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【安定と奇策は両立できるのか】アルセウスヌメルゴンをポピー手裏剣型に変えた選択は正しかったのか

こんにちは、Y氏です。
noteをご覧いただきありがとうございます。

【今回の目的】
・私が愛用するアルセウスヌメルゴンについて
長らくビーダルホシガリス型を使っていましたが、1ヶ月ほど前からポピー手裏剣型に変更しました。戦績、一人回しの結果を踏まえて、それぞれの型にどれだけの差異があるかを確認します。


■デッキレシピ

▽ビーダルホシガリス型

ビーダルホシガリス型

以前使用していたものです。
「1ターン目にアルセウスVにダブルターボエネルギーを貼る」という目的に重きを置いたデッキで、エネくじを2枚採用しています。

【基本的な戦い方】
アルセウスVSTARでヒスイヌメルゴンVSTARを育て、ヒスイヌメルゴンVSTARで耐久しながら戦う。
・ビーダルとホシガリスの連携で常に手札をリフレッシュし、ターン内での最適な動きを目指す。
【サイド押しつけプラン】

①アルセウスVSTAR:2枚
②ヒスイヌメルゴンVSTAR:2枚
③ヒスイヌメルゴンVSTAR:2枚

▽ポピー手裏剣型

ポピー手裏剣型

ホシガリスに代えてかがやくゲッコウガを採用し、『サイド1アタッカー兼ドローエンジン』として運用していきます。
エネくじを1枚減らしたため安定感はやや落ちますが、サイド1のかがやくゲッコウガを組み込むことにより、2-2-1-2のサイドを押し付けることができます。

【基本的な戦い方】
ビーダルホシガリス型と同様に、アルセウスVSTARでヒスイヌメルゴンVSTARを育て、ヒスイヌメルゴンVSTARで耐久しながら戦う。
・かがやくゲッコウガとポピーを活用し、アルセウスVSTARやヒスイヌメルゴンVSTARが倒し損ねたV・exを取ったり、HPの低いポケモンを2枚取りしたりする。非V・exデッキを相手に、複数のサイドを一気に取れるメリットがある。
【サイド押しつけプラン】
①アルセウスVSTAR:2枚
②ヒスイヌメルゴンVSTAR:2枚
③かがやくゲッコウガ:1枚
④ヒスイヌメルゴンVSTAR:2枚

■戦績

集計期間:2023年6月10日~2023年10月8日
大会形式:ジムバトル
ビーダルホシガリス型:13勝9敗
ポピー手裏剣型:5勝5敗

集計期間中に「ポケモンカード151」、「黒炎の支配者」、「レイジングサーフ」が発売されており、デッキの立ち位置も変化しています。しかしビーダルホシガリス型は概ね良好な成績、悪くても勝率5割で終えることが多かったです。
ポピー手裏剣型はデータが少ないこともありますが、対戦した10戦すべてでげっこうしゅりけんを撃てず、ほとんどの対面でマナフィが出てくるなど奇策は全く成功しませんでした。

■検証 安定より奇策を取る必要はあるか

上記の戦績を見てもわかる通り、現状私のデッキではかがやくゲッコウガによる奇策・ポピー手裏剣の成功率は「0%」です。フリーで友人と対戦した時に一度だけ決まってフィニッシャーとなりましたが、成功率は限りなく低いものとなっています。
ですがデッキレシピにも書いた通り、ポピー手裏剣型はメリットも大きく、かがやくゲッコウガによるサイド1の押しつけ、ネストボール1枚でシステムポケモンを呼び出せる手軽さ、そして何よりアルセウスやヒスイヌメルゴンが倒し損ねたV・exをベンチ狙撃しながら倒せるという点で、どうしてもデッキに入れておきたいのも事実です。

そこで、2つの型について安定度に着目した一人回しを行い、そのデータを取ることにしました。

▽一人回し ルール

先攻想定で10回、最大2ターンの一人回しを行う。A〜Eの5段階評価。
【チェック項目】
「アルセウスVSTARによる攻撃」、「ヒスイヌメルゴンVSTARの育成」、「システムポケモンの配置」、「ヒスイヌメルゴンの次のアタッカー用意」を要点とする。2ターン目の盤面により、5段階評価の判定を行い盤面を点数化する。(A:5点、B:4点:C:3点、D:2点、E:1点)

『A』:理想盤面
・アルセウスVSTARで「トリニティノヴァ」を撃つ
・ヒスイヌメルゴンVSTAR ノヴァで加速
・ビーダル or かがやくゲッコウガ
・ヒスイヌメルゴンV 2体目
『B』:システムポケモン不在 or ヌメルゴン2体目不在
・アルセウスVSTARで「トリニティノヴァ」を撃つ
・ヒスイヌメルゴンVSTAR ノヴァで加速
・ビーダル、かがやくゲッコウガ、ヒスイヌメルゴンVの誰か1体がいる
『C』:ヌメルゴンが未進化 or 進化したがベンチにヌメルゴンしかいない
・アルセウスVSTARで「トリニティノヴァ」を撃つ
・ヒスイヌメルゴンVに加速できるが進化できない
・進化は成功してもベンチにヒスイヌメルゴンVSTAR 1体以外誰もいない
『D』:アルセウスが相手にダメージを与えられない
・アルセウスVで「トリニティチャージ」を撃つ
・ヒスイヌメルゴンV or VSTAR トリチャで加速
『E』:アルセウスが技を撃てない or ベンチにヌメルゴンがいない
・アルセウスVが技を使えない
・技を使えても、ベンチに加速先のヒスイヌメルゴンVがいない

▽結果

先攻想定10回

♦ビーダルホシガリス型
A:1回 B:3回 C:1回 D:1回 E:4回
♦ポピー手裏剣型
A:2回 B:1回 C:3回 D:1回 E:3回

なんと、安定を多少犠牲にしたはずのポピー手裏剣型の方が安定しているという結果が出ました。
かがやくゲッコウガがいる分だけ「A」や「B」は確かに達成しやすいのですが、エネくじが1枚少ない分だけダブルターボエネルギーにタッチするチャンスは少ないはずなので、「D」や「E」は増えても不思議ではありません。ですが、それもビーダルホシガリス型より少ないという結果になりました。
かがやくゲッコウガは奇策を決めるための一員として入れているわけですが、ドローエンジンとしても十分に働いてくれるということがわかりました。

■結論

今回の一人回しを踏まえて、上記レシピでは「奇策=ポピー手裏剣を採用しても問題ない」という結論に至りました。
もちろん今回は先攻想定のみであり、後攻想定を加えれば結果は変わるかもしれません。ですが現状のポケカは先攻有利であると言われるため、「先攻を取った時にいかに理想盤面を作ることができるか」に今回はフォーカスした検証を行いました。
今週末には「古代の咆哮」、「未来の一閃」が発売され、環境に変化をもたらすと考えられます。環境は変わりますが、しばらくはポピー手裏剣型アルセウスヌメルゴンを使用し、このデッキで強くなっていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今後とも宜しくお願い致します。

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