ロマンス

奥山漂流歌劇団の練習から帰ってきて、家の近くの いたどり公園の屋根のあるところで座ってる。日付が変わった。外は冷たい雨が降ってる。今年はたくさん雨に当たった気がしてあんまり雨が嫌ではなくなった。ぬるい雨じゃないからかな。漂流歌劇団でアコースティックギターを弾いて、赤と青では赤いテレキャスターを弾いて、そしてメイプルのテレキャスターを持つハウアユースも動き出す。ソロのCDはもうすぐ出来上がるしワンマンもある。いい瞬間といい人たちに囲まれていい時間の流れにいる。130年ぶりに遅い初雪がもうすぐ降るみたい。すごくしあわせで恵まれているのにな、ぜんぜん満足できないんだ。理由はとてもはっきりわかる。でも今できることをぜんぶ全開でやりたいよ

練習が終わって、ゆっちさん、とやまくん、京さん、吉江に手を振った。なんだか今日は学校みたいだったな。

1人になって自転車漕いだときに、ゆっちさんがふって言った言葉を思い出して、ああそうかと気がついた。燃えあがるときを知ってるんだ。だからさみしいとか、なんとなくとか、半端な温度とか、そういうのもわかる。

誰かにはなかなか説明できない強い根拠。
それだけゆずれない。
そう生きていたい。
恋をするならそんな恋をしたいんだよ。


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