居場所とか現在地

6日間ほどの札幌滞在が終わろうとしている。
なつかしさが、はずかしくもどかしくさみしく、ずいぶん心は乱れた。だれにも期待はある。こうあってほしいという勝手な願いが。あのときも今も、だれひとりわるくない。よくはなかったかもしれないけど。それでも笑えたよ。ずっとだいじにしていることがある。よき友はみんな健在、心の中まで。会いたい人にたくさん会いたくさんの話をした。どの人もたいして変わってなかった。お互い。だから僕は今の僕に気がつくことができた。そうだったな、そうだよな。こんなもんだよな、これだよな。心は動き続ける。
居心地の良さに、何度も居心地が悪くなった。それは自分自身のせいだろう。誰かにたいしての気持ちも、ぜんぶこの自分から生まれてる。誰かが悪いそんなわけはない。
あの頃に戻れたら、ほんの少しだけあったしょうもない気持ちはもう消えた。
どこに行ったってたいして変わらないよ。自分で歌ってる言葉が頭からつま先まで何周もしてる。近くや遠くの未来を思ってこんなにもまっしろだったことは今がはじめてだよ。

なんでもいいからたのしくいたい。たのしけりゃなんだっていいんだもんね。僕が好きな人や好きな音楽はいつも、こんなにシンプルなんだぜと、言いもしないでおしえてくれる。それが僕にとっての光。ちゃんと光を見たんだ。たくさん見れたらいい。僕と僕の日々には圧倒的に、たりないみたいだ。

飛行機に乗る。どこだろう。どこまでだろう。