月がはじまるとたん

8月になったとたんに長かった梅雨が終わって、1ヶ月まるごと晴天だった。ずっと燃える猛暑だったな。うれしかったな。九十九里浜行ったり、キャッチボールしたり、花火したり、道で歌ったり、道で飲んだり。わかりやすい思い出もちゃんとあってよかったよ。そんな8月最後の日、道で寝るという事案が発生した。財布を盗まれるおまけつきだ。初めての町で酒を飲みまくったのだった。明らかにやりすぎた。最寄り駅までちゃんと着いたのは奇跡のように思うし、目覚めたのが果ての地じゃなくて本当によかった。いったいなんでそこに寝てしまったのだ。家からはほど近い。でも道は2本ぐらい間違えている。ごくふつうの民家の前だし道幅は車一台通ったらかなりはじに避けないといけない感じだ。やけに姿勢良く仰向けに寝ていた気がする。なにも寝心地の良いポイントはない。自分で自分がいやで仕方ない1日だったから、やわらかに死にたかった。でも命は無事でよかった。気をつけよう。
9月になったとたんに、わかりやすく気候が秋めいた。今年はなんかおもしろいね。心寄せる人たち、これからも健やかでいこう。

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