24歳最終日

夜型の生活をいいことに、僕は真夜中に小さい音でワールドカップを見つつうたた寝る6月を過ごしている。暑くなったあとしばらく天気が悪くて涼しい日が続いた。今日から明日は天気も良さそうで暑くなるみたいでうれしい。日付が変わったら25歳になる。
誕生日の贈り物に、赤と青のメンバーのみずくみ、ボンドさん、まくらの3人からコルグのクリップチューナーと手紙をもらった。自分ではなかなか買わなそうな、丈夫でしっかりしてて使いやすいやつ。チューニングするたびに踊る。使う度に思い出せるってとてもいいなって思う。最近は4人で一緒に過ごすことが多い。練習のあとにみんなで練習の録音聴いたりライブの映像見たりしながらお酒を飲んで話す。だいたいはみんなでおどけて笑ってる。3人と演奏するのも過ごすのもとても楽しいから充実している。ライブもすごくいい感じだった。
そんな充実を感じるなかで、僕自身のやりたいことを思う。このままではいけないと毎日毎日思って自分が恥ずかしくなる。足が進まないのは自分で足を引っ張っているからでしかない。ようやく、なんとか糸口がつかめそうだ。気負いすぎていたんだきっと。この環境でやれるだけのことをやろうとしたが、うまくはいかなかった。さすがにもう作戦変更するよ。

今日はちょうど予定もないし、ちょうど天気もいいから、夜は狸小路まで出かけて、歌いに行くことにした。ちょうど日付が変われば誕生日だ。いろいろちょうどいい。24歳になってからつくった歌をたくさん歌ってみよう。なにか思い出すかもしれない。なにか気がつくかもしれない。
25歳がどうなるかはあまり想像つかないから、自分で描ける。振り返れば去年の秋からずっと白紙のまんまだ。きっとみんなぜんぶうまくいくさって。

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