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介護と療養(訪問診療)を自宅で併用している家族の実態って…?


皆さんは、在宅での介護と療養や医療の合わせ技をどう考えていますか……?


父は、現在、要介護2ですが、重度の腎疾患も患っており、長い間、在宅で食事制限と、この2年間は介護のリハビリをしています。(この顛末は後日・・・)。

内臓疾患なので、見た目は病人に見えません。たたど虚弱老人。なので、昔でいうところの自宅介護で、老化、ねたきり、自然と大往生・・・・在宅での最期(に見えます)の迎え方の理想!


実態は、食事、排せつは自力ですが、歩行は、起居(立ち上がり)がやや困難(このため、介護認定は要介護2)です。
この起居の不自由は、老化というより、腎疾患による筋肉不足(長い療養でのタンパク質、エネルギーの食事制限)が遠因。腎疾患の進行予防のための強い食事制限(治療目的)が、体力低下を誘発したため(介護の進行)とみています。

老化(在宅)➡➡介護(施設)➡➡末期は医療(最期を病院で看取り)

というのは、よく見聞きしますが

医療(在宅で予防徹底)➡➡体力低下で介護(在宅)➡➡(病状の進行で)在宅介護が限界➡➡医療(重篤化で病院で終末期の看取り)

というケースもあるのです。

なので、介護と療養や医療の関係は、相互に影響し、かつ同時に進行する関係です。このことを理解できれば、介護をしながら病気の治療(療養:進行の先送り)、療養をしながら(同時進行する)介護のこと、俯瞰的にを考えていくことが可能になると思います。

介護保険の導入で、職業として医師・看護師とケアマネ・ヘルパーが家庭に登場する場面が、はっきり分離されました。在宅での介護の普及が大きく発展しました。でも、昔は、在宅での療養でも、医師、看護婦の管理下で医療と介護の両立があったように思います。

しかし、専門職の職能、職場(登場場面)が分離したことで、介護はケアマネ、医療は医師という分業体制が(連携なく)普及しました。逆に、家族、患者の側からは、分業体制を統合して患者を理解し、ケアマネや医師にタイミングよく相談する、という合わせ技(ケアマネの介護と主治医の治療を統括できる家族側の責任者=ヘッドクオーターHQ)が必要になります。

在宅介護の現場では介護はケアマネに統合した判断を期待できますが、ケアマネと医療は連携していません。入院での治療、介護は、療養病院(終末期医療)制度があり、医師や看護師が介護と医療を統合して判断します。

在宅で、介護に訪問診療が加わる場合は、介護と医療の2つの統合の判断は、患者や家族みずからが下す役割があること(ケアマネや医師は関与できない)を、ここに至り自覚するようになりました。

我が家では、この役割を、同居している私と訪問看護の看護師で担っています。(この訪問看護の看護師の技量が、キーパーソンかもしれません)


てなことで、我が家では
🏠在宅介護(ヘルパー派遣)
🏠在宅看護(看護師、理学療法士)
🏠在宅診療(腎臓専門医の在宅診療、血液検査)
の合わせ技!(総合判断HQは、ケアマネではなく、家族)

もちろん、金銭面は介護保険と後期高齢者医療保険でカバーしてます。
そのあたりのお金の話も今後noteにまとめたいと思います。


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