伏するようになる。ここは震災前「アサクサ」と呼ばれたアリ塚、唯一焼け残った雷門だけがその面影を残す。
追手から逃れるため主人公・細羽蒼真がカリンと共にこの地に辿り着いて三ヶ月、蒼真は私立探偵を生業に暮らしていた。
主な依頼は外からアリ塚につれてこられた人間の捜索。蒼真はアリ塚に迷い込んだ幸音(このん)という女性を捜し当て、そして彼女の父親が警察幹部だと知る。外の世界への強いパイプを手に入れ、蒼真は最愛の女性・妃乃を元の身体に戻すために動き出す。
だが彼女を治すことはラーバルメモリで作られた虚構の人格・カリンの消滅を意味する。ある日カリンは自らの意志で失踪した・・・
記憶とともに消えてしまった「妃乃」と、これから消えてしまう「カリン」
彼女達にとって本当の救いとは何なのか?彼女を追う蒼真の前に現れた「仮面」の男、それは20年前この世を震撼させた伝説の怪党「エグリバ」だった。だが、かつてエグリバであった蒼真の父・古賀解はすでにこの世にいない。対峙する怪党の仮面の奥、その瞳の正体は蒼真のラーバルメモリに記憶されていた・・・・
インセクトメモリシリーズ~Insect memory series  血液を流れる記憶装置 その宿り主に100%完全再現の追憶をもたらす 覚えて忘れない、それがラーバルメモリ・・・
2008年10月「larvalMemory」@新宿スペース107
2009年2月「PupalMemory」@東京芸術劇場
本作「imagoMemory」と続く 近未来東京を舞台にしたハードボイルドSF活劇。
ラーバルメモリに運命を狂わされた細羽蒼真と妃乃のラブストーリー
二度目の高校三年の夏、蒼真は妃乃と出会い、二人は恋に落ちた。 一年に一度記憶を失ってしまうために記憶の蓄積ができない妃乃 二年ぶりに出会った彼女は蒼真を忘れ、 ラーバルメモリで植えつけられた偽りの記憶によって 「カリン」という名の別人になっていた。 「もう一度彼女に会いたい」 記憶よりも大切なもの「イマーゴ」、終焉への羽化がついにはじまる。
STAFF 舞台監督/西廣奏舞台美術/泉真照明/柳田充(LEPUS)音響/佐藤春平・上野雅音楽/滝澤俊輔ダンス曲歌唱/笠原あきらエンディング曲/フロムナウ(松井陽明・二木元太郎)ダンス構成演出/福地慎太郎アクションディレクター/NAO-G(G-S.A.C.)衣装/Lin小道具/mocchi・wakahaチラシ写真撮影/佐藤拓央映像撮影/春山聡(疾駆猿)制作/松本朱音  宣伝美術/長谷川勝章(tubest)  Web制作/笠原あきら

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