電飾とスポットライトと横顔

ローグを出て、北12条駅のホームに降りた。地下鉄が来るのか信じがたいほどにしんとしていた。でもちゃんと来た。しゅんしゅんと言ってから、ごわーんと来た。終電の一つ前に余裕を持って乗れてしまった。こんなに素敵な夜だのに。明日も朝は早いそして夜はライブなのだ。こんばんは終わってしまったがまた僕のたのしみはつづく。みんなにもまたすぐに会える。だからかな。長居しちゃいそうな大きなわけがひとつないってだけでこんなにあっさり帰れるなんて自分でもおかしい。僕は単純だ。それだけだよ。結果的にすべてはオーライ。今朝2日分の荷物を持って家を出るか随分思案したけど、今日1日分で大正解。狙いどおり。家で寝れること考えたら帰ってからバランタイン3口ぐらい飲んでもいいよね。そう考えたらじゅうぶん。

こんばんは一瞬。終わらせれば短すぎる。引きのばしても短すぎる。もし時間を計れば長いのに。漂流歌劇団のみんなはクラスメイトというよりは隣のクラスの興味深い人たちで廊下で会ったら やあって目を合わせるくらいのもんなのに本当はじっくりと話したかったりする。たくさん人がいると僕はいつもうまく話せない。もっと話したいことがあったかもって気持ちで今日も地下鉄に乗ってる。逆方向の東西線に吸い込まれそうになって危ないところだった。ローグにマフラー忘れた気がする。まあいいか。続きを見れる幸せをみながら20分歩いて家に帰ろう。なに聴こうかな。

京さん誕生日おめでとうね。僕の大事なものや大切な人の多くは京さんがおしえてくれたよ。今年はいろいろやれてたのしいねえ。いつもありがとう。漂流のみんなもありがとう。

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