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「ウキウキ♪ショッピングバス」を住民同士の支え合いで行う仕組みにしたい!

1.自己紹介&紬会のコト

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社会福祉法人紬会と申します。
特別養護老人ホーム玉樹(入所50床、ショートステイ10床、通所介護事業、地域密着型通所介護事業、居宅介護支援事業)を運営しています。
茨城県八千代町という、関東平野のほぼ中央の場所に位置した、畑に囲まれた中に施設があります。

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私たちは、2016年から買い物支援サービス(ウキウキ♪ショッピングバス)に取り組んでいます。自宅まで送迎し、欲しいものを買う、自分で選んで買ったお弁当を施設内でみんなと食べて、レクレーションをして帰宅します。店内を歩くことが困難な方には車いすでの対応をしたり、重い荷物も自宅まで運ぶので、参加した方には、大変喜ばれています。

2020年10月時点での利用者延べ数は、328名です。

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私たちの施設がある八千代町は、人口21,922人、高齢化率29.46%
とある調査会社が経済産業省の数値に当てはめて買い物弱者の数を計算したところ・・・

日本全国の買い物弱者数は約700万人といわれています。
ピンとこないので、八千代町の人口、高齢者数を当てはめたところ・・・
なんと!!1,200人!!

衝撃でした。
身体的な問題で行けない人だけでなく、身体は元気でも、交通手段がなくて行けない、一人暮らしで連れて行ってくれる家族がいなくて行けない・・・
町の中を行き来するようなバスも電車も走っていない八千代町にとって喫緊の課題です。

2.地域の本当の声

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八千代町には約1,200人もの人が買い物弱者がいる。この情報を月1回の会議で職員と共有しました。
ケアマネージャーの職員からこんな言葉が出ました。

「お年寄りはみんな〇〇したいっていう気持ちよりも、諦めている気持ちの方が強いよね。”〇〇したいけどしゃ~ね~な”(=しょうがないよな)ってね。」

しょうがないで済ませてしまう地域でよいのだろうか?
一人では買い物に行くことができない人がこの小さな町の中に約1,200人もいる。
1,200人すべての人に手を差し伸べるのは難しいけれど、少しでも多くの人の願いを叶えてあげたいことが私たちの願いです。

3.いつまでも住み慣れた町で安心して暮らせるように・・・

やちよはつらつプラン(八千代町高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画)のなかで、「在宅で自立した生活を続けていくために必要になると思うサービスは何か」という問いに、移送サービス(介護・福祉タクシー等)28.1%、外出同行(通院・買い物など)26.1%、買い物(宅配を含まない)22.1%と移動・買い物困難の問題が上位を占めました。
総務省の統計で2040年八千代町の人口は、約16,000人になると予想されています。
今40代以降の人は、2040年には高齢者になります。
若い人たちにも「高齢者の暮らしは、未来の自分の暮らし」でありそれは自分ゴトなのだとお話ししていくことも、持続的なサービスにつながっていくと思っています。


4.心温まるエピソード

〇心はいつまでも乙女です

ある2月のウキウキ♪ショッピングバスの日。

なにやら、あたりを気にしてそわそわ、隠れるようにしながら、買い物しているシマさん(仮称)。
ボランティアの方と職員は、少し距離をおいてその様子を見ていました。
何を買ったのだろう。。。

お買い物が終わり、玉樹に戻ってお昼を食べてサロン活動が終わって。。。
帰りの時間になり、さあ車に乗ろうとみんなで玄関に向かったその時。
シマさんがこっそり男性利用者のトモさん(仮称)へ何かを渡していました。
「あっ!もしかして」
そうです。シマさんが渡していたのは、バレンタインのチョコレートだったのです。
年を重ねても、乙女心はずっと持ち続けているんです。
相手を想って、これがいいかな?いやこっちかな?って自分の目で見て選んだチョコレート。シマさんも満足!もらったカズさんは恥ずかしそうにしていましたが、とっても嬉しそうなお顔をしていました。

自分の足で、自分の目で見てお買い物ができるからこそできる”ドキドキ体験ではないでしょうか。

5.募金の目標額・計画・活用の内訳

【募金の目標額】300,000円

【資金計画】
・テーマ型募金    :300,000円
・事業の参加者負担金 : 12,000円
・法人の自己資金   : 55,000円

【募金の使途内訳】
・ドライバー講座   :150,000円
・車両保険代     :102,000円
・被服費       : 45,000円
・その他       : 70,000円

6.テーマ型募金により実現できること

①支援体制について

【現在】

法人の車両を職員が運転・添乗・店内付き添い、また、ボランティアの方々が添乗・店内付き添いで支援しています。

【実現できること】

ドライバー養成講座を実施し運転ドライバーを増やします。ボランティアさんの車を移動支援サービス事業用自動車保険を加入することで、今までより多くの方が事業に参加できる体制を整えることができます。

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②自分で選んで納得できるお買い物

【現在】

人にお買い物を頼んでいた方

【実現できること】

自分で買いたいものを自分の目で見てお買い物することができるようになります。

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③優しさ溢れるまちづくり

【現在】

地域が人のつながりが希薄化してきていて、元気な高齢者・シニア世代の方がだんだん閉じこもりや孤立化してしまうことが多い。

【実現できること】

外出する機会を提供することにより、閉じこもりや地域からの孤立を防止し社会との接点をつなぐサービスになる。また、元気な高齢者がマンパワーとして事業にかかわっていただくことで「自分も役に立ったんだ」とその人の自信や生きがいづくりや介護予防にもなる。つながり、支え合いのまちづくりの意識が拡がり優しさ溢れる町の実現になります。

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7.ほかに伝えたいコト

地域には大勢の買い物に困った方がいます。人と人がつながり、支え合うまちづくりを進めていくことが必要です。だからこのことを伝えていきたいです・・・

高齢者がしたい!暮らしは、未来のあなたの暮らし、未来の子供の暮らし。
誰にでも当てはまるあなたのコト。”自分ごと”なのです。
誰もが普通に暮らせささやかな幸せを感じられる社会を
あなたと一緒につくっていきたいです。

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8.募金方法について


〇茨城県共同募金会サイト https://www.akaihane-ibaraki.jp/?page_id=3094
をクリックしていただき、社会福祉法人中央共同募金会の「ふるサポ」からご寄付いただくか、次の金融機関からお願いいたします。
金融機関:ゆうちょ銀行
口座番号:00310-1-49600
口座名義:茨城県共同募金会
※通信欄は、
①社会福祉法人紬会
②領収書の有無
③寄付指定団体への情報提供の有無
④広報誌等にお名前の掲載をしてもよいか
についても記載してください。指定団体の記載がない場合は、玉樹以外の団体8団体とで案分されます。
※ゆうちょ銀行の窓口にて、上記口座にお振込みの場合、振替料金はかかりません。
※上記の口座に対して、ATM及びインターネットバンキングを利用しての振込は、手数料がかかります。
※ご希望の方は玉樹への募金指定の郵便振替用紙を送付いたしますのでご連絡ください。
〇お問合せ
 社会福祉法人 紬会 特別養護老人ホーム玉樹 担当:染野
TEL:0296-49-3886 mail:info@tamaki.or.jp 




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