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「資格」や「スキル」は、かえって人生の自由度を下げる

『世界一やさしい「才能」の見つけ方 』が2023年4月3日に発売。

本作は、世界累計30万部突破の大ベストセラー『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』待望の第二弾となります。

本noteでは発売を記念して、特に学びが多い部分を抜粋して紹介します。

「資格」や「スキル」は、かえって人生の自由度を下げる

「才能」とよく間違われるのが、資格に代表される「スキルや知識」です。この2つは似ているようで全く違います。

「才能」の例は

「リスクを考えられること」
「人の気持ちを大事にできること」
「1つのことを突き詰められること」

などです。

一方で「スキルや知識」とは、

「英語が話せる」
「プログラミングができる」
「料理ができる」

などのことです。

これらは3つの点で全くの別物です。

まず1点目。
「才能」は、特別な努力をせずに身についたもので、「スキル・知識」は学ぶことで後天的に身につけたものという違いがあります。

2点目。
「才能」は一度知ってつかえるようになれば、どんな仕事でもつかえるもので、「スキル・知識」は特定の仕事でのみ活用可能なものです。

3点目。
「才能」は一生つかい続けることができます。一方、「スキル・知識」は古くなってつかえなくなる可能性があります。

表にまとめるとこのようになります。

才能とスキルは似てるようで異なる

「え? じゃあスキルや知識は重要じゃないの?」と思われたかもしれません。

「スキルや知識」は、もちろん必要なものです。ですが、時代の変化とともに陳腐化してしまいます。

昔は、ソロバン教室に通って資格を取ると就職に有利でしたが、今はそんなことはありませんよね。スキルとは、そういうものです。

また、一度身につけたスキルや知識に依存して、人生の自由度を下げてしまう人もいます。

そして、この「スキルや知識」を重視している人は、なかなか「才能」を見つけることができません。

例えば、看護師の資格を取ったとします。資格取得のために努力をしたことは、本当に尊いことです。

でも、看護師の仕事を辞めてしまったらどうでしょうか?その資格自体は無駄になってしまうかもしれません。

僕のところによく「転職したいけれど、看護師の資格を活かしたいと思っている」など今持っている資格を活かしたいという相談がきます。

これは、自分の「やりたいこと」よりも「資格を活かす」ことの優先順位が高くなってしまっている状態です。

そうやって選んだ次の仕事が、本当にあなたを幸せにしてくれるでしょうか?

人生を豊かにするための資格が、逆にあなたを縛っているとしたら本末転倒です。

また、例えば、公認会計士の資格を取ったとします。ものすごい努力が必要なことで、本当にすごいことです。

けれど、実際に仕事を始めてみたら自分には合っていなかったとしたらどうでしょうか?

実際にこんな相談を受けたことがあります。

「公認会計士の資格を取って会計事務所に就職したものの仕事が合わなかったので、辞めたいんです。けれど、これまでの努力が水の泡になってしまうと思うと、決断できません」

これもまた、自分の「やりたいこと」よりも「資格を活かす」ことの優先順位が高くなってしまっています。

このように、資格を代表とする「スキルや知識」を重視した生き方はとても不自由です。

資格を持ってるゆえに、人生が縛られる

では、どうすればいいのでしょうか?
答えは簡単です。

「自分の外」に向いている目を、「自分の内」に向ければいいのです。

自分の「外側にあるスキルや知識」を求めるのではなく、「内側にある才能」に目を向ければいいのです。

「スキルや知識」をつかうのも、結局は自分自身。だから何よりもまず、「自分の才能」について学ばなければいけません。

才能がわかれば、好きなことで自由に生きられる

「自分には◯◯の才能がある」と気づけば、どんな時代でも、どこへ行っても活躍できるという圧倒的な自信がつき、自由な人生を送ることができるようになります。

「学校の管理栄養士の仕事を辞めて、転職したい」
そう相談してくれたのは、20代のSさん。

才能を見つけるためのプログラムを通じてやりたいことと向き合った結果、「ダイエットヨガのインストラクターをやりたい」という想いを見つけ出しました。

ですが、未経験の仕事のため、「転職できるのかな」と、とても不安そうでした。

たしかに、管理栄養士の資格は、ヨガインストラクターの仕事には直接役立たないように思えます。

こういうときに大事なのが「才能」です。

Sさんの過去の経験を聞くと、管理栄養士の仕事の中でも「栄養指導」の仕事はとても楽しく、成果も出せたそう。

なぜ成果が出せたのか秘訣を聞いてみると、「相手の反応を見ていると、何がわかっていないのかをパッと気づけるので、そこを詳しく説明するようにしている」とのこと。

見つけました! 「相手の反応に合わせて、適切な説明ができる」、これがまさにSさんの才能です!

この才能は、どんな仕事にも役立てることができます。

ヨガインストラクターへの応募書類には、この「才能」に焦点をあてて、「栄養指導のときと同じように、お客さまの反応を見ながらていねいに進めることができます」と書きました。

無事に書類選考は通過。面接でも、その点を強調して伝えるようアドバイスしました。

後日、Sさんから連絡がありました。
「八木さん、ヨガインストラクターとして採用していただけることが決まりました!」

うまくいくだろうと思っていたものの、やはりこの瞬間は何度味わっても感動します。

「才能」を見つけることで、職種も業界もまたいでのキャリアチェンジが可能になります。

才能を見つけた人は、年齢も、経験も関係なく、いつからでも自分の望む働き方を手に入れることができるのです。

才能を見つければ、あなたにも必ずできます。

著者情報

八木 仁平(やぎ・じんぺい)
3ヶ月10STEPでやりたいこと探しを終わらせる「自己理解プログラム」代表。高知県生まれ。
早稲田大学卒業後すぐに独立したものの、お金以外の働く目的を見失って鬱状態に。
本当にやりたいことを見つけるため、独自の「自己理解」に取り組む。
その手法を発信し始めたところ、ブログは累計2600万PV。Twitterフォロワー数40,000人超に。
自己理解プログラムには全国から問い合わせが殺到している。最終目標は「国語・算数・理科・社会・自己理解」といわれる世界をつくること。共に実現するメンバーを募集中。

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