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長い長い春

こんばんは。宿です。





最近気が付きました。
サードツアーのnoteを書いていないことに。


別にそんなに書こうと思ってたわけでもないし
さすがに書くのも今更すぎるんですが、

最近やたらとサードツアーを懐古してしまうので
細切れでツイート(ポスト)するんだったら
いっそ1個の投稿でまとめてしまおうということで
現在に至ります。

思いつきで書いてるので
だいぶ雑になる気がします。

毎回思いつきですが。

全曲書いてると本当にキリがないので
ピックアップして書こうと思います。
あくまで総評って感じ。

先に言うと
流れ弾はいつだかの流れ弾noteにまとめて書いてあるので
今回は省略します。ごめんね…(ユラユラ)


2年間叶わなかったもの

今回1番にトピックスに上げるべきはやはり
"声出し"だと思います。


コロナ禍に生まれ、初めは有観客でのライブすら開催できなかった中、
ようやく、待ちに待った声出し解禁。

overtureの時点で泣いた。(いつもそう)

デビューカウントダウンライブの日
初めてこのovertureを聴いて、

ここの掛け声をいつか自分たちの声でできたらなぁ

なんて夢見たその日が
ついに訪れたわけです。
涙腺がその概念を失くすくらいに決壊しました。え?

それが愛なのねでようやくちゃんとコールアンドレスポンスができ、
推しメンの名前を叫ぶことができ、
ブルームーンキスでスティックバルーンではなく()悲鳴を出せる。
(ブルームーンキスは賛否色々ですがそこは割愛)

世界が5万倍くらい輝いて見えました。
生きるって素晴らしい。

とまあ
わかりやすく「声を出す」曲はもちろんなんですが、
やっぱりデビューカウントダウンライブを想って
半信半疑で感極まる私がいたのも事実です。

ええ〜この曲でオイオイできてる、、うれしい、、、

そもそも披露が久しぶりだったのもあり、
個人的にめちゃブチアゲポイントでした。感謝。


確かに声出しに慣れていないが故に
東京公演あたりではどうも声量が乏しかったのも
事実だと思います。

ただ、
「声が出せない」が当たり前だったからこそ
オンオフもできるのっていいなとも思いまして。

変になんでもかんでも「超絶可愛い!」コールを入れないとか
五月雨よとかもしかしたら真実みたいな曲で黙って見てるとか
ああいうの、好きです。趣ある気がして。

とりわけ櫻坂さんのパフォーマンスは
その世界観が大事にされているものが多いことは
先日まで開催されていた展覧会『新せ界』を踏まえても一目瞭然だったわけです。

その世界観を壊さない程度に、
その世界観を尊重しつつライブを楽しむ、
という点では
「元々声が出せなかった」ことが功を奏したのかな、
という気もします。
ポジティブシンキング。



余談、

五月雨よラスサビの
ほのてん、るんてんが顔を合わせたあと
「五月雨式に 降り続いてる」
から先って
みなさん「wow wow」歌われたりしてます?
あれ歌うのいいなぁーと思いつつ
いや、要らなくね?って人も多いかもなーと思い…


強烈な歌

ある日、とある仲のいいFFは私に言いました。

「魂のLiarとノバフォは繋がってると思う」

「魂のLiarに出てくる"誰かの人生変えてしまうくらい強烈な歌"ってノバフォじゃないかな」

と。


見え方がガラッと変わったのを
未だにはっきりと覚えています。

別に
これが真実とも思ってないし、
こういう見方もあるねってだけですが、

私の中ではすごくすごく腑に落ちました。
あのセトリにとてつもない"意味"を感じた瞬間でした。
それもあってノバフォ収録しなかったのまだ許してない


魂のLiarのラスサビは元々
2サビと同じ振り付けが入っていました。
(ミニライブ参考)

自分が見た限り愛知くらいからだったかな、
ラスサビの振り付けはフリーになり、
メンバーがステージいっぱいに広がって
クラップするだけになりました。

余程、この曲での会場の一体感を大切にしたいんだなぁ。と。

実際、大阪公演にもなれば
ほとんど(は言い過ぎ?)のオタクがクラップしていて
なんだかとてもじーんとしました。

で。

そんな一体化した会場にぶち込まれるのが
ひかるちゃんのダンストラック、
からのNobody's fault。

東京初日、
ノバフォの登場の時に私は直感で

「初披露の時の登場だ」

と思いました。

意外とこれ思ってる人いなさげなので
私の幻だった可能性もあります。
今となっては確認できないし。(しつこい)

元々「客のいないステージ」で披露された
「誰かの人生を変えてしまうくらいの強烈な歌」

今は目いっぱいの観客の前で、
一体化した会場の中で、

"私たちの魂はここにある"

と言わんばかりに披露される。


相変わらず、
ノバフォは最新が最高だなぁと
そう思わせてくれるパフォーマンスでした。



またまた余談、

東京2日目のノバフォ2番Aメロ
しゃがんでいる振り付けの時にふと
ステージ上に何かが落ちているのを発見し、
サッと舞台袖まで飛ばした田村保乃ちゃんがバカかっこよかったので
ここに供養しておきます。



お待ちかね

それは、横浜公演3日目のことでした。
(怖い話の切り出し)

普段、BANの直前に時計の下にいるのは
センターの森田ひかるちゃん。

最初は暗転していて気づかないものの、
途中から違和感に気が付きます。

髪、長くね?(そこ)

いざ明るくなってみたら
なんということでしょう(匠の技)

石森璃花さんではありませんか。

察しがついた私はバカほど焦ります。
嘘だろ。ここで、このぴあアリーナMMで

また3期生のBANを見られるのか。

おもてなし会から約3ヶ月、
3期生の進化を目の当たりにできる事実に
"まず"イントロで号泣しました。

しかし、贅沢なオタクはこんなことを思ってしまうのです。

これ、2番くらいから先輩たち合流しないかな〜

と。



合流した。



さすがにだばだば泣きました。
そもそも登場がかっこよすぎるし。


めちゃくちゃ個人的なことなんですが、
元々尾関梨香さんを推していた身の私は
BANのフォーメーション発表直後、
はっきり言えば荒んでいました。

でも、
そんな私に「いいからついてこい」と言ってくれたのは
紛れもなく、BANの森田ひかるさんだったんです。

だからやっぱり、
BANの真ん中にはひかるちゃんがいてほしい。
ひかるちゃんのいるBANが見たい。

そんな救えないオタクに射す希望の光の如く
彼女は、彼女らは見参してくれました。

いやーーーー、ほんとにかっこよかった。

次は是非とも全員で披露してほしい。どうか。



またも余談、

プラスされた間奏のダンスブレイクでもうみんなアドレナリン出まくってるのか、
本来の間奏入った時の
「Hey!」
の熱量が半端なくて恐ろしく昂った。
会場全体が飲み込まれてた気がする。


終わるな

大阪2日目、ツアー千秋楽。
なぜかこの日の桜月で
私はとてつもない喪失感を感じました。

春が、終わってしまう。

長かった、濃かった春が終わってしまう。

セカンドツアー摩擦係数でも
「終わり」を感じこそしましたが、
少し種類が違うというか。

セカンドの摩擦係数の時は
「このままでthe endか」くらいから
ツアーのエンドロールが流れた感じがあって。

終わるよ、というより
ここが集大成、最高潮だ、という雰囲気。

実際未だにドーム2日目の摩擦係数は忘れられないんですが、
脱線しすぎて戻って来れなくなるので軌道修正。

イントロが流れた瞬間に、
このツアーが終わってしまうという紛れもない事実を突きつけられ
ひたすら泣くことしかできませんでした。

その後も何故か
異常なまでに「ツアーの終わり」を感じてしまって。

こないだ見返した時、
ああ、これだったか、とふと思い出したことがあるのですが、
欅坂のラストライブで
2日目の最後に披露されたサイレントマジョリティー。

あの日、この曲を見ている私は
Aメロが、サビが終わるごとに
「もう1サビも終わってしまった」
「今のAメロも今のが最後だったんだ」と
逐一、"最後"を感じては苦しくなってしまって。

それはそれは長くて短い時間だった。
永遠より長い一瞬だった。

思えば、このサイマジョぶりだったかもしれない。

桜月の歌詞一つ一つが刺さりすぎてしまう。
「美しい散り方」すぎる。
散らないでほしい。

終わらないで。
終わってしまわないで。

公演が終わった直後、
自分でもよくわからないくらい、
本当に涙が止まらなくて。

どうやって大阪駅まで戻ったのか
記憶が無いです。
(あの時大阪駅の路上で歌ってた方、めちゃくちゃ歌うまかったなぁ。余計に泣いてしまった)

喪失感。
間違いなくそうではあって、
でも抱えきれないほどの暖かい感情も
確かに心の中にある。

今考えても上手く言葉に表せない感情だったなぁとは思うんですが、
とにかく、出会えてよかった感情だった。
大切な時間だったなぁと思います。




まだまだあるよ余談、

これ何度か言ってるんですが、
桜月はメンバーによって違うタイミングでターンするのが
結構印象的というか特徴的だと思っていて、
個人的な解釈としては花びらが散ってる感じかな〜と思っているんですが、
あの振り付けとあのピンクの衣装がベストマッチな話をしたくて…。

普通、スカートってターンしたら
しばらく余韻が残ると思うんです。
左右にゆらゆら揺れる感じ。
でもあのピンク衣装は
おそらく、おそらくスカートの裾の部分に
1本糸というか紐みたいな"芯"が入ってて、
ターンした後、スっと収まるんです。

正直これ文章で伝えられる自信ないんですが、
これがあのズラしたターンに
ものすごくマッチしてて綺麗なんです。
ちなみに今見返したら
MV衣装(サイリウムカラー)も裾に重心があるので
スカートが割とこの動きしてました。
ここから始まってたらしい。すごい。

これに東京2日目で気づいた自分、
細かすぎて我ながらちょっと怖い。


秩序のある自由

大阪2日目、それは
6枚目シングル『Start over!』の
初披露の場でもありました。

薄々、
やってくれたりするかな〜なんて思っていたのは
置いといて。

いつも通り、いや
いつもよりちょっと気合いを入れて、かもしれないけど
アンコールをして。

しばらく経って、
ステージが近かったのではっきり見えたんです。

青いスカート。

Start over!のMV衣装。

さすがに、アンコールの声を止めてしまいました。
声も動きも止まった。

嘘、一発目で来るのか。

地響きのように鳴り響くベーススラップは
まだ体に染み込んだままな気がします。

ベーススラップに唆されるようにして
会場中から沸く歓声も
まだ耳に残ったままです。


まだMVでしかパフォーマンスを見たことがなかったので、
もうとにかく、"見る"のに必死でした。

目まぐるしく変わるフォーメーションに
頭の処理が追いつかなかったり。
あの組体操本当にやるんだ、とか。

でもそんな
"バラバラな秩序"が、"秩序のある自由"が
私の目にはたまらなく美しく映りました。

それぞれが結構違うことをしていて、
ひたすら動き回っていて、
一見バラバラして見える。
でもそこにある確かな秩序が
Start over!という作品を象っていて、
私はそれに強く心を、目を奪われました。

そんな中でも
一際脳裏にこびりついているのが、
ラスサビの


「ガラス窓に映った現実に
心は背中向けたくなるけど」


それまでほとんど、
「全員が同じ動きをする」ことがなかったこの曲で
ようやく現れるユニゾン。

はっきりした科学的根拠があるかわからないですが
多分「揃っているものは止まって見える」んですよね。
それを顕著に感じた瞬間というか。

元々ライブの光景が静止画になって脳に残るタイプなんですが、
この日の光景は特に忘れられません。

夏鈴ちゃんの言い方を借りるなら、
あの空間にずっといたかった。

喪失感だけで終わらないで済んだのは
紛れもなくStart over!のおかげです。

あの時、この夏に期待してよかった。

まだまだ期待しちゃうもんね。



終わりに

思った以上に長くなってしまい
猛省しております。

サードツアーくらい長いnoteになってしまいました。やかましすぎる。

時間は空きましたが、
こういう場所で改めて振り返れて良かったなと思います。

お付き合いいただいた方、本当にありがとうございました。



来年のツアーは春かな〜、秋かな〜

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