見出し画像

取材記事:れいわ新選組代表山本太郎街頭記者会見 秋田市191113(1)

れいわ新選組が東北各県をまわって、代表の山本太郎氏が街頭記者会見をする。

洋上風力発電計画や、既設の風力発電からの健康被害を取材する延長で、話題となっているれいわ新選組の代表にインタビューできる絶好の機会である。

秋田市での街頭記者会見を2回に渡って報告したい。今回は第1回目の報告としたい。

なお記者会見の動画はyoutubeでも公開されているため、記者のぶら下がり会見での内容を報告したい。次回は、街頭での様子や、れいわ新選組の紹介も行いたい。

https://youtu.be/6OJNSq6RzbU

れいわ新撰組代表山本太郎街頭記者会見 秋田市
2019年11月13日(水)

街頭記者会見17:00~18:45 (その後 記念撮影)

秋田駅前のアゴラ広場には、寒い風が吹く屋外で約70~80名が足をとめて、街頭記者会見の内容を熱心に聞いていた。

写真A 会場の様子(山下撮影)

画像2

写真B 山本太郎氏の説明(山下撮影)

画像2


全国ツアーの第4弾 東北地方で、青森→盛岡→秋田という順であり、明日は山形→仙台→郡山を予定している。


{メディアのぶら下がり会見} 19:00~19:20

①(地元紙記者)

Q:衆議院議員選挙 秋田では3区ある
れいわ新選組の候補者の擁立はどう考えているのか?

A:消費税5%の政策で野党でまとまれるか、つまり共闘できるかの調整次第である。
消費税5%でまとまらなかったら、れいわ新選組単独での擁立はありえる。
秋田県にも候補者をたてることは想定される。

Q:具体的な候補者や話のある方はいらっしゃるのか?
A:候補者になりえる人はいらっしゃる。

Q:候補者を擁立する場合、どのような手順ですすめていくのか?
A:まずは消費税5%でまとまるかどうかだと考えている


Q:秋田では、新屋でのイージスアショアの問題で揺れている。
れいわ新選組は新屋でのイージスアショアの配備について、れいわ新選組は導入の必要性、妥当性はあるとかんがえているか?
A:新屋へのイージス配備の正当性はないと考えている。
先の参院選で、秋田の民意は示されたと考えている。
もし、無理矢理導入進めるとするのであれあば、軍産複合体に対してのメリットでしかないと考える。
防衛省の説明についても、十分な説明はないため、白紙化するのが絶対条件であろう。

②(放送関連記者)
Q:先の街頭記者会見で、言い値で買わされたという話について、イージスアショアも含まれていると考えているのか?
A:もちろん、イージスアショア、F35など、他のものも含み、最初の言い値から高くなるような無茶苦茶な契約、イージスアショアも含まれる

Q:次の衆議院選の話もあると思うが、地方の声を聞くのが全国ツアーの目的でもあると思うが、
地方でれいわ新選組の支持を広げるために、どのようなことがこれから必要になっていくと思っているのか?
A:れいわ新選組の努力だけではどうにかなるレベルの話ではないし、マスメディアから取り上げられることもないだろう、ただれいわ新選組は"伸びしろ"しかない。
これを広げていくには、れいわ新選組に権力をとらせたいと思う人たちが、どのくらい主体的に、能動的に動けるのか、だと思う。
"一人一人の市民が政治を作っていく"という流れはすでに始まってきている。
秋田でもそういった動きになっていけばいいと思っている。


Q:地方の声を聴くことの大切さをどう考えているのか?
A:特定の人たちの声しか聴かない政治で、国の政治が壊れてきたと考えている。
 限られた時間で、全国を回りながら、悲鳴に近い声を拾いあげてきている状況。
 今の状況から、老後を迎える若い世代について、困窮状態に陥っている人の声も聴いている。
 政治の舞台に、そのような困窮を拾い上げていきたい。(議員のバッチはいまないが)
 与党にも野党にも、その声をぶつけていきたい。
 そのためにも、まず消費税5%でやってくんだ、という道筋を作っていきたい。
 選挙の旗にする方向は間違っていないと思う。

Q:秋田入りは今日ですか?
A: 昨日から入った。昨日は盛岡で、本日は、ポスター貼りをやりながら、お話を伺った。
非常に厳しい状況にあるという声もいろいろな方から聴いている。秋田だけではないと思っている。

③(フリー記者)

Q:以前は街頭記者会見では、記者の方も挙手で質問の形式だった。またぶら下がり会見を始めた理由は?
A:街頭記者会見では、なかなか記者の方が質問することは少なかった。
地方紙など、地域のメディアで取り上げていただけることが大切だと思っている。
(東京のメディアは取材をしても、なかなか報道してくれない現状はあるが)

④(フリー記者:山下質問)
Q:れいわの政策は原発廃止であることに関連し、秋田県全体で風力発電はいいものだという流れである、大量に風力発電を建てる状況にある、以下2点について
Q(1)風力の弊害で、低周波音の被害は、水俣病のようになかなか認められ難いものになっているのはご存じなのか?
Q(2)原発廃止だけでなく、原発にかわるエネルギー政策は党として具体的にどう考えているのか?

A(1):について風力による弊害として低周波音については聞いたことはあるが、詳細はわからない。
 (街頭記者会見での)辻村さんの話のように、環境調査や生態系への影響について、国はちゃんと調べないまま進めようとしている。このような進めかたは不健全と考えている。
A(2):原子力に頼れない国土である。現在はつなぎは火力しかない。今は環境負荷のすくない天然ガスを中心にやっていくしかない。
脱炭素化については環境影響の少ないものについては、大胆に投資し、技術革新を進めることは必要と考えている。

Q(2追加):(2)に関連して追加の質問、原発ゼロ(廃止、即禁止)の政策の影響では、原発関連企業や電力関係企業の労働者の反対、産業がなくなることへの地域の不安、原発自治体へのサポートが課題であるが、具体的にどのようにすると考えているのか
A(2追加):石炭産業でもあったように、原発廃止、廃炉に対して国がきちんとサポートする必要があると考えている。
 原発廃炉技術もビジネスとしていく方向。廃炉も産業になり、雇用は維持され、その廃炉が終わったあとについては、地域の声を聴きながら合意形成をしていくことが大切と考えている、もちろん国の役割は重要だとの認識

(ここで、ぶらさがり記者会見は時間切れ)

記者としてオフレコで聞きたい内容もあったが、時間の都合によりここまで

書籍:僕にもできた国会議員、筑摩書房、山本太郎

にもあるが、山本太郎氏が国会議員になった原点である原発について、現状を直接質問できる機会であったが、次の機会でもう少し質問できたらと考えている。

写真C 記念写真(山下カメラで撮影していただく)

左から、山本太郎氏、山下友宏(記者)、辻村ちひろ氏

画像3

原発廃止を掲げた政党である

れいわ新選組の、洋上風力発電施設の問題認識を確認できた。

地方の大型風力発電事業の課題をきちんと把握している、政治家、政党であるという印象を受けた。今後の活躍を期待したい。

記事配19/11/13(山下友宏)

更新日19/11/14(一部表現を訂正)

(参考、引用)

れいわ新選組ウェブサイトから

https://reiwa-shinsengumi.com/policy/

原発即時禁止・被曝させない ~エネルギーの主力は火力~

この先、南海トラフ、東海地震、首都圏直下などの大地震がくると言われるなか、
原発は安全を保てるのか?その答え合わせは大地震の後になります。
つまり、その大バクチに負けた際の費用負担は皆さんの税金です。 
事故が起これば、国土を半永久的に汚染し、
人々の生業を奪う発電からは撤退。国の積極的投資で日本の廃炉技術を世界最先端に。
エネルギーの主力は火力。自然エネも拡大します。
東電原発事故による被災者・被害者への支援の継続、拡充を


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?