RTAイベントのオンラインボランティアをやってみた話(プレスピ編)


◯初めに

この日記は2年半に渡りRTA配信視聴者勢だった私が2週連続でオンラインボランティアに参加した体験記です。

前回同様イベントの感想の長文になりますが今回はボランティアの具体的な感想は別の日記で記載します。(そこも書いて長い文になると伝わりづらいから仕方ないね。)

◯ボランティアに応募したきっかけ

今回応募した理由は単純に「小学生時代64が家になく、PS1が家にあったため必然的にPS派になっていたから。」という単純な話です。

運営のばたけさんの配信でイベント告知があったのを見て「何かしら手伝いたいな〜」と思いつつ、10月のあるらじオフイベでお会いした際に「クリップ担当でもなんでも募集してます」と言っていただいたのでボランティア開始から即応募。

ISS2の時とは流れは別モノですね。

PS1自体かなりのソフト数ですし、今回は【PS3のアーカイブにない】や【他機種に移植がされていない】という採用優位条件が明言されていたため「凄いラインナップになるかもな~」と思ったら想像以上のラインナップになっていました。

イベント自体が色々凄いことになった中クリップ担当をやることに。


◯本番の動き

今回は採用タイトル発表から時間もあまりなかったので本番やっていた事等を雑に書いてきます。

まず今回のイベントですが「出れる時間ならいつでも自由参加」という事だったのですがこの日は当日になって1時間程の簡易的な仕事だったので元々あった買い物の予定を終わらせてから仕事をして12時半に家に帰宅。
前週のISS2と同様極力現場にいようとしたので翌日出かける予定は入れてませんでした。

そして今回のイベントでしたが走る女の時にきじましじまさんが話した通りクリップ班が2人しかいません
クリップ班2人でオールナイトのイベントを回すという異例の事態になっておりました。

事前の打ち合わせの段階できじまさんが「深夜のアークザラッド2は入ります」といったのでそこはお言葉に甘えましたがそれ以外は「自分が担当して負担を減らす」という意識で臨みました。

リアルタイムで担当していたのは
AsneLさんの『チョコボの不思議なダンジョン』第1ダンジョンクリア後からyagamuuさんの『アークザラッド2』最序盤。
SASさんの『アンシャントロマン』からのんのんさんの『ロックマンDASH 鋼の冒険心』中盤まで。
その後深夜帯で担当交代したタイミングから裏で朝方見れなかったシカダさんの『もんすたあ★レース』を切り抜いてました。

トータル20時間程クリップ作業をしておりました。

イベントが終わってからスタッフ内では「こんな長時間担当することは早々無い」というお言葉を頂きました。
イベント中には『激走トマランナー』の解説だったじゃかさんから御身体の心配もされました。
確かに身体にガタは来てましたが担当をやっている自分は楽しんでいました。

他にも本番中はクリップ班なのにアーク2が始まるまでに巻き進行だったイベントの時間調整プランの打ち合わせをゆでだよ〜くんとしていました。
これに関しては色々な理由が重なった結果なのですが結果的にはoil_kingさんとバカンダさんがそれぞれ10分くらい繋いでくれた後、ゆゆキチさんが『アークザラッド』初見プレイというスーパーリカバリーで30分以上繋いでくれたので物凄く助かりました。 

特にゆゆキチさんは普段やっていないレイド形式のイベントが故にめちゃくちゃ緊張していた中、我々スタッフの無茶な要望に対して素晴らしい対応をしていただき感謝の言葉しか出て来ません。
過去にRTA in biim、RiJ、レイドRTAマラソン、飲酒RUNと毎回イベントに出ては何かしら伝説を残して帰っていくゆゆキチさん凄すぎます…。

◯事前準備に関して

こちらに関してですが今回はISS2の時みたいなレベルの前準備はやっていません。
これに関しては以下の2つの理由になります。

ひとつは採用発表から本番まで2週間ちょっとしか無かったから。
もうひとつは採用された大体の作品が過去にイベント採用されたり、普段から配信でみている作品だから。

あと今回は『チョコボの不思議なダンジョン』、『黒い瞳のノア-Cielgris fantasm-』、『ウィザードリィⅣ ワードナの逆襲』など運要素が絡む作品がわりかしあったためそこをクリップの軸に出来ればストックは溜まると読んでいたからです。
今回イベント直前にガッツリ練習配信見学に行ったのは2作だけでした。
そのタイトルというのが『パラノイアスケープ』と『TRL ザ・レイルローダーズ』の2作、ゆゆキチさんのゾーンです。

この2作に関しては調べても作品の情報がほとんど見つからないという事情があるからです。
前者の『パラノイアスケープ』はPS1の奇ゲー・プレミアゲー談義でたまに見かけるので僅かに情報はありました。

しかし後者の『TRL ザ・レイルローダーズ』は全くといっていいほど情報がありません。
PS2が出た時代に韓国初のPS1ゲームで日本独占販売という情報とゆゆキチさん自身がYouTubeに投稿したRTA動画しか目立つ情報がありませんでした。

そして走者のゆゆキチさんと言えばニコニコ動画で数々のユニークゲー・奇ゲー・プレミアゲーのbiim式RTA解説動画を投稿し人気を博し、RTA in JAPANでも「1デスクリムゾン」を筆頭に伝説を残した方です。
しかもRTAイベントには滅多に出ない方でもあります。

私自身RTA配信やイベントをガッツリ見る前からゆゆキチさんの動画は何本か見ており、【64ゲーム全部購入して遊んでみる配信】も見ていました。

これを踏まえて私は「この方はプレミアゲーや奇ゲーの魅力を語って有名になったお方、その魅力を伝えられるよう作品知識を得てクリップでサポートしなきゃならない」という思いが生まれこの2作だけは事前に練習配信を見るプランにしました。

本番の3日前だかに練習配信をしているのを見たので視聴(本人にプレッシャーを与えないため配信中コメントは一切しませんでした。)
結果は……1回見てもクリップのポイントが見つからない程理解が追いつきません……。
ということで翌日から3日に渡り視聴して本番のイメージが完成。

『パラノイアスケープ』に関しては強烈なポイントがかなりあったのでクリップは充分溜まる、そこに一部削る箇所を選び本番のイメージを作りました。
『TRL ザ・レイルローダーズ』に関してはクソデカSE・特殊すぎる仕様・役に立たない僚機、この3つをクリップポイントに注目。
そこに加えて面白かったのが90年代〜00年代の韓国のゲーム事情の話です。

これに関してはゆゆキチさん本人が調べていたことに加え、ゆゆキチさんの常連視聴者である『ノンタンといっしょ くるくるパズル』勢である韓国人のtosiruさんがコメント欄で事情を話していたのでめちゃくちゃ勉強になりました。
「韓国にもPTAみたいなうるさい組織がいる」とか「PS1は当時日本に行って買ったりと正規入手手段が無かった」とか話しのネタがたくさんありましたのでここも本番で話題に出ればクリップにまとめようと決めました。

あとは本番前にゆゆキチさんが2022年正月のレイドRTAマラソン以来となるゆっくり音声実況と発言したコメントの表示という機械をフル活用した本来の配信スタイルで出場すると宣言していたので本番中機械方面でのあらゆる事象に対して少しでも力になれればなと思い本番に臨みました。
数あるRTAイベントでもゆっくり実況スタイルで本走するのはこのお方くらいですのでこれも良い勉強になりました。
もう一度言いますが私が本番中1番お世話になった走者さんはゆゆキチさんでした。

事前の準備はこれくらいです。
これに関しては1回やってみて事前準備云々でちょっと感じたことがあったので次の日記で話します。

◯イベントの感想

総合的な感想になりますがイベント自体はプレステ1直撃世代でしたし、クリップ担当を長時間やってみて色々な対応力やポイントもある程度解りました。
実際にやってみて「ここはスゴ技だからクリップするべきだったかな」とか「この何気ない発言がまた面白いな」というとりあえずクリップをやる必要がある箇所があったりと色々見れたので次回挑戦時はもっと迅速な判断でクリップを作りネタを増やしていきたいなという感想です。
長時間活動を筆頭に1回のイベントでクリップ班の経験をかなり積めた2日間でした。

長時間イベントが故にたくさんの方々の力があり、第1回目のイベントでありながらも大成功したので楽しい時間を過ごすことが出来ました。
イベント終了後にはあんな未熟なクリップだったのにも関わらず「クリップ作っていただきありがとうございます」とコメントもいただきまして結果が残ったというのは自信にもなりました。

正月のレイドRTAもクリップ班で入っていますが次はこの経験を軸に対応していこうと思います。

また、2日目の日曜日はRTAイベントが4本あった結果ボランティアが足りないという近年のRTAイベントの課題を現場の目線で知ることが出来たので今後少しでもボランティアの方が増えるよう自分からも話す機会があれば発信してみようかなとは思いました。

今回の日記は以上です。
色々と殴り書きな部分はあるかもしれませんが最後まで見ていただきありがとうございます。

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