函館滞在記①

12/8
前日のワンマンを終えて京さん家で目覚める。やりきったなってよりは、これからだよなの心境。なにせこれから函館へ向かうんだ。たのしみはつづく。函館のライブに一緒に出演する、あずまとかりんちゃんが迎えに来てくれて、荷物を積み込み、いざ出発。かりんちゃんの運転、助手席あずま、うしろにヤハタ。クロマニヨンズのレインボーサンダーをかけてもらった。あずまはまだ聴いてなかったみたいで、ヒロトかマーシーどっちの曲か考えながら聴いていた。昔よくあずまの家で一緒にクロマニヨンズ歌ったり聴いたよな。このアルバムは誰かとだともっといいね。ローソンで買ったごくふつうのハムのサンドイッチがやけにおいしかった。中山峠に向かう頃、雪が猛烈に。真っ白の中から対向車があらわれる。前の車もかすむ。僕は車の免許を持っていない。運転できる人はかっこいい。中山峠のサービスエリアで降りるとスキー場のにおいがした。風がすごかった。普通の顔で立ってられない。買ったザンギをつまんで再出発。
函館に着。アトロくんと合流して、かりんちゃんおすすめのラーメン屋 響へ。アトロくんはテンションが上がってよくわからない発言をしていた。思ってたより彼はおかしなやつだった。味噌ラーメンめっちゃ美味かった。チャーハンと餃子も食べて大満腹。4人でバスに乗り五稜郭へ。四文屋に入る。みんな満腹のあまりなにも喋れない考えられない食べられない飲めない。まもなく来る堀木光太郎が満腹ではないことを祈った。堀木さんはそれほど満腹ではなかった。会うたびに顔色がよくなってる。みんなの満腹も落ち着いていろんな話が弾んだ。堀木さんはなぜか友達のことを呼び捨てで呼ぶようにしているらしく、僕は頑張ってトシキと呼ばれた。翌晩にライブする銀色のグラスがすぐそばにあるので5人で行くことにした。そこではかりんちゃんとゆっくり話をした。自分のことばかり話してしまった気がしたけどやさしい言葉で聴いてくれた。夜は更け、僕はアトロくんの家へ。歩こうかと思ったが0.1秒でタクシーに乗り込んだ。アトロ邸で音楽の話ばかりしていたら4時になっていた。4時間も経っていた。最高の気分、無敵の酔いだった。寝よう。


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