自動書記ダイアリー3

未来の自分の可能性とはパラレルワールドの中に無数に存在している。幸せになることも不幸になることも、お金持ちになることも貧乏になることも、結婚することもしないことも、すべての可能性を含み、既に今という現実と共に平行線で浮遊している。

その既に存在する未来に向かってどの自分を選択するかは自由であるが、どんな人間でも心穏やかでない未来を選びたいと思うにとはいないだろう。

何か自分自身の心が穏やかでない時は、その穏やかでない未来に舵を切っている時である。望まない未来とコネクトし、その現実を生きる自分からテレパシーでその感情を受け取っている。

どんな未来でも自分自身が幸せに生きている方向に向かっている時は心が自然な状態なのだ。たとえ今、現実が困難であったり、不安や恐怖感が生まれたとしても、そんな感情すら自分の中で自然のものとして捉えられる。

運命の人に出会った時、なぜか懐かしい感じがするというのはもう並行に存在する未来に、その運命の人に連れ添って生きている自分がいるからである。もうその人との人生を既に経験しているからだ。やはりそこには自然さが伴う。

自分自身が望まない未来への入り口には不自然な感情が生まれる。ネガティブな感情とも違う。流れから外れてしまっている疎外感という方がわかりやすいのかもしれない。

だから未来の選択をするときは、自分で決めるしかないのだ。たとえ誰かに相談し、相手の言葉がどんな正論でも自分の中に自然に入ってこない言葉は自分の中では不正解なのだ。

反対に言えば、どんな理屈の通らない言葉でも自分の内側に心地の良い水脈を感じるのならば、それが自分の答えであり、必ずいつか選択が正しかったと答え合わせできる現実がやってくる。

未来の見えない時代だ。

どんなことも、正解であり不正解である。

自分の中にしか未来への正解はなく、望むべき未来の自分への入り口はどんなに理屈が通らないことであっても自分の中にいつも自然さが伴う。

自分の中の自然さを探り当てることがいちばんの幸せへの近道である。

理屈や、常識に囚われないことだ。

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