アンソロどうしてそうなった

 せっかくだから~と調子に乗って長々とおしゃべりします。字しかない!趣味で書いたエッセイみたいなものです。

最下部のおまけは公開終了しました!(←2022年3月6日編集)

【主皆入浴アンソロジー「Floating flower」ができたわけ】

<大昔の話> 

 私、九龍は無印発売当時に通過しており(正確には半年後スタートくらいかな)、九龍紹介者の推しである皆守を横目に見つつ、私は夷澤が好きになる予想でした。結果的にはずぶずぶの主皆主の民となり、絵も描いてたし小説も描いてたな。当時は複数ジャンルごっちゃの個人サイトも持っていました。成人向け作品もあったよ。
 イベントに行ってでっかいバッグいっぱいに同人誌を買い漁ったはいいけれども、重すぎて足も肩も痛くなったり、自転車のバランス取れなくて挫けそうになったことなんかも今では良い思い出です。本を出す側に立つイメージは、なかったんだよなぁ。

 間に色んなジャンルを味わいつつも、頭の中にはずっとずっと九龍妖魔學園紀、というか皆守甲太郎がいて、ラベンダーを始めとしたアロマへの興味やカレーへの興味を持ち続けてきたし、主皆妄想だけは毎日してきました!質はいわずもがなだけれど、毎日想ってきたこと自体はなんかちょっと自信かもしれない(笑)でも漠然と、いつか終わりがくるのかな。なんて寂しくなったこともありましたね。
 このころ、出産・育児やなんかで何年もサイトに触らないうちにサービスが終了してデータを全て失いweb世界にも永遠などないということを思い知ったから、その寂しさと重なったかもね。

<数年くらい前からの話>

 「twitterはチラシの裏」がモットーであり、日記帳、覚書、情報源、そんな感じで10年以上続けてきました。かつてフォローしていた九龍民たちがどのアカウントだったかわからなくなるほどの月日が過ぎ、数年前にふと思い立ちネットの海へ漕ぎだしました。そこで新しく仲間に出会ったり、「日付プレイ」なる狂気に出会ったり、現在も九龍の新刊を出し続けている人がいることを知ったり、なんならやっとそこで「アナザーコントロール」というイベントのことを認識したりしたのです。私は手持ちのカードをいじって脳内でずっと遊べちゃってたので、世界は広かったんだな~と知ることになりました。

 九龍民とのやりとりの中OOAの気配を察知し、switchを買って発売を待ちました。PS2の本体買ったときも九龍のためだったなぁ。発売までに他のゲームもやったよ。ヨッシーのクラフトワールドは可愛くて仕掛けがあったりして面白かったです。
 OOAではフルボイスにやられました!皆守お、おあああああ…!それまであんまり興味のなかったキャラの好感度も上がったりしたなぁ。ふふふ。

 そして、「ゲッッッットレ!!!1st」というイベントが立ち上がったのを耳にします。また、感染症の影響で、印刷業界が打撃を受けているみたいだと知りました。私の大好きな同人誌を物理化してくださっているあの印刷業界が!?わずかでもいい、応援したい!えっと、全然なんにもわからないけどたぶんオンラインイベントなら……出られるかな??そんなわけで、本を出すことにしました。
 一から書くのはちょっとハードル高いな~なんかネタとか断片的なメモ残ってないの?と昔のPCをガサゴソしたところ、あったんです……青春の古傷が。その小説は痛々しくて、瑞々しくて、途中で終わっていました。それを組みなおして、加筆修正ってやつを施して、完結させました。表紙は妹。

 「おすすめの印刷所ある…?」確かそんなツイートはした。でも小説本出してる同人戦友っていなくて、結局誰にも相談せずに、ほとんどスマホで作業して作ったのが一冊目。全部家に置いておくことになってもいいと思える量(金額も)、を考えて作りました。記録を掘り返したところ、イベントは11月29日なのに、10月にはみてみてできたよ~ってツイートしてるのを見つけました。気が早くてかわいいね(笑)

 また、かねてより、イメージ香水を作ってくれるサービスが気になっており、私の思う「皆守甲太郎」を文字に起こしてオーダーしました。好きな香りに仕上がってて嬉しかった!これはこう、私から出た情報でできているけれども私が作ったものじゃない点で、後ろ盾のような不思議な感覚がありました。そして、その香りを更に逆に「皆守甲太郎」として理解しようと試みた結果、ポストカードにおさまる短いお話ができて、香りと小説のセットという、私自身は見たことのない種類の頒布物ができあがりました。
 ほかにも楽しくなっちゃってグッズを作ったりしました。

<11月29日「ゲッッッットレ!!!1st」(やぎこの同人誕生日)>

 ピクトスクエアという、オンラインマップを使った即売会場でイベントにサークル参加しました。当日、すんごい楽しくて!!!私たぶんコミュニケーションに飢えていたんです。同人仲間との、という意味以前に、感染拡大防止の観点から他者と楽しむためのおしゃべりを制限していたから、マップ上のアバターどうしで会話したり、ふざけあったりしたのが脳汁出ちゃったんだろうね。一日中PCに張り付いていました。頒布物も手に取ってもらえたんだよ~。嬉しかったな。

 12月、イベントの勢いで九龍民を多数フォローしたと思います。その後も沼に足を踏み入れてしまったー!!と叫ぶ人を見て、そうだったなぁと懐かしんだり、「新鮮な悲鳴」という言葉を覚えたりしました。健康に良いよね。ああ、「もくり」というサービスを初めて使ったのがこのころです。
もくりを通じてまた一定の知り合いができました。狂いの熱が確かな方たちがいっぱいいた。本を出してる人たちとおしゃべりらしいおしゃべりをしたことがなかったので、新鮮でした。同人だってなんだって思い切ってやってみたらいいんじゃないかなって思えたのがこの年。

 2月エアブー「黄昏刻に龍ぞ棲む」、5月エアブー、8月ピクスク「黄昏刻に龍ぞ棲む2」かな?と、イベントにたくさん出ましたね。どのイベントも楽しかったけど、その話は割愛します><。全部ノリで出た。たぶんこの時期の初めのあたりに絵チャにお邪魔して、みなさんの絵をカーソルでなでなでしたり、キャンバスの端の方に海苔巻きを描いたりしたと思う。あと4,5月くらいからはよくもくりに入って作業するようになりました。
 8月に出した新刊は0文字から本を作ったんですが、これは皆守の過去考察~妄想をお話仕立てにしたものでした。自分が後々見たら楽しめるような「資料」的なものが作れたと思っています。これはPC作業メインでした。表紙はやはり妹。
 そういえば、イベント中に書いてpixivに展示した小説もありました。九龍界隈で話題になった香水を嗅いでお話を想像したんですけど、楽しかったな。この辺りで、私はテーマが外からもたらされて「そういうことかー!」と理解(わか)れば、それを言葉に直して小説が書けるみたいということに気が付きます。

<同人誌3冊目>

 「着衣バスタブ」という概念を知りました。アンソロ絶賛進行中の方が、今度のアンソロは着衣バスタブをやりたいな~って本気か冗談かおっしゃっていて。6,7月くらいのことでしょうか。なんでも、スーツや制服などをしっかりと着込んだ状態でバスタブに浸かることを指すらしい。なにそれそんなの面白い。イイのはわかる。でもどうしたらそんな状況になるの?いえ、理由なんて考えなくてもよかったのかもしれません。でもね、通勤中、ランダムで音楽を聴いていて、ずっとなんとも思っていなかった「あの歌」が流れたとき、「そういうことかー!」が来ちゃったんです。わかっちゃったんですね。えっうそ…はわわ……。よく探って、言葉にしました。その歌は内緒!
 ……33Pになりました。R18でした。いずれ企画されるかもしれない「着衣バスタブアンソロ」にはとても応募できそうにありませんね…。そもそも小説の募集があるかどうかもわからないのに書いてみちゃったんだけどね。えーと、この話を書き始めたのがいつなのか追えないんですけど、一番古い記録で7/27更新っていうファイルがありました。8月のイベントの頃には、9割完成として冒頭部3Pをサンプル公開しています。

 1冊目、小学校で習う原稿用紙の使い方をうっかりガン無視してしまったので、2冊目は妹に表紙+誤字脱字、文章チェックをお願いしました。でも今度のはR18じゃないですか。R18でも表紙+チェックやってもイイヨって言ってくれたけど、躊躇っていました。
 するとそこに「誰かのための絵を描きたい!表紙とか!」と叫ぶ偉大なる同人先輩フォロワーU氏が。やったねとばかり表紙を依頼しました。ここまではまずまず自然な流れだったと思います。ね。憧れの新書サイズでー、11月26日(いいふろの日)に出したいなー、なんてのんびり進めていました。


<急展開=急に展開すること>

 10/10、とある印刷所のホログラム小口染めツイートがRTされてきました。私「きれい!」A氏「次の本でやっちゃいなよ!」B氏「厚みは本文紙替えで増やせる!」ここで、軽口の調子で「十分な厚みを出すためにB氏の寄稿が必要だと思うなぁ~」と持ち掛けたところ快諾をいただきました。この時点でのB氏の本気度は不明ながら、偉大なる同人先輩フォロワーB氏を自分の本にお誘いする度胸なんて元々ないんですよ(もちろんA氏もそうなんですけど、どういうわけか既に手を握っていた。A=U)でも、話の流れではOKもらえちゃったじゃないですか。小口染め!?せっかく分厚くするならカバーもかけてみたいなぁ…これは実現可能なプロジェクトなのか?本気で3日くらいインターネットで調べたり問い合わせたりしました。鮮度が命なのでね、頑張りました。ここで「やぎこがインターネットと戦っている」という格言みたいなものが生まれました。
 必死さが相当出ていたのかな、「もし書けたらでよければ…協力してもいいよ」という優しい同人戦士が複数現れ、目標とする厚みも足りそうになってきました。ありがとうみんな!でもこの人数、個人誌(寄稿あり)にしちゃ所帯がでけぇな?こういうの知ってる、アンソロジーっていうんだぜ!!?!?!そこの困惑はありつつも、現実の検討も進めていきます。
 当初検討したホログラム小口は、1000部以上刷るようでないと1冊あたりの価格がやばいことになりそうだったので、別の印刷所で、ホログラムではないけれど小口染めとカバーかけをする方針を立てました。小説に扉絵・挿絵をあてるコラボを行う、ということを決めたのもだいたいこの3日間じゃないかな。「書けたら…」と言ってたひとたちは断りにくくなってしまったわね(笑)
 テーマがあったほうが書きやすいよな~というわけで、入浴を思わせる言葉が一言でも入っていたらOK!のゆるゆるお風呂アンソロが発足し、文章作品用のテンプレートを作ったり、ページ数の目安を決めたりもしましたね。目安(笑)本誌読むとあまり名残がないところがうちのアンソロのいいところだと思います。むしろ魅力です。
 そういうわけで、まとまりそうだから本当に参加してほしいんですよぉ!と改めてB氏に依頼して参加承諾を得て、ホッと胸をなでおろしました。他の参加者には、「新書サイズに漫画のお願いするの、本気!?!?」とも言われたけれど、挿絵も漫画も描いていただけることに。やったー!ということで、私の中では勝手に、副発起人が2人いるくらいの気持ちでやってきました。そしてその後にも、「もくりで話せる仲」の方を中心に小説(連句)書き・絵(漫画)描きの方に直接依頼を繰り返して参加者が決まっていきました。
 あのね、本を出すこと自体が3冊目だし、アンソロ寄稿経験ほぼ0の私。(みんなはマネしないでね)(「ほぼ」の内訳を書いておくと、17年くらい前に「学園戦記ムリョウ」というアニメのアンソロ本に思い切って応募して漫画を寄稿したことがあるんです。でも気軽に相談できる相手はいないし、そもそも原稿を描いたことがなくて、インターネットで調べながら描いたな、たしか。今思うとよく主催さま受け入れたな…という深い感慨がありますね。そういうわけで、)同人戦士どうしとしてのコミュニケーション経験が少ない点や、「読み」というか、経験則がきかない点はウィークポイントであり、現・私の普段のかっ飛び方をご存じで、私からも何かというときに声をかけやすい関係の方に絞る必要があったんですね。
 内容よく聞かないうちにいっすよーって言ってくれたひといたな。二つ返事ってこういうのを言うんだなって思いました。食虫植物につかまったって言ってたひともいたし、黒塗りの高級車にぶつかったって言ってたひともいました。なんかあの頃、《力》があった。2021年は異様にハイテンションで生きていて、特に参加依頼の頃の自分の言葉を思い出すと、よくやった!と褒めまくりたいけれども、じっくり思い出そうとするとけっこうかなり相当、アレな気持ちです。一言で振り返るなら、「好意だだもれロマンチスト」だったのでは。アーンその節はご了承いただきありがとうございました!!今も同じ気持ちはありますが冬になると割と冷静になる仕様なので、奥ゆかしくこそばゆくなっています。賢者期です。 本 当 で す !

 10/14、スケジュールを立てて有識者に相談しました。語呂合わせで風呂っぽい日に発行したかったので、あとはやりたい装丁の工期を見て逆算する感じ。始めの案では編集期間が1週間しかなく、調整をしました。相談できる人がいてよかった!このとき作ったエクセルファイルは最後まで「日程管理表」という名前でしたが、あらゆることを管理するのに使っていました。原稿の予定・状況とかはもちろん、執筆者名簿、ページ数が出る式、ノンブルがわかる表、文字書きさんと絵描きさんのペアリング表、あと、想定される状況によりいろんな場合分けをした複数プラン一目瞭然表など。あと自分のタスク管理として、元々入ってたリマインダーアプリのToDoリストを使っていて、スマホのホーム画面に置いて、常にやるべきことを意識できるようにしていました。
 10月、すごく色んなことを短期間で同時に相談したり検討したり解決したりしていて、目まぐるしかったです。そのなかでも頭を悩ませたことのひとつが、表紙改めてどうするの?やぎこ一人の小説本じゃないわけで?という極めて大事なテーマ。だってなんと9月に書き上げた(あとで増えるんですがここでは一応完成となっていた)小説に対し、10月20日には絵をいただいていたんです!これは実際のアンソロではやぎこの小説の扉絵として配置されました。白黒になってもめちゃくちゃいいでしょ?!でも元の、表紙になるはずだっためちゃかっこいいカラー版イラストもいただいていたので、どうにかお披露目したくて、一部の方にはポストカードを進呈しています。✌
 表紙をconさんにお願いする前に、更に別の方が担当する案もありました。その方と打ち合わせする中で、タイトルを決めないとねという流れになりました。私は面白系タイトルをたくさん挙げました。「湯~はなにしに天香へ!?」とか(笑)また、このころ、その方とconさんと私で三角形の交流があって、ほんとに「ご縁」という言葉に尽きるなぁと思うのですが、conさんに表紙をお願いすることができました。デザインのさがわさんが加わるのはもう少しあと。で、タイトルはクールなやつのほうがいいんじゃないかな~という流れになりました。わ、私には思いつかないですヒィン!!というわけで、居合わせた参加者から案を複数出していただくことに。「Floating flower」素敵かっこよくて震えたよね…。予定していた印刷所を変えたのもこのタイミングでした。当初「インターネットと格闘」していたときとは本の条件がかなり変わったので、除外した印刷所が射程圏に入ったんですね。印刷所選び、奥が深いなぁ。
 ちなみに、企画初期、背負ってしまったものの重さに目を白黒させてひとり吐き気を催したこともありました。そりゃそうだ。だけど、元来育んできていた正気振り切り技能を発揮して、実務に集中していました。

 あ、そうそう、挿絵を描くにあたり、経験がないから練習してみたいとおっしゃる絵描きの方がいて、題材として私の過去の小説を提供したんですよ。そしたら、やぎこの葉佩ってどんな人物?どんな見た目?という話になり、ヒアリングを受けました。私ははっきりとしたひとりの人物としての葉佩像を決めていなかったので、聞かれても~ウーン…と詰まる場面もあったりしましたが、話しながら輪郭が見えていくような感じで、面白かったです。その方以外にもやぎこ佩をいっぱい描いていだだいて、こんな子(たち)だったのね!と、とても嬉しくなりました。
 この話をしたのには理由があって…、実は、前述の9月に書き終えたはずの小説、しょんぼりするようなところでお話が終わっていたんです。それは、切りの良いところだったからということもありますが、私がしょんぼりしちゃってその先のことを想像できなかったからという理由もありました。みんなで傷つこうぜ!って、そのまま個人誌なりアンソロなりに載せるつもりだったんです。でも、描いていただいたやぎこ佩たちを見ていたら、逆に葉佩のことがわかったのかな、それとも、嬉しくて活力がわいてきたのかな、もう少し書いてみたいと思ったんです。葉佩を、皆守を、幸せにできるんじゃないかなって思って。執筆を再開しました。その成果が本に載っています。

 アンソロの公式twitterあったほうがいいな!との助言をいただき、諸々目途が計算できそうだなってとこまで見届けて立ち上げたのが10月16日。初ツイートは「やっていこー!」だって! ほぼ同時にWebサイトも立ち上げました。告知ページではあるけれど、参加者向け仕様確認ページの要素も大きかったですね。
 けっこう媚薬BLアンソロジーさんの公式ページを見たり実物のご本を見たりして参考にして…いるはずなのですが、主催が変わるとこうも変わるんだなぁwwwと評されております。やぎこ節が出ているらしいです。へぇ~ポジティブに捉えていいですか?やぎこらしさを知っていてそこをコメントしてくださる方がいること自体が嬉しかったりする。ウフフ。

<収穫期>

 11月、12月、カバー・表紙や文字作品や絵作品が徐々に提出されてきて、ホックホクに。カバーのアイデアは変遷があってね、お見せできないのが残念ですが、どれも素敵でした。それと、文字作品の誤字脱字チェックとか、絵のサイズの話とかコメントページとか、ここまでに調べたり教えてもらったことを総動員して編集を頑張りました。
 画像編集ソフトは手持ちのものを使おうと思っていたんですが、編集期に入る前に久々に試運転していたらなんだか使いにくく、あれ?になり、また、執筆者勢がみなさんクリップスタジオを使っていたので、共通言語で話せた方がいいかな、ということもあり導入することに。日々格闘し、ちょっとは使えるようになりました!15年くらい前に買ったペンタブも発掘してきました。一応使えましたw常にクリスタ遣いの先輩達が誰かしら隣で作業しているような状況だったので、何がしたくて困ってるとかすぐに相談できたし、標準的な運用について教えていただけたり、あ、もう、学習環境が最高でした。本当にありがとうございました!
 年末から年明けにかけてのクリスタログインボーナスキャンペーン(完走したよ!)でクリッピーというソフト内通貨?がもらえたんですけど、それを使ってDLしたブラシを使った絵が本誌中に一か所あります。まだクリッピー持ってなかったから、タイミングがよかった!どの絵のどのブラシかわかるかな?(笑)

 漫画が2作品、小説・連句に絵を宛てたコラボ7作品、口絵に小説を宛てたコラボ1作品という構成なんですけど、口絵に宛てる私の小説執筆、これがパズルのピースとしては最後だったんです。制作秘話ページなので明かしますと、前述少し触れた通り、このアンソロは、1作品あたりのページ数の目安は「決めておくけど多くなっても少なくなってもイイヨ!」にしてあって、最終的には私が口絵に宛てる小説の分量で調整をつける計算になっていました。そういう、ガチの締め切りがあったりページ数ありきだったりという計画的な作品作りをしたことなかったので、どきどきしながらチャレンジしました。アンジャッ〇ュすれ違いコントみたいな感じ、と打合せをしたあとは、私の趣味と小さな「そういうことかー!」の組み立て作業で紡いでいきました。楽しかった~!

 主催としては、いくつかちょっとやきもきしたり気に病んだりしたこともありました。そりゃーあるよね。想定の範囲内でカバーできたものもあるし、友情に助けられたものもあるし、どうにか全て丸くおさまりました。ありがとうございました!そして、編集最終段階で高熱を出す私。いやー、スケジュール調整の時に、「これで仮に風邪を引いても大丈夫だわ!(笑)」なんて話してたんですけど、見事にフラグを回収してしまって笑いましたね。

 団体同人活動の経験者(主催者も)が複数いて心強かったし、先輩・同輩・後輩たちとガヤガヤしながら作ったの、興奮と安らぎの日々でした。

 入稿が終わったら作品紹介が始められるように、前々から紹介文を書き溜めていました。あれ楽しいけど難しい仕事ですね。私の気持ちばかりが空回らない程度の熱量で、偽りなく面白さをお伝えし、かつ、ネタバレをどこまで許すか、という匙加減。1ツイートに収めたいしね。伝わったかなぁ。「お神輿通りま~す!」って感じだと表現してくださった方がいて、自信に?なりました。え、空回ってない?ダイジョブそ?お神輿いい響きだね!

 参加者へのお礼の品選びをしました!大好きな仲間たち(冬もう終わった?)にプレゼントを贈るチャンス!詳しくは書けないけどけっこう早くから選んでいました。参加者のみなさんに内容の方向性のアンケートを取ったら、外注要素が少ないものになり、本気のプレゼント探しをしました。私は楽しかったぞい!楽しんでいただけたら…嬉しいな。楽しい楽しい時間をくださったみなさん、本当にありがとうございました。メッセージカードはこれから書くんですが、お淑やかにいこうと思います!

 お読みくださったみなさん、ありがとうございました。長くなりましたがこれで以上です。企画からここまで約3か月、走り切ったな~!

◆下のリンク先に<3月6日まで>uzamさんが描いてくださった「元祖やぎこ個人誌表紙用カラーイラスト」のネットプリント番号を置いておきます。カラー・写真サイズで登録しています。経緯・趣旨をご理解いただいた上で個人的にお楽しみください。◆

(↑リンク生きてますがネットプリントはできません/2022年3月6日追記)


2022年1月8日(たまたま大安)記  こすもすばたけ やぎこ

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