ずっと真夜中でいいのに。『元素どろ団子TOUR』ライブレポ in Zepp Namba
『ずっと真夜中でいいのに。』としては初めての試みとなる、PREMIUM会員限定の全国ツアー『元素どろ団子TOUR』に参戦したので、ライブの感想を雑多に記していきます。どろ団子のように丸みを帯びた視線でお読みいただければ幸いです。
なお、今回は大阪公演(2days)に参戦しましたが、主に2日目の内容を中心に記載しております。理由は単純で、ステージとの距離が近く、演出等が見やすい席だったからです。何卒何卒。(1日目との違いも随時紹介していきます)
こちらZepp Nambaの入り口です。早速、中に入って行きましょう。
開演前
入場後、席に向かう最中にこんな質問コーナーがありました。ずとまよとしては初の試みです。たぶん(初期にやってたらすみません)
ACAねさんに聞きたいこと、伝えたいことを電子レンジの上部の穴に入れると、講演中にACAねさんが答えてくれるようです。何を答えてくれるか、楽しみです。
中に入るやいなや、セットの演出に息を呑んでしまいました。
ステージの中央には巨大な鳥かごが設置され、それを囲うかのように置かれた大量のキャンドルライト。背景には夜空が広がっています。非常に幻想的な雰囲気を醸し出していますが、どこか切なさや息苦しさも伝わってきます。
ふと私は、童話『青い鳥』を思い出しました。あらすじは以下の通りです。
(あらすじ)
クリスマスイブの夢の中で老婆の姿をした妖精ベリリュンヌに頼まれ、貧しい木こりの子供であるチルチルとミチルの兄妹は、彼女の病気の娘のために、幸福の青い鳥を探しに行く。
チルチルはベリリュンヌから与えられた帽子の額に付いているダイヤモンドを回すことによって、頭のコブが押され、物の本質を見通すことができ(心眼が開く)、動物や火や水などの元素が魂を持っているのがわかる。
2人は光に案内され、青い鳥を探して思い出の国、夜の御殿、森、幸福の花園、墓地、未来の王国を冒険する。夢からさめた後、森や家の中が以前よりも幸福であるように見える。
チルチルは自分の鳥かごの鳥が以前より青くなっているのに気づき、それを妖精に似た隣人のベルランゴ夫人の病気の娘に与える。病気が治った娘が礼を言いに来るが、彼女は鳥に逃けられてしまう…(Wikipediaより)
『青い鳥』には「動物も物も"元素"も魂を持っている」という台詞が出てきます。また『青い鳥』という物語が持つメッセージは「幸せは身近な所にあるもの」
今回のライブは初期に回帰したアコースティック調の構成になっていましたが、もしかしたら青い鳥をモチーフにライブコンセプトを決めたのかもしれません。
それでは、ライブ本編へ。
1曲目『グラスとラムレーズン』
ACAねさんの吐息からライブが始まりました。Zeppという、もはやずとまよにとっては小さい会場ということもあり、その息遣いと歌声はあっという間に会場を包みます。最後に"ブルブル"と唇を震わせながら歌い上げてくれました。
2曲目『ハゼ馳せる果てるまで』
どろ団子TOURなので、間違いなくセトリに入ってくるかなと思っていましたが、2曲目で登場。(ACAねさんが間奏中にハゼダンスを踊ってて可愛かった…)
3曲目『お勉強しといてよ』
今回アコースティック調なのでセトリに入らないかな?と思っていましたが、披露してくれました。助かります。ZUTOMAYO PLUGLESSやBillboardライブでもアコースティック調で演奏されていましたが、今回のアレンジが1番好きでした。
また、4列目で見ていたこともあり、今までも時々表情が伺えていたのですが、この曲を歌い出す瞬間、とてもニコニコされていました。尊かった…
4曲目『Ham』
優しい歌の入りとは対称的にサビでは強い感情が溢れ出るという、なんとも心地よい、Ham特有の歪なバランスが好きなので聴けて嬉しかったです。
5曲目『マリンブルーの庭園』
もはやライブ定番曲となっているマリンブルー。今回も扇風琴が大活躍!!
質問コーナー
ここで質問コーナーです。
(タイミングここじゃなかったかもしれないので、間違ってたらすみません汗)
(冒頭に紹介した)電子レンジから、何枚か質問用紙を取り出すACAねさん。Q&Aは以下の通りでした。
Q.まだ行ってない県で行きたいところは何処ですか?
A.長崎県(理由に関しては色々と謎でした…笑)
「行ったことある県でも、中核都市以外に行ってみたい、山奥でライブやってみたい、みんな来てくれる?」とも話されていました。
Q.メロディはどのような時に思いつきますか?
A.○○○○に行く時(本人が少し恥ずかしがっていたので割愛します…笑)
Q.最近どのような夢を見ましたか?
A.友達とプリクラを取ったけど、全員変な顔だった
という風に、丁寧に1つずつ質問に答えてくれました。
※ちなみに1日目では、『Nyan Cat』を歌ってほしいとリクエストがあり、即興で歌ってくれました!テクノプアのガチャ曲(アタリ)として披露していましたが、私は聴けてなかったのでめちゃめちゃ嬉しかったです(̂ ˃̥̥̥ ˑ̫ ˂̥̥̥ )̂
https://www.youtube.com/watch?v=QH2-TGUlwu4&t=34s
6曲目『kissHug/aiko』
「まだ曲が少ない時に歌っていたカバーを・・・」ということで、まず披露したのはaikoのKissHugでした。aikoを意識した歌い方となっており、最高でした….
7曲目『あの娘シークレット/Eve』
次に披露したカバー曲はEveのあの娘シークレットでした。これが…もう…最高でした(語彙力欠如)
ACAねさんは結構Eveさんの曲が好きなようでして、過去には別の曲もカバーしてTwitterにあげています。Eveさんのスピード感ある曲調とACAねさんの歌声がミックスされ、まさにシークレットレアな機会をいただきました。
※ちなみに1日目は『君の知らない物語/supercell』と『シャルル/バルーン」を披露してくれました。非常に良かった。。。
8曲目『優しくLAST SMILE』
歌う前のMCで「ズルしたかった。得をしたかった。」と話されたACAねさん。昔のACAねさんの心情を踏まえながら聞くと、いつも以上に心に沁みました。
黄色い魔導書(?)を日記のようにペラペラしながら歌うACAねさん。歌詞に含まれるシーンが目に浮かび、プライバシーを侵す罪悪感すら抱いてしまうような、そんな時間でした。
9曲目『不法侵入』
新曲、不法侵入です。前の曲でプライバシーを侵した聞き手に対する戒めかな?と1人で(勝手に)思いつつ、聞いておりました。これがまあ本当に良かった。ツアーコンセプトや演出と調和しており、今回のライブの核となる曲でした。。。
10曲目『サターン』
アコースティック調といえばこの曲。ライブの定番曲ですが、何回聞いても良い…
11曲目『秒針を噛む』
今回は、しゃもじレスポンスなしの秒針でした。初期感ましましでよき。
12曲目『またね幻』
個人的に『またね幻』はTOP3に入るくらい好きな曲なのですが、今回聴けて良かった。(SSAの2日目のアンコールで歌ってくれた時はガッツリ泣きました)
特にラスサビにおける感情移入は凄まじいもので、一種の危うさすら帯びたその歌声に終始、圧倒されていました。
13曲目『残機』
ある意味、1番のサプライズだったのではないでしょうか。まさかの残機!!
アコースティック調の残機がめちゃめちゃ良かった。「立っていいよ」という一声に立ち上がる我々。萎んだ脳で聴けて感謝です。
ここで本編は終わり!!
アンコール『脳裏上のクラッカー』
観客からのアンコールに応えて再登場です。ACAねさんは初期のライブで着ていた衣装を見に纏っていました。助かります。
アンコール曲は『脳裏上のクラッカー』でした。残機同様、みんな立ち上がって聞いていました。Zepp Nambaはジャンプ禁止なこともあり、あくまでも体を揺らす程度にとどまりましたが、やっぱり脳裏上はテンションが上がります。
(ACAねさんが歌う前に言う「のうりうえのくらっかぁぁ」がまた良いよね)
終演後
全て終わった後、しょガストのぬいぐるみを抱えながら鳥籠から出るACAねさん。マイクを置き、大きな"地声"でファンに向けて感謝を伝えてくれました。
(心のこもったACAねさんの言葉は、やはり本人によって伝えられるべきかなと思うので、ここでの記載は控えておきます。)
そして最後にサプライズ!!なんと終演後のステージを見学できるとのこと!!
ACAねさん直筆の缶バッジも1人1個貰えるとのことで、PREMIUM会員限定ライブらしい、最後まで心のこもったライブでした。
最後に
『元素どろ団子TOUR』本当に良かったです。今まで1番ファンとの距離感が近く感じる、まさにPREMIUMなライブでした。5周年おめでとうございます。これからも応援し続けますので、何卒何卒です。
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