接客のあざといテクニック
前回書いた通り、16年間ラーメン屋のチェーン店のホールをやっているのですが…
これだけ長くやっているので、ラーメン運んでお客様の前に置く時、寸分の狂いもなくお客様に対してラーメンを真っ直ぐに置く事は出来るのですが・・・
普段、ラーメンを食べに行って思った事があるんです!!!
それは…
ラーメン置かれた時に少しズレていたものをちゃんと真っ直ぐに直してくれると…
この店員さん優しい〜!
とか
この店員さん出来るなぁ〜!
って、思っちゃうんですよ!
いきなり、スッと真っ直ぐ置かれても何も思わないのに、ズレを直してくれた方が良いと思ってしまう人間の心理…
これだっ!
そこから、私はお客様にラーメンを提供する時、出来る限り…
20度ずらして置く!!!
そこから・・・
手首をクイッとさせ、真っ直ぐに直す!!!
あざとい!笑
さすがに、これは後輩バイトに教える事は出来ず、自分の中で完結しております。あと、忙しい時はさすがに一撃で真っ直ぐ置く!
これに似た心理で、水の入ったピッチャーを交換するタイミングというものがあります。
ウチのお店はテーブル席に1つずつピッチャーが置いてあるのですが、だいたいコップ6杯でなくなります。
例えば、4人のお客さんが来たとしましょう。
来店したら基本、コップに1人1杯ずつ水を入れるので、その時点で、残りの3分の1の量しかピッチャーに残りません。
しかし、ここでピッチャーを交換しても、お客さんには何も思われないのです。
じゃあ、どのタイミングで交換すればいいのか?
それは、ピッチャーの水が無くなった瞬間〜10秒以内なんです!
だから、本当は交換しても良いんだけど、あえて無くなるまで待つ!
あざといっ!!!
ちなみに、混んでいる時は水半分以下になったら手が空いていればすぐに交換します!笑
さらに、ウチの店内はカウンター9席・テーブル10席と広めで、テーブル3席に関しては壁から隠れて死角となっている構造なんです。
そんな店員から死角のテーブル席で、水が無くなった瞬間に新しいピッチャーを持っていくと、お客さんは
「えっ!?タイミングすごっ!」
「なんで、分かったんですか!?」
と、よく驚かれますが、これは・・・
氷の音!
なんですよね!笑
見えない所は、耳と気配で接客する!
意識すれば、意外に簡単にできちゃう接客術ですね。。。
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