エレキギターとアコースティックギター

‪昨日はスタジオでテレキャスターを弾いた。大きい音でエレキギターを弾くのは、ひさしぶりだった。アンプでつくる音はいつもどおり。ずっと前からこの音。でもエフェクターで歪ませるとなんだかしっくりこなかった。好きな音が変わったのかも。それにジャスコーラスからクリーンで鳴るコードの一音のニュアンスは、僕の弾いたとおりにはっきりと聞こえてきて、なんだか納得がいかなかった。ひとりでアコースティックギターを弾く方が、歌う方が、かんたんだと思った。シンプルだもんね。他の音が鳴っていない、鳴るのは自分の音だけなのは。東京に来てからはひとりでしか演奏していない。ひとりで演奏すればするほど、それがどんどん楽しくなってきて、いつのまにか逆転していた。それはそれでうれしかった。

7年前から弾いてるYAMAHAのアコースティックギターにはずっとマーチンの弦を張っていたけど、この前エリクサーという高級な弦を張ってみた。ギターが違う声を出した。どちらにしても、やっぱり僕のYAMAHAはいつもどこにいても好きな音で鳴ってくれる。僕の声はどうだろう、食べるもの、見る景色、言葉づかいで、だれも自分も気づかないスピードでちょっとずつ変わってるのかも。いろんなことを試してみると、もっとおもしろいのかも。

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