お客様の席への誘導
あるラーメンのドラマで、チェーン店の店長だから、お客さんの席への誘導に失敗した…
というシーンがあったのですが(前回のnoteでも少し触れましたが…)
見ててそんな訳ねーだろ!と少しイラッとしましたが、フィクションなので仕方ないし、あの内容に関わっている人はラーメン屋側の人間ではない(僕と同じ事務所の方)し、でも前作の漫画が大好きで全巻持ってるし…
とか、凄い複雑な気分ですが…笑
ふと、ラーメン屋でバイト16年(ホール)やっていて、客入れに関する話を具体的にするのも面白いかなと思いまして、書いてみる事にしました。
自分のラーメン屋は、国道沿いのチェーン店。
カウンター4席、通路を挟んでカウンター5席・6名テーブル席4つ・4名テーブル席6つ。
いろんなお客さんさんがいまして、空いているなら1名でも、ゆったり座れるテーブル席に座る人・逆に気まずくてカウンターに座る人と人それぞれ。
こちらとしても、お客さんの気持ちを優先させたいので、昼ピークが12時〜13時半なので11時半までに来たお客様には、お好きなお席へお座りください!パターンなのです。
さぁ、ここからが本番です!
12時に一気に2名以上のお客さんが来て、テーブル席が埋まったとしましょう!
残るは、カウンター4席・カウンター5席!
ここで、カウンター席でも大丈夫だと言う3名・2名・2名のお客さんが来たとします!
ここで、どう誘導しますか???
僕が、後輩のバイトに必ず教えること…
それは…
出来るだけ、カウンター1席は空けるように!!!
この状況でやりがちなのは、5人カウンターに、3名+2名、4人カウンターに2名で、2席空けるパターン。
これだと、最悪の事態を招く恐れがあるんです!
最悪のパターンと言うのは…
この後、2名がその空きカウンターに座り、次に来た1名が待ち客に。
そこで、6名席のお客さんが帰ったら…
最悪、6名テーブル席に1名が座る事に!!!
当然お客さんによっては、カウンターが空くまで待ちますよ。と言ってくれる方も多いかも知れませんが、どんなお客さんが来ようと、早く来た人を優先しなければいけません!!!
なので、この状況だと、
4名カウンターに3人お客様、5名カウンターに2人・2人のお客様を誘導する事によって、1名席を2席確保するが正解なんです!
・ある日バイトの後輩に言われた事
その日は、空きがテーブル4人席1つ・テーブル6人席が1つの時に、男性4人のお客さんが来たんです。
基本、こういう時は少し狭いが4人席に4名のお客さんを誘導するのですが、この時、自分は作業しながら後輩バイトに、
「次、2名客が来るから、6人席に通して!」
と。
で、1分後に2名客が来店してポカンとする後輩…
ピーク終わりに何故2名客が来るか聞かれたのですが…
レジ打ってる時に、国道から店に入ってくる車の中をチェックしていただけなんです。
レジ打っている時はお客さんがお金を出すまで時間あるので、どのお客さんが帰りそうか・どのお客さんがオーダーしようとしてるか?いつラーメンが出るかなど全ての状況が把握しやすいんですよね。
常にアンテナを張って仕事すると効率よく出来る。
・違う店舗から来た社員に言われた事
ウチのお店は、社員さんがラーメン作ってバイトがホールが基本なんですが…
バイトの人って、ラーメンが出そうになるとレンゲ持って、ラーメン出てくるの待つ人が多いんです。それか、社員の「ラーメン出ます!」の言葉を聞いてからくる人。
自分は、ラーメン出るタイミングでいつも目の前に現れる!
その時言われたのが、
「なんで、ラーメン作ってる所も見ずに、いつもタイミング良く来れるの?」
答えは、タイマーの音。
ピーク中も、ほぼ全てのオーダーが頭の中に入っているので、タイマーの音で麺が上がるタイミングが分かる。
そこから、全部乗せやデフォか?そして、1番大事なのは社員さんのトッピング載せる速さ!
それを頭と身体で覚えちゃうと、ほぼタイミング通り…
というか、その数10秒で出来る仕事を直前に選んで終わらせて行くと、ちょうどラーメンが出て来るだけなのです。
という事で…
今あげた例はほんの一部ですが、チェーン店だからと言って舐めてもらっては困ります!笑
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