見出し画像

【#22】ラプンツェル症候群【f_Y.A.(today)】

僕がラプンツェル症候群と読んでいる言葉がある。

大体親に過保護気味に育てられた子供達に発症しやすいので、そう呼んでいる。具体的な特徴は以下の通りである。

  • 自分の意思がない

  • プライドがない

  • 自分に自信がない

  • 何か人から言われたことを正しくこなすのが、重要であると思っている

親に大変丁寧に育てられると、大体自分を社会に強制的にアラインさせる。何かやりたいことがあっても、仕方なく勉強したり、仕方なく習い事を頑張ったりするようになる。やがて自分の意思がなくなり、人の目を気にし、他人から評価されることに目を向けるようになる。

概ねこのような人たちはメンヘラになりやすい。常に他人の目を気にしているので、自分の中に中心軸がなく、他人に評価されないと自分が存在できない。

主に、誰かに依存することになる。

親たちは良かれと思って、子供をラプンツェル状態にし、子供たちは予定調和のように自我を失っていく。

近代の悪しき慣習はまさにここに現れているように思えるし、この解放なくして脱近代など本当にありえないと思っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?