2回参加して感じたこと【泊まれる演劇】
◽️はじめに
先日参加した泊まれる演劇「雨と花束」がとても良かったので、泊まれる演劇についてちょっと書きたいなあと思いました。
そもそも泊まれる演劇とは夜のホテルでのみ行われる演劇で、没入型演劇……いわゆるイマーシブシアターと呼ばれる演劇スタイルです。自分達も物語の一員として演劇に参加します。といっても泊まるボクたちに台本があったり、何かセリフを言わないとダメてことはありません。ですが、演者さん達とはかなり会話が出きます。そしてこの泊まれる演劇は、色々なストーリーが同時に進行しています。どの登場人物と会話するのか、誰についていくのか、場合によっては何かすることもあるかもしれませんね。なんだか前置きが長くなりました。詳細は公式ホームページ見て頂いて方が早いですね。
さて、本題に。2回参加して思ったことを書きます。必ずしも泊まれる演劇がこう! というわけではないのでご了承を。
◽️客層
やはり若い女性が圧倒的に多いです。印象としては、
女性友達同士>カップル>女性ソロ≒男性ソロ
みたいな感じでした。
最初は、女性の多さに男性1人で参加して良いものなんだろうか? て不安になってました。始まってしまえばあんまり関係ないんですけどね。ただ、情報交換をしようとするとちょっとやりにくいというか、話しかけにくいと感じました。そんなに気にしなくても良いのかもですが。
◽️謎解きではない
初めて泊まれる演劇に参加した時は、正直な所、楽しみ方がわかっていなかったのかもしれません。起こった事件の解決、ないし真相究明を目的に動いていました。が、何個かルートがあり、同時進行するため、一回の参加では完全解明とはいかないと思います。最後のショーを観てもよくわからないことが多く、頭に???がいっぱい浮かんでました笑。あの人に頼まれて行動してたけど、あれは何の意味が? とか、え、どういうこと? てのが多くて、モヤモヤしたまま朝を迎える結果に笑。
で、2回目参加した時、やっぱり事件の真相を追いたくなる訳ですが、途中で1人の方とお話する機会がありました。その人はロビーにほとんど居て、キャストさんと楽しく会話してましたーと。その時、自分の中でなるほど! と腑に落ちました。ホームページに謎解きではありませんと書いていますので、理解しているつもりでしたが正しく理解できていなかったなと改めて実感。
これは泊まれる“演劇“なのです。脱出ゲームでも推理ショーでもなく、ましてや謎解きでもない。演劇を楽しむものなのです。そしてイマーシブシアターなので、自分も登場人物の1人なのです。楽しみ方はそれぞれだと思いますが、キャストさんとの会話を楽しむ、自分も物語の一員ということを思いながら、演劇を楽しむ、真相究明にこだわりすぎない、これが一番良い楽しみ方なのかなと思いました(←今更)まあ、あまりにもストーリーがわからないと?がいっぱいになっちゃいますが笑。
◽️でも真相を追うのも悪くない
いきなり反対のことを書いてますが、もちろん真相を解明するために自分が知った情報や他の人から聞いた話を元に、真相究明に奔走するのも楽しいです。思いがけずキーパーソンとお近づきになり、物語の核心に迫ったり、キャストさんと会話を重ねてあーでもないこーでもないと話すのも楽しいに決まってます。真相究明まで行かないとは思いますが、自分が物語を動かしてる感が出て良いのではないでしょうか。要はこだわりすぎなければいいのです。物語にいかに没入するかが鍵ですね。会話を楽しむのが重要だと思います。
◽️ソロでも楽しめるけれども……
ホームページにお一人様でも楽しめますと書いています。が、コミュ障にはちょっと辛いかなと思いました。演劇が終わった後にドリンクとか食事を楽しむ時間があります。この時にソロだとちょっとキツイなあと感じました。みんなが感想戦している中に入り込めたらいいのですが、人見知りでなかなか話しかけられなくて、初参加の時はすぐ部屋に戻ってしまいました。本当はみんなの感想を聞いたり、話したりしたかったです。でもあの空間がどうしても辛くて😢。立食パーティとか飲み会とかで、話す人がいなくて黙々と1人ご飯食べてるみたいな、あの感覚です。ボクだけかもしれませんが。感想とか別に聞きたくないし、他の人がどんな体験したか興味ないならソロでも全然🆗だと思います。
2回目の時は、ちょっと他の方とお話しできてとても良かったので、勇気を出して会話することが大事なのかなと思いました。そのほうがよりこの泊まれる演劇を楽しめるかと。ある意味、この感想戦が醍醐味でもあるような気がします。もし可能なら知り合いや友達と一緒に参加したほうがいいかもですね。
◽️最後に
長々と色々と書きましたが、あくまで2回参加したボクの感想です。まだ参加したことない方は百聞は一見にしかず、ぜひ参加してみてください! きっとすごい体験をした! と驚くはずです。ちょっとネガティブに書いてしまっているかもしれませんが、泊まれる演劇はすごく楽しいですし、物語によっては感動的だったり、あと演出や部屋の内装がとても凝っていて、非日常体験を味わえます。その夜だけは現実のことを忘れることができます。値段が高めなのでハードルは高いですが、色々な人に体験してほしいなあという気持ちです。そして、もっと色々感想を聞いたり、話したりしたい! 語れる仲間が欲しいとこれほど思ったことはありません。基本的にネタバレ禁止なので、何も書けないのが辛い! 今絶賛開催中の「雨と花束」は7月いっぱいまで開催しているので、機会があればもう一回行ってみたいと思います。
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