【sib】Sibeliusの強みとは

Finale,Dorico,MuseScore...様々な楽譜浄書ソフトが市場にはあります。
その中で、Sibeliusの立ち位置、強みとはなんだろうと考えてみます。

Sibeliusの強み、6年間使用してみた感覚なのですがなんといっても

「最低限の操作で演奏可能な譜面を作る・一括操作の強み」

と実感します。
(操作が素早い方でしたらどのソフトでも早いと思うが...)

様々な機能を使用した触感なのですが「Sibeliusパート譜浄書はハウススタイルで一括で浄書」するものであると思います。(あまり1パートずつ浄書だと効果が発揮できないかも)

<ざっくりとした3大浄書ソフトの感触>
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・Finale...出版用、細かな修正を行うのに長けている
・Dorico...VSTの指定など音の出力・映像との編集に長けている
・Sibelius...出版用の調整は出来なくはないが、ボタン一つで浄書が完了してしまう素早い操作・バージョン更新が魅力。
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なのでSibeliusは急遽差し替えなどが頻繁に起こるスタジオ・商業演奏会向けのソフトであると言えるでしょう。

逆に言うと、現代音楽における特殊奏法などの表記がもしかしたらうまく行かない可能性があります。
(といっても、バロック向けの装飾音符やこれはどの楽器向けの記号だ...?と思うほどの多種多様な記号があります。自作のラインや記号を作ることももちろん可能です。)

これも後のNOTEで投稿しようと思うのですが、Sibeliusは上記にもある通り、ハウススタイルがなによりの要です。
(ハウススタイルとは、譜面におけるプリセットと考えてもらえばいいです)

Sibeliusの浄書の流れは

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・1パート選んでみて、試しに作ってみる

・それをハウススタイルをエクスポートして、全体のパートに適用

・各パートを見て微調整(手数も殆どない)
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という感じになっています。

ただこのハウススタイルを作るまでにいろいろな手数がありすぎるので、そこもまたNOTEで追記できればなと思います。


ともかく、Sibeliusは
80点の譜面を瞬時に作る、作業短縮待ったナシ浄書ソフト
で間違いありません。

そんな機能にキラメキを感じる方は、おすすめです。

(ざっくりSIbelius解説ですみません)



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