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栗の木の机の天板をオーダーした話

 書斎のデスク用に、片側昇降タイプのデスクを購入しました。

片方にだけ足がある、高さ昇降ができるタイプです。
狭いスペースなので、出入りがしやすくなるように足が片方ないものを探していて見つけました。
昇降式なのでちょっとした高さ調節ができてとても便利です。

ただ、天板がちょっと安っぽいのが気になっていたのと、サイズが
幅80cm x 奥行40cm
なのですが、置くスペースを考えると、微妙に合わない部分がありました。

今回、幅が90cmの空間に机と椅子を置きたいのですが、机に40cm使うと椅子側が50cmになります。
これがちょうどいいのかどうなのかは、人にもよると思いますし、もはや数字だけでは伝わらないと思いますが、自分の環境からすると、あと5cmくらい机を狭くするとちょうどよさそうでした。

それで、木材カットオーダーのサイトで天板を作ることにしました。
いくつかサイトを調べて、サイトが見やすくて使いやすかったウッドモールさんで作ることにしました。

あまり木材について知識がないので、高級で格好のいい木材としてはウォールナットくらいしか知らず、当初は今回もウォールナットで作りたいなと思っていました。
でも、サイトで値段を見てみると、ウォールナットはやはり結構高額です。
せっかく作るならと角の仕上げや塗装などにもこだわり始めると、5~6万円くらいにはなってしまいそうでした。
ただ、今回はせっかく作るので妥協しないで作ってしまおうと、一度はその金額でオーダーを進めかけたのですが、悶々と考えるうちに他の木材のことも気になり始めました。

いい木材といえばウォールナットって決めつけちゃうのは安易だったかも、と。

最初はタモとかハードメープルとかホワイトオークとか、家具材の定番のようなものを見ていたのですが、いろいろ迷いすぎて何を決め手にすればいいのか分からなくなってきました。
そんな時に、メニュー項目には最初から出ていたのに、なんとなく選んでいなかった木材が気になりました。

「栗」です。

栗ってあの栗?って思いました。
食べる栗のほうはもちろん知っていますが、何かを作るときの木材として使われているとは全く知らず…。

調べてみると、硬さや水気に強いなどの特性があって木材としてもよく使われるものらしく、栗材専門の工芸品を扱っているお店があったり、家のフローリングとしても利用されているものであるとのこと。
木目もしっかり出るのが特徴らしく、風合いもよさそうで気に入り、栗材で作ることにしました。

寸法は置く場所に合わせて微調整して
幅90cm x 奥行34cm
厚みはちょっと集めの27cm
手前のコーナーに15mmの丸みをつけて、
奥から3cmのところにスマホを立てられる溝を付けました。
ウッドモールさんのサイトは素人でもわかりやすく細かい指定ができるようになっていて、スムーズに希望するオーダーを入れることができました。

仕上がってきた天板はイメージ通りで、色合いや質感もよくとても気に入りました。
いつも向かう机が愛着のあるものになるのはとても心地が良いです。


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