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シーカヤックで海に触れて

自然環境リテラシー学
海コース第1回
6/18~6/19

こんにちは、はじめまして三重大学のソウタです。今回私は三重県にあるマリーナ河芸というところで自然環境リテラシー学の第1回目の実習に参加しました。ここで実習の2日間で感じたこと、学んだことを書こうと思います。

1日目(午前)

まず私はドジなことに集合時間を間違えてしまい、1時間も早くついてしまうということをしてしまいました。その1時間の間は、先輩方の手伝いでテントの設営をしたりして、受講生の集合時間まで過ごしていました。次回はしっかり確認して行動したいと思います。
皆が集合した後にガイダンスや自己紹介などをし、それからカヤックに乗る準備を始めました。その日は午後から風が強くなる予報だったため、午後に乗る予定だったカヤックを午前に変更しました。まずはカヤックを砂浜まで運び、その後PFDの着用方法や重要性(※)、スプレースカートのつけ方、パドルの使い方を教わりました。
(※)PFD(Personal Floatation Device)とはカヤックに乗る時に着用するライフジャケットで、特にパドリングスポーツで使われます。役割としては「視認性」「保温性」「防御性」「浮力がある」の4つがあります。
またスプレースカートとはカヤックの乗るところ(コックピット)に水が入ってこないようにするためのものです。

そしてついに海へ


ついにカヤックに乗って海へ出ます。

出艇の様子


先輩たちに手伝ってもらいながらなんとか海に出ることが出来ました。カヤックに乗るのは人生で初めてだったので、転覆しないか心配でしたが、乗ってみると左右に揺れはするものの以外と安定感があり、スムーズに漕いでいくことが出来ました。ただ、最初の方はパドルの漕ぎ方が上手くいかず、上手く曲がれなかったり、水を上手く掴めなかったりと散々でした。でも、時間が経つとだんだんパドルの扱いにも慣れてきて、きちんと曲がることが出来るようになり楽しくなってきました。その後、慣れてきたところでスポンジを投げてそれを取りに行くというゲームをし、楽しみました。スポンジの近くに止まるのが難しかったですが、楽しかったです。

海上の様子

1日目(午後)

午後は浜に上陸した後、カヤックやPFD、スプレースカートの片付けを行い昼食を食べました。カヤックに乗ったあとはとても疲れていたので、浜からマリーナ河芸までカヤックを持っていくのがとても大変だと感じました。メチャクチャ重かったです(*>ω<*)
昼食の後はガイダンスを聞きました。ガイダンスでは低体温症の症状予報の大切さを学びました。
学んだこととして低体温症には4つの段階があります。
1段階目:寒いと感じる
2段階目:体が震えてくる
3段階目:手足が動きにくくなる
4段階目:内蔵の活動が鈍くなる
この段階を踏んでいき最後には死に至ってしまいます。低体温症の対策としては身体を濡らさないということが大事で、もし濡れてしまった場合には、ウィンドブレーカーなどを着て風に当たらないようにするのが必要です。

予報は天気だけでなく、湿度、水温、波の高さ、風の強さ、風向き、満潮・干潮も海に出るためには必要で、1つの予報だけでなく様々な予報を確認する必要があります。予報を確認しないと最悪死に至る危険性もあるため絶対に確認しなければいけません。

ガイダンスが終わるとテント設営です。私はキャンプに行ったことはあるのですが、テントはいつも親に設営してもらっていたので、自分ではやったことがなく初めての設営でした。先輩方に教えてもらいながらテントを設営することが出来ました(*^^*)

テント設営の説明

テント設営のあとはお楽しみの晩ご飯です。この日の晩ご飯はカレーライスでした。先輩にガスバーナーの使い方をレクチャーしてもらい、鍋で水を沸騰させて作ったカレーはレトルトでしたがとても美味しく感じました(˶◜ᵕ◝˶) 先輩の中には天ぷらを揚げている人もいて、スゴっと思いつつ自分も何か追加で食材を持ってこればよかったなと思いました。次回は絶対持ってこようと思いました。

2日目(午前)

2日目も午後から風が強くなる予報だったため朝5時がに起きて準備を始めました。私は早起きは苦手な方だったのですが、この日はきっちり起きることが出来ました。
2日目の予定は干潟での生物観察レスキューの練習です。まずは干潟に向かってカヤックを漕いでいき、浜に上がるには時間が早かったため鬼ごっこをして遊びました。逃げることが難しく、1番最初に捕まってしまいましたが、鬼になったあとは何人か捕まえることが出来たのでメッチャ楽しかったです(*^^*)
私たちのグループはまず干潟での生物観察からでした。私は干潟に行くのが初めてだったので、カニを見つけては捕まえようとしてみたりでものすごく楽しかったです(´˘`*)(ガザミのようなカニに指を挟まれてメチャクチャ痛かったです(´•ω•̥`))

干潟にいたアシハラガニ

生物観察の後は自分が1番不安だったレスキューの練習です。レスキューにはグループレスキューとセルフレスキューがあります。まずグループレスキューの練習をしました。助ける方は上手く助けることが出来たのですが、助けられる方になったときに、あと少しでカヤックに乗れるとなったときに転覆してしまいました。2回目ではしっかりとカヤックに乗ることが出来ました。次にセルフレスキューのやり方を先輩に教えてもらいながら挑戦してみました。しかし、セルフレスキューはとても難しく何度も何度も転覆してしまいました。ラストの挑戦でついにカヤックにまたがることが出来ました!しかし、その日は波があり、ちょうど波が当たり転覆してしまいました。ものすごく悔しかったです!なるべく転覆はしたくないですが、もし次に転覆したときは絶対にセルフレスキューを成功させたいです!
不意に転覆するのではなく、自分から転覆するのはメチャクチャ怖いです:( ;´꒳`;):

レスキューの風景

2日目(午後)

レスキューの練習も終わり浜に上がってカヤックなどの片付けをしました。セルフレスキューで体力を使ったのか、1日目よりもさらにカヤックが重く感じました。全ての片付けが終わったあとは、鍋で水を沸かし、チキンラーメンを作って食べました。疲れていたのでメチャクチャ美味しかったです。昼食の後にテントの片付けです。テントは設営よりも片付けの方が難しく、特に袋のサイズに合わせて折り畳むのが難しかったです。
 最後に全員で1分間スピーチをし良かったことを発表し合いました。皆が感じたことが同じだったり、異なったりして面白かったです。

最後に

今回の実習では海の楽しさ海の厳しさを学ぶことができました。海の楽しさは、カヤックに乗っていて波の揺れや風が気持ちよかったり、波を突っ切って行く気持ちよさがありました。海の厳しさには、2日とも予定が変更になったように、海は私たちが干渉できるものではなく、また、急に天気が変わったりというところが厳しいところだと感じました。
今回の実習は本当に楽しい実習となりました。実習を準備して下さったリーダー、インストラクター、コーディネーターの方々本当にありがとうございましたm(_ _)m

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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