神々の封印の跡

不思議な話というのは、未知の能力などに関するものばかりではありません。地球上には、私たちの手に届く範囲にでも、不思議や謎はたくさん埋蔵されているものです。
私はたまたまこの世の真理探究を志し、自分なりに納得のいく解答が求められそうな対象をテーマにして研究することを趣味にしていました。そして、結果がまとまれば、書き物にしてアウトプットすることを繰り返してきました。私は世の人が欲しがる地位や名誉、お金といったものにさほど興味がなく、玉石のように埋もれたところから見つかる真理に価値を置いていました。
今から40年前、私は古事記の神話の暗号解読を趣味にしました。生業の仕事を持ちながらですから、それはのんびりしたものでした。この暗号解読は最初から有望さが見い出せていました。これは面白い、すごいぞと。
すべてをここで話すことはできませんが、一例として神話の「天降」の段でニニギノミコトが宇宙から降りてくるときの叙述と彼の言葉に暗号ありと直感し、それらを地名として配置したとき、九州に巨大な直角二等辺三角が描けることが判明しました。当時は簡単に短辺が172Kmのそれが描けたという程度で書き物にして終っていたのです。

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ところが中津巻以降に神武東征が出てきますから、九州の幾何学の距離などの規格が東征先の畿内に反映されている可能性を見込んでいたのです。10年後に研究を再開してみれば、すぐに見つかること見つかること。
調べたところ、172Kmという距離は淡路島の伊弉諾神宮と伊勢内宮の距離に同じ、しかもほぼこの二地点は等緯度にありました。その中点は明日香。そこを通る真南北のライン上に藤原京、平城京、平安京の古代三都が載り、明らかに古代都市設営の国土計画が存在したことを物語っていました。

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また、古代オリエント由来とみられる、地球の諸元を採用したかのような神聖幾何学図形や精妙な五芒星が続々と。どうやら、そのシンボルはカバラに由来するようでした。純粋なカバラの白魔術からすれば、五芒星は魔方陣の中を清浄にするための追儺に用いられるもの。十字に結界を張るカバラの十字という儀式もあります。
では、カバラで最も重要とされる生命の木の図柄は存在しているのか。ありました。祭祀霊場の地名に各セフィラの意味らしい名付けかたがされていました。

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生命の木に表される統体(ここでは畿内)を所期の理念によって活性化する魔法の儀式が執り行われた可能性があります。ケテルが理想的目標なので、「若さ」が畿内全域に巡ることが期待されたわけでしょう。しかしここには逆五芒星がはっきり出ており黒魔術的用向きを示しています。いったい古代人は何をしようとしていたのでしょうか。

2014年になって、やっと判明しました。2001年に大本教系信者によってヒントを与えられていたのに、見過ごしていました。この方は、大本教で最も大事な神、国常立神、豊雲野神の夫妻が亡き者にされ封印されているから、お助けしたいのだと言っていたのです。同時に天照様も封印されているはずだと。

国常立神、豊雲野神それぞれの封印地は芦別岳、喜界島。この二地点を幾何学的線描していなかったのに気付き、線描をしたのがかなり後になってしまいましたが、結果はあっと驚くほどの一致ぶりとなりました。この接点こそ、逆五芒星の北西星頂になっている元伊勢日室岳、別名岩戸山だったのです。岩戸からは即、天照様の封印地も浮かびます。

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岩戸山でネット検索してみれば、ページの一番トップに、ヘミシンクによるOOB体験を綴っておられる方の岩戸山探訪記がありました。そこに幽体でなくては至れない世界があり、男神三体が封印されていることがイラスト付きで書かれていました。男神のひとりはニギハヤヒ、天照様です。長老のお坊さんのような男神は、これぞ玉杵尊、国常立神だったのです。大本教系信者が言っていたことは本当だったのです。
ここまで判明すれば、封印は解けたも同然。謎解き8割、解除儀式2割の力配分で2014年5月に解いてしまいました。