5月。

ずっと考えては、思い出し、思い出してはしたくもない想像。もはや過去のことはなんの意味もないのかも。いいのか、悪いのかわからない。都合のいいことだけ、覚えていたり、忘れたいとことはなかったようなつもりで息をしたり、そういうこともできる。これから、どうしたい。それがだいじだ。こたえはひとつしか選べない。光は見える。光は過去にもたしかにある。笑った顔とかくれた言葉とか見た景色とかそういうのが、ちゃんと光ってる。雲が多いほうが夕焼けは綺麗なんだ。見上げればいつも月が笑っているわけじゃない。永遠とかぜったいなんてないのかもしれない。ないんだろう。つなぎとめるもの、たしかにあるはずなんだ。はなれずにつながっていることはできる。愛は許せることだし許せないことだ。なにごともない未来が、ほしいわけじゃない。僕が信じていることは、まちがいないよ、ちょっとしたものやことでは負けやしないよ。

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