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運動器超音波のススメ〜基礎編〜

Yadashi Tanaka

note冒頭

運動器超音波を学ぶ『運動器超音波のススメ〜基礎編〜』をご覧いただきありがとうございます。
運動器超音波初学者から経験者まで運動器超音波について細かく説明してきます。

1.運動器超音波を始める前に知っておくこと

我々コメディカルは『診断』できない。
骨折してます。」とか「靭帯断裂してます。」とか決して発言してはいけません。我々には診断権がないからです。
あくまでも評価として使うツールです。

2.プローブの種類

プローブとは?
探触子といって超音波を出して受け取るものです。要はプローブがないと組織を観察することはできません。

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プローブには『リニア型』『コンベックス型』『セクタ型』など、いくつか種類がありますが、運動器超音波で最も頻度が高いものは『リニア型』です。

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”型”で何が違うかというと「超音波をどう出すか?」です。
ドラゴンボール世代の私には魔貫光殺砲かめはめ波です。
(世代が違う方すみません。リンク貼っておきます。もしくはググってください。)
”まっすぐ(直線)”に出すか"放射状"に出すかの違いです。
また、超音波画面でも台形(末広がり)に写る物が『コンベックス型』です。

3.超音波の仕組み

プローブから出た超音波は組織に当たると反射し戻ってきます。
その戻ってきた情報を画像化します。
硬い組織は反射が大きく、柔らかい組織は反射が小さくなります。
そこで必要になってくる知識『音響インピーダンス

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4.音響インピーダンスとは?

音響インピーダンスとは?
<組織の音速×組織の密度>で求めることができます。
下の表のように””は飛び抜けて高いです。
そうです。靭帯の組織の中で""が硬い組織と言うことです。

RPGをやった事がある方であれば分かると思いますが、
防御力が高いモンスターに攻撃を弾かれる事ありますよね?
音響インピーダンスも同じです。超音波(攻撃)を反射(弾く)と言うことです。

組織間でこの音響インピーダンスの差が大きい程はっきり撮像されます。

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5.長軸・短軸とは?

超音波をはじめて一番最初にぶつかる壁・・・・
《長軸》と《短軸》という言葉かと思います。

長軸》とは?
『組織に対して平行にプローブを当てること』です。
短軸》とは?
『組織に対して垂直にプローブを当てること』です。
この組織に対してという所が“”です。
特に筋肉は一定の方向ではないので注意が必要です。
※組織=筋線維・靭帯線維・骨線維

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6.超音波はどう見える?

超音波はどう見えるか?と言うと・・・
硬い組織=反射が強い白い(High echo)
柔らかい組織=反射が弱い黒い(Low echo)

下の図は↓
ひよこ?魚?を模したスポンジを水槽の中に水を入れて超音波で撮像しています。音響インピーダンスが低い""は"黒く"表示され、水より硬い"スポンジ"は白く表示されます。

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Yadashi Tanaka

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Yadashi Tanaka
運動器超音波に夢中の柔道整復師です。 今後コメディカルも超音波が必須になってきます。徒手療法に限らず自分が行なっていることの『見える化』が必要です。 そのために超音波のスキルを磨いて行こうと思います。