見出し画像

会社員に必要なTOEICの点数は「600点」!2つの理由と点数アップのコツ

こんにちは。
Webライターのシノハラです。

今回のテーマは「会社員とTOEIC」です。

TOEICは英語力を証明してくれる資格として、会社員にとって不可欠なステータスと言っても過言ではありません。

「自分は何点を目指せばいいのか」

多くの会社員が一度は悩んだ経験があるのではないでしょうか。

私自身「TOEICは取っておいた方がいい」とよく耳にしましたが、目標が決められずに戸惑ったものです。

結論から言うと、会社員に必要なTOEICの点数は「600点」です。

今回は、TOEIC400点から940点までアップしてきた私が、その過程と経験を通じて、昇進や転職に役立つTOEICの点数について解説します。

会社員としてのキャリアアップにつながるヒントを知りたい方は、ぜひご覧ください♪

1|会社員に必要なTOEICの点数は「600点」

会社員に必要なTOEICの点数はズバリ「600点」です。

断言します。
600点を取れば、あなたの会社員としてのキャリアは好転します。

「TOEICは500点もあれば十分」
「いやいや今の時代、最低700点は欲しい」
「TOEICなんて取っても話せるようにならない」

Web上の記事やX(旧Twitter)でも多くの意見が上がっていました。

それもそのはずです。
業種や職種、勤め先や自分の目指すキャリア、目的は人ぞれぞれだからです。

正解はありません。

それでも会社員に必要なTOEICの点数は「600点」と言いたいです。

なぜ「600点」と言い切れるのか。

理由は以下の2つです。
・TOEIC600点が英語ができる人・できない人のラインだから
・TOEIC600点クリアが自信となり、勉強が加速するから

2|会社員はなぜTOEIC600点を目指すべきなのか

2-1|英語ができる人・できない人の分かれ目だから

会社員がTOEIC600点を目指すべき理由は、英語ができる人・できない人のラインだからです。

理由を解説していきます。

まず、TOEIC600点とはどれくらいのレベルなのでしょうか。

TOEICの点数と、コミュニケーション能力レベルの関係を表したものがこちらです。

引用:一般財団法人国際ビジネス協会

「TOEIC600点」はレベルCのちょうど中間地点に位置していることが分かります。

さらに「海外部門の社員に期待する点数」を見ると、必要な点数は570点以上としている点に注目してください。

英語を武器に仕事をしていこうとすると、およそ600点という点数が最低ラインとされていることが分かります。

次に「TOEIC600点」は受験者全体のどこに位置するかを見ていきます。

受験者の平均点数と分布を表したグラフがこちら。

引用:一般財団法人国際ビジネス協会

「TOEIC600点」は平均スコアとほぼ同じ事がわかります。

TOEICを受験している人は既に英語に興味があり、ある程度の学習をしている人が多いことを考えると、TOEICを受験しない人も含めた全体の平均点はもっと低いでしょう。

つまり、TOEIC600点は全体の上位側に入ることを意味します。

これは英語を武器に仕事ができるという、大きなアドバンテージになります。

2-2|自信がつき、一気に英語力が加速するから

続いてTOEIC取得に必要な時間について考えてみます。

TOEIC600点を取るためには、どれくらいの学習時間が必要なのでしょうか。

現在の点数から、目標の点数に上げるために必要な時間を表した表がこちらです。

引用:Oxford University Press『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』

TOEICの点数を上げるためには当然、勉強が必要です。

例えば。
450点の人が550点取ろうと思うと、225時間の勉強が必要です。
450点の人が750点取ろうと思うと、700時間の勉強が必要です。

1日1時間、毎日勉強した場合。
450点の人が550点取ろうと思うと、約半年必要です。
450点の人が750点取ろうと思うと、約2年間必要です。

高い目標を掲げて2年間も努力を継続することは、並大抵の努力では達成できません。

しかし、半年だけ頑張ってみたらどうでしょうか。

  1. 学習が習慣になる

  2. 習慣が行動に変わる(覚えた英語を使った業務にチャレンジしたくなる)

  3. 行動が結果を変える(業務で英語を使う機会が増える)

  4. 実践力が身につき、日々の英語学習との相乗効果が生まれる

  5. 楽しくなり、さらに高い点数を目指すモチベーションになる

このような好循環を生み出すきっかけが「3.行動が結果を変える」TOEIC600点なのです。

3|TOEICの点数と会社員の年収には相関がある

TOEICの点数と、会社員の年収に関する興味深いデータをご紹介します。
日経転職版の調査によると、以下のような結果となりました。

引用:日経転職版

縦軸がTOEICの点数、横軸が平均年収です。
TOEICの点数が高いほど、年収も高いという結果になりました。

「TOEICの点数=年収アップ」とは短絡的には考えづらいですが、「TOEICの点数を持つことによって得られたメリット」が結果として年収に影響したと考えれば合点がいきます。

例えば
・英語を使う仕事が増え、海外転勤ができた
・昇進要件にTOEICが必要だった
・転職のときにTOEICがアピールになった

このように、TOEICの点数そのものよりも、TOEICを持つことで得た経験が結果としてキャリア形成の武器、年収アップにつながったと言えます。

4|TOEICの点数を上げる3つのコツ

TOEICの点数を上げていく過程で、私が効果的だと思ったコツを3つご紹介します。

4-1|一にも二にも単語力

意外かもしれませんが最も重要なのは、リーディング力でもリスニング力でもなく、単語力です。

TOEICの点数が低い人は単語力、語彙力が圧倒的に不足していることが多いです。

単語力はTOEICの点数に直接効いてくるので、しっかり蓄積していきましょう。
(私はTOEICの頻出単語を3ヶ月勉強しただけで、100点上がりました)

おすすめ方法は「エビングハウスの忘却曲線」を利用して継続的にインプットしていく方法です。

エビングハウスの忘却曲線とはドイツの心理学者エルマン・エビングハウスが提唱した、人間の「記憶」に関する有名な曲線のことです。

一言でいうと「人間は忘れる生き物なので、いいタイミングで繰り返し覚えよう」ということ。

論文の詳細は他に譲りますが、この人間の記憶のメカニズムを利用して、
1つの単語に対し、1日後、3日後、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後と5回反復して行いましょう。

この方法を使えば、驚くほど記憶が定着していくのを実感できるはずです。

4-2|リスニング力を口で鍛える

二番目に重要なのはリスニングです。

「どんなに勉強しても映画のセリフが聴き取れない」

こんな経験はないでしょうか。

実はその理由は簡単に説明がつきます。

なぜならあなたがイメージしている音と、聞こえてくる音が違うからです。

自分の発音とネイティブの発音が「そもそも違う」ということ。

これを解決する方法は1つしかありません。
ネイティブの発音を「知る」ことです。

知らない音は、どんなに勉強してもある日突然聴き取れることはありません。

おすすめ方法は「シャドウイング」です。
※シャドウイングとは「影」のように音声を追いかけること。

その方法は
・短い英語スピーチを聞く(30秒程度)
・字幕を見ながら音読する(知らない単語は調べ、聴き取れない単語は聴き取れるまで聴く)
・1日中、空で何度も繰り返し音読する

この方法を繰り返せば、ある日突然映画のセリフが聴き取れる、という不思議な体験が訪れます。

4-3|公式問題集を解く(模擬試験)

TOEICは対策次第で結果に差がでるテストです。

その理由は以下の2つ。
・TOEICは時間配分が難しいテストだから
・TOEICは間違い探しのテストだから

TOEICはListening100問/45分、Reading100問/75分、合計200問/120分のテストです。

Listeningは音声が勝手に流れてくるため時間配分はできません。
Readingは75分という時間で100問を解き切る技術が必要になります。

TOEICはマークシート方式です。

テストの特性を利用して、「1つの正解を探し当てる」よりも「不正解から消去法的に正解を導き出す」という戦略が必要になります。

TOEICテストにおいて「時間」は結果に大きく影響する要素なので「シミュレーションが点数を上げるポイント」になります。

私は過去問を解き始めてから、試験時間内にすべての問題を解けるようになりました。

5|まとめ

今回は会社員に必要なTOEICの点数と、点数を上げる3つのコツについて解説しました。

<記事のまとめ>
・会社員に必要なTOEICの点数は「600点」。

・TOEIC600点が必要な理由は
 ・企業の「海外部門の社員に期待する点数」が600点以上だから
 ・600点は英語ができる人・できない人のラインだから
 ・受験者の平均点が600点だから
 ・学習が習慣となり、英語力が加速するから

・TOEICの点数を上げるコツは
 ・単語を「エビングハウスの忘却曲線」理論で覚える
 ・リスニング力を「シャドウイング」で鍛える
 ・公式問題集を解く

TOEICは勉強すれば、誰でも必ず点数が取れるテストです。

努力の先には、きっと今より多くの選択肢を手にしたあなたがいるはずです。

自分の可能性を信じてチャレンジしてみませんか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?