ささやかに始め、派手にやる

東京生活がまた始まった。

空港まではヒロキ夫妻が車を出して送ってくれた。乗った瞬間にサムクックのハーレムスクエアが流れていて最高。古瀬さんが家の前まで見送りに来てくれて缶コーヒー3人分とセイコーマートのパンをくれた。パンは今日の昼につまんだ。空港で高級めの寿司を食べてコーヒーを飲んだ。飛行機は2時間遅れた。浜松町の駅のホームで迎えに来てくれた大網新也と合流。いそう郎の家に荷物を置いて、ふたりで酒を飲んだ。意気込みを語っていたらいつのまにかイチローの素晴らしさに話が移ろった。小杉湯帰りの諒と寛大と落ち合って家に帰った。気づいたら寝ちゃっていた。

朝仕事に行く彼らの物音と共に目覚め、荷物を整理して買い物リストを作って出かける。二階の入り口から遠くを見て、まだ見ぬ自分の暮らす部屋を思った。モルトの顔を見てなぜかドミノピザを食べた。僕はドミノピザのある国へ来たのだな。石川葉月から自転車の鍵を受け取り中野区役所へ。花粉でくしゃみが止まらない。桜がときより見える。ごった返す役所で長い待ち時間を終えて職場へ。久しぶりの人にも再会し1時間で手続き終了。3年前と同じ鍵屋で合鍵をつくり高円寺の南の方を回想と共に歩き、やはり僕は七ツ森へ。

このはじまりの気持ちは、大げさでも派手でもないがとても清々しい。もともとあった続きを続けるだけだ。楽しくやれるだろう。こわいものはない。すべてのものや人からエネルギーを感じる。七つ森を出たら、いろいろと買い物をしよう。明日は早朝からスタジオに入る。朝練バンドなのだ。朝早いけど今日は長い夜になりそうだ。会いたい人の顔がいくつも思い浮かぶな。巻き込んで巻き込まれて、いくぞ。ここから派手にやるぞ。

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