2/12 FP1級実技試験 part2(前半)

※正しい答えではない可能性があります。

【試験まで】
13時からの試験でした。
朝は模擬面接をしていただき、11時には現地に到着しました。
既に2人勉強中。
12時半頃にはそれぞれ会場へ移動していきました。
試験までがかなり長く、13時から説明開始、私が試験開始したのが14時50分でした。

【試験前の気持ち】
模擬面接10回以上、実技勉強時間300時間以上
それなりに自信がありましたので、問題ないだろうと思っていました。

【設問】
母Bさん(80歳くらい)は都市計画調整区域の土地をX社に貸している。
事業用借地契約を締結しており、母Bさんが高齢であることから息子Aは対策をしておきたいと思っている。
相続時精算課税制度を適応しており、BからAに既に2000万円贈与している。
対策案
一案〜土地を生前贈与する。Aは直系尊属からの税率軽減を検討している。
ニ案〜使用貸借として固定資産税程度をBへ支払う。

【15分間の思考タイム】
自信満々で問題を開きました。
直系尊属からの軽減税率がわからず。
相続時精算課税制度を適用した場合の相続時と贈与時の違いが全くわからず。
結局、ほとんど記入できないまま面接時間となりました。

【面接】
※入室から着席まで省略

面接官「設例読んでもらったと思うけど、Aさんに確認することはなに?」

私「Aさんの収入や資産状況の確認、それぞれの意向確認、母Bさんの今後のライフプラン、母Bさんの意思能力の確認」

面接官「あとは借地契約の確認も行わないといけないよね」

私「そうですね(設例に内容書いてあったから触れなかったのに聞かないとだめなんだ…)」

面接官「ではあなたがFPとして確認する事項はなに」

私「謄本と公図での権利確認」

面接官「登記簿はどこで取得するの?」

私「法務局です。」

面接官「続けてください」

私「実際に現地を訪問し、近隣や土地の弊害、境界の確認を行います。また、土地の時価や地代の妥当性の確認、また都市計画や今後の開発について確認し、最後に一案とニ案の税務確認を行います。」

面接官「都市計画の確認はどちらで?」

私「行政役場の建設担当部署になりますね」

面接官「建設担当部署以外もありえるけどね。では一案とニ案のそれぞれの特徴を述べてください。」

私「(やばい、わからない)一案は生前贈与にて事業用定期借地権を承継するということですが、一時金等の承継特約の確認が必要になると思います。ニ案については、使用貸借としてAさんが事業を行い、相続時に土地を取得するということですが、相続時精算課税制度を利用されているので非課税枠を超過した場合、一律20%課税されます。」

面接官「Aさんが直系尊属からの生前贈与の税率軽減の利用を聞いてるけどそこはどうなの?」

私「1度専門家に確認し、明確なものを後日お答えいたします。(住宅教育子育以外にあったっけ?)」

面接官「さっき相続時精算課税制度っていってたけど、税率は一律だよね?だから使えないでしょ?」

私「そうですね、適用できないかと思われます。」

面接官「相続時精算課税制度ってことだったけど生前贈与は何税になるの?税率は?」

私「贈与税です。2500万円を超過した分は一律20%です。」

面接官「基礎控除使える?」

私「適用できません」

面接官「では続いて、相続時は何税?」

私「相続税です。(正解は贈与税)」

面接官「(鼻で笑う)本当に?贈与税でしょ?」

私「失礼しました、贈与税です。」

面接官「相続税でしょ?」

(このやり取りを数回しました。)

面接官「では、贈与税の課税の種類は?」

私「贈与税…超過累進税率になります!」

面接官「これ、相続時精算課税制度だけど。」

私「え?総合課税?えーっと…(慌ててしまい、総合課税という意味不明な返しをしました)」

面接官「暦年課税ね。ニ案の使用貸借だけど評価あるの?」

私「使用貸借について、土地は全て母Bさんの相続財産評価になるかと思われます。」

面接官「使用貸借って権利発生しないよね?評価は?」

私「使用貸借自体には評価はありません。」

面接官「では、あなたは一案とニ案どちらを勧めますか?」

私「(これについては本当にわからない)記載事項から考えられることは相続税評価2500万円、時価7500万円ということなので売却だけは絶対に避けるべきだと思います。そし…」

面接官「いや、一案とニ案どっち?」

私「ニ案です!(勘)」

面接官「(鼻で笑う)あなたさっき使用貸借は評価ないっていったよね?だから?」

私「(誘導されてもわからない)一案です!」

面接官「そうだよね。なんで?」

私「相続時精算課税制度を利用していますし、借主との契約上問題なければ、生前贈与でも問題ないかと思われます。一案とニ案の効果は専門家に相談の上、後日連絡致します。」

面接官「いや、Aさん現預金少ないんだから生前贈与して今のうちに資金増やしておかないとね。」

私「そうですね、ありがとうございます!」

面接官「最後に今回関係のある専門家答えてくれる?」

私「契約の確認として弁護士と宅地建物取引士。税務相談は税理士になります。(今回関係ないだろうし土地家屋調査士と司法書士はいいや)」

面接官「宅地建物取引士よりもっといい専門家いるでしょ?ほら、公正証書役場に行く人。」

私「(法務局じゃなくて公正証書役場?)し、司法書士!」

面接官「司法書士の方が適してるよね。気をつけるべき点は?」

私「具体的な税務相談は税理士の独占業務なのでFPとしてしないように気をつけるべきです。」

面接官「はい、お疲れ様でした。」

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