バンドが組みたい

最高なやつを。最高な人と。
歌う人生は常にバンドとともにあった。弾き語りはバンドと同ベクトル、時折は別ベクトルで、あくまでバンドがあった上でやるものだった。自分のバンドがなくなって一人でしか歌えなくなった2016年から2年少しになる。バンドができないこと、そしてバンドではできないこと、そういうのをだんだん見つけた。ひとりでやりたいこと、できないことが見つかった。ひとりでしかやりようがないから、ひとりでできることは自ずと増えたように思う。そしてソロのフルアルバムを作りたいなと思うくらいに、ひとりで歌うことが好きになった。フォークギターのあの乾いた音が好きだ。僕は僕が弾いてきたYAMAHAのFG200Dの音を愛してる。

バンドをやりたいという気持ちは、ひとりで歌うことへの熱によって、薄れる時期があっても一度も火が消えることはなかった。やる人がいない。それはいろんな要因で。なによりも自分に対する不満のせいで。

僕は、遠くない未来にバンドを組むだろう。僕がつくったバンドを。誰ひとりもメンバーは決まっていない。それでもそう思うんだ。今の自分に満足は到底していないし根拠もないくせに、バンドが組めるような気がしてきてる。僕にしか作れないバンドがあるし、その音はきっと他の誰にも真似できない。それって普通といえば普通だけど。

ひとりで歌うことはずっとやめないと思う。好きだから。どっちがどうとか、ないし、僕は素敵な音楽を演奏したいだけだ。でも僕はバンドが得意。もうそれはなんの科目が得意だったとかと同じようなことで。

好きなこと、やりたいというそれだけのことだ。簡単に満足できない。簡単に満足してたまるかと思うよ。

いままでだって散々こんなようなことを書いてきて、今日もまた自分でわかりきったことを書いてしまった。こういうことを、なかなか口に出して言えないことだって今までたくさんあったんだよ。

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