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空我〜人生3週目の視聴〜

2023年05月26日16時57分3週目振り返り視聴スタート〜2023年06月06日0時38分 視聴終了

本日、5/23より始めていました『仮面ライダークウガ』3週目振り返り視聴が0時38分をもって終了したことをここに報告致します。

CSMアークル情報解禁頃に2週目を見て以来なので、約5年振りになるクウガ。
当時高校生だった自分から今は社会人となった自分。かなりの月日が流れており自分も心の在り方がだいぶ変わっているのか当時見ていた時の感覚と今回の振り返りでみた時の感覚がだいぶ変わっていたことにびっくりしました。

そういったとこも踏まえて、今回クウガ3週目においての感想をこのnoteに綴らせて頂こうと思います。




クウガとの最初の出会い


ちなみに私のクウガの出会いは、中学生の頃になります。
中学生の頃初めてお小遣い制度が取り入れられ、ついに自分でもTSUTAYAでのレンタルができるようになりました。そこでまだ見てないクウガから、当時リアタイだけどほぼ記憶にない頃のファイズまでを見ようということで、見始めたのが最初の出会いでした。

初めて見た時の感想は、やはりヒーローのクウガと警察の連携によって退治されるグロンギのシーンであったり、各フォームへの変身であったりそういった部分へのかっこよさに惹かれました。ですが、当時の自分はかなり好感度が高い作品と言えるがすごくハマったかと言われたらそうではなかった気がします。

そして中学卒業後、高校入学しスマホを持ち始めさらにバイトを始めれるようになりました。そんなとある日、高校2年生の頃です。Twitterにてとある情報が目に入りました。

CSMアークルの発売

これが目に飛び込んだのです。しかもCSと変わり金の力発動時と凄まじき力発動時のパーツや装飾の再現、更には一条薫役の葛山信吾さんのセリフ入り一条さん仕様の携帯も付属。
ちょうどバイトしてお金もある程度溜まっていたということもありそこで高校生ながら人生初のCSMアーケルを購入することを決め購入すると同時に2週目を見ることにしました。CSMを購入したということもありそこでようやくクウガへハマったという感覚でした。

そしてそれから5年の月日がたち3週目をついに終了しました。


それではここからは本格的に3週目の感想を綴っていこうと思います。

仮面ライダークウガ 3週目振り返り感想

3週目において今回、1番感想で話したかったことがいくつかあります。

まずは1つ目、

THOUGHTS 1 居場所

『居場所』
 話の中で描写される『居場所』に対する感想です。
2000年1月29日に発掘された九郎ヶ岳遺跡の研究員たちによって封印が解かれ、それから始まった未確認生命体通称グロンギによる人民への被害。
ゲゲルという殺人ゲームのルールに従って無差別に惨殺されていく。それは子供、年配関係く行われる。
それによって生まれる被害者やその遺族。
遺族や被害者だけではなく、それらに関わる人たちの『居場所』の描写が各話、各場所に散りばめられていると感じました。

1番印象強いのは、榎田ひかりと榎田冴親子。朝日奈奈々と舞台。五代みのりとわかば保育園。五代雄介と沢渡桜子さんかなぁと思います。

未確認の犯行が過激化かつ進行速度の加速化につれ、それに応じた解明や武器の準備が増えていき、榎田ひかりさんの仕事量も増え、だんだんと冴くんとの時間を作れなくなり、ジャンに貰ったクラフトブックも渡せないまま月日が流れていく。約束していた付録のペーパークラフト、授業参観、ありとあらゆる約束が、未確認の出現によって叶わなくなってしまう。

未確認によって舞台稽古の先生が殺されてしまった奈々ちゃん。すごく尊敬していた先生を亡くし悲しみに襲われるが、何とか立ち直り再び稽古に励むも、オーディションにて『目の前で大事な人が未確認に殺された時の演技』という課題を出され、それだけでも嫌なのにライバルから『先生が殺されたこと役に立ちそうだね。』と酷い言葉を浴びせられる。尊敬し慕っていた先生の死をそんな風に!とありとあらゆるものが重なり途中でオーディションを抜け出してしまう奈々。

未確認の犯行が続くにつれ、人々の行動範囲も狭まっていく。それにつれてわかば保育園にいる子供たちのお迎えもどんどん遅くなってしまう。子供達もニュースで未確認のことを耳にしているため幼いながらどんどん不安になっていく。4号が出始めた頃はさらに未確認と交戦する4号という存在にも不安を覚えどんどんと子供達の不安が募るばかり。それを何とか解消すべく笑顔で『大丈夫』と慰めるみのり先生。

未確認との戦闘も増え、どんどんと強さをましていく未確認に対し倒れることが増え始めた五代。窓の外からよじ登ってきたり、いつも笑顔な五代が倒れる度に不安に襲われる。ギノガ戦で窮地に陥った時は死ぬかもしれないという不安の中でも、自分なりに自分の出来ることをと研究室に戻り『戦士の 瞼の 下 大いなる 瞳に なりし 時 何人も その眠りを 妨げる事 なかれ
』という碑文を解読。無事五代は復活。

と、このように主要のキャラクターもそうですが、この世界に暮らす人々にはそれぞれ暮らしがあり生活があり帰る場所、『居場所』がある。それらが未確認生命体によって不安と悲しみに溢れ、ましてや生活や暮らし、そしてその居場所すらなくなってしまう。

そういった描写が作中沢山描かれており、そう言った部分がクウガの世界のリアルさを引き立てているのだと今回見返して強くおもいました。

THOUGHTS 2 関係性

続いてお話する感想は『関係性』

これは五代と一条や五代と桜子さんという関係性もあるのですが、今回はそういった部分ではなく時おりTwitterにも呟いたことがある、

人と人、クウガとグロンギ

の関係性の描写についてです。

グロンギはただ自分らのゲーム『ゲゲル』のため人を殺していく。その対象に殺意がある訳でもなく理由がある訳でもない。ただ自分らのゲーム『ゲゲル』の進行のため、階級をあげるため。
そんな奴らと唯一張り合える存在がクウガ。しかしクウガとグロンギは、使う言語も違えばましてやゲームを進行しているグロンギとクウガじゃ分かり合えるはずもない。

でも人と人は、分かり合える。

そういう描写がすごく上手いなと感じました。

EPISODE 35 愛憎 でのしゅうととひろゆきの喧嘩と、クウガとジャラジの戦闘。

EPISODE 41 抑制 での奈々とライバルの子とクウガとジャーザの戦闘。

どちらも人と人、クウガとグロンギの関係性の対比を上手に表現してる回だと思います。

人と人が喧嘩しても人と人は手を取り合える。心が伝わるから、勇気をだして言葉にして『嫌だ』だったり自分の思いを口にして相手に伝えることが出来る。だから人と人は手を取り合える。
それに対してグロンギは、言葉は伝わらず想いを口にしても彼らにはなんのストッパーにもならない。

それを手のアップの描写だけで表現するクウガの映像の作りに感動しました。

THOUGHTS 3 笑顔

最後に語るのは『笑顔』

五代雄介の1番最初の技でもある『笑顔』。
そもそも五代雄介の技は全て人を笑顔にするため。どんな些細なことでもいい。手品や音楽どんなことでも人のためみんなが笑顔になるために身につけた1999の技そして、新たに身につけた2000番目の技。
五代の父親からのハガキのメッセージから始まった、五代雄介を形作っているもの、『みんなを笑顔にしたい。』という思いは、作中1番強く語られてますし、最後の最後までその思いを貫きやがてはその笑顔で伝説すら塗り替えてしまう。

 本来凄まじき戦士になる時は、聖なる泉枯れ果てし時。いわゆる心が『憎悪』や『悲しみ』に溢れた時でした。しかし五代雄介が凄まじき戦士になった原動力は、最終話で桜子さんが話していた通り『みんなの笑顔を守りたい。』という強い思いでした。

五代雄介が思うその心は幾度となく人々を救い、周りに勇気を与え、そして見てる我々に強く心に響く思いでした。

EDの『青空になる』も『笑顔』から来てるのも熱いですよね。
最終回にて『青空を見てる時笑顔になる。』とポレポレにいた4人は口々に言いました。青空という澄み渡る空のように自分も人々に笑顔を与えられる存在になりたい。そういったメッセージが込められていると改めて感じました。

そして、五代雄介の1番最初の技『笑顔』。
笑顔はひとりが笑顔でいればつられて周りも笑顔になる。いつも五代は周りに笑顔を振りまき、会議や事件で緊迫したとこを緩和させ笑顔で『大丈夫!』といつものあれをやるわけです。︎👍🏻

 ヒーローとして五代雄介として『笑顔』を守る。『笑顔』にする。それは戦いだけでなく些細なことからでも。
本当に『笑顔』に対する想いが強い作品でした。



いかがだったでしょうか?

ひさしく見た仮面ライダークウガ、初見や2週目の時は、戦闘シーンの方に目が行きがちでしたが今回改めて見ると戦闘シーン以外の部分だったりが強く心に刺さりました。

改めてクウガは第1作目にして本当に仮面ライダーの時代を塗り替えた作品だなと感じました。

ちなみに昨日になりますが、クウガのDVD全巻が届いたということもあって、今後は定期的に見返していきたいなぁとも考えてます。

という訳で以上でよつの、クウガ3週目振り返り視聴の感想でした!

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