手巻き

いま僕は友人宅に居候の身だ。
ふたりの友達とそのふたりの先輩も合わせてなんと5人の男が畳のあるふた部屋に暮らしてる。なんだかんだあんまりみんな家にいなくて全員揃うことはまずないし、案外ひとりきりの時間もある。いろんな組み合わせで居合わせて話したりテレビ見たりするのがなかなかに楽しいのだ。みんな自由で、寛容で、居心地いい。暮らしにこだわれないのが余計に新しい生活へ導いてくれてる。

そんなルームメイトのひとりショーン(本名・日本人・漢字で書くとお洒落)が手巻きの煙草を勧めてくれて、さっそく自分で葉っぱを選んで買ってみた。教わったとおりに巻いてみるもなかなか上手くできない一週間。ようやく慣れてきたってところか。あんなにそばにいたハイライトに、ほとんど手をつけなくなってる。
それほど手巻きにはいいところがたくさんある。煙草のいやなにおいがあまりない。いいにおいする。おいしい。億劫さもわるくない。葉っぱにもいろんなブレイバアがあり、巻く紙、フィルターも多種多様で、探究心がくすぐられる。なにより、相当コストがおさえられる。いいもの見つけたなって思う。

kirinjiのTENというアルバムが良かった。


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