メモ #004 M-1グランプリ 2019

1.ミルクボーイ優勝

2019年のM-1グランプリはミルクボーイが優勝しましたね。華やかさを1ミリも感じさせない昭和を感じさせるコンビ。感慨深く感じたことがあります。Amazonプライムでも観れます。

今回はちょっとだけ漫才に関係あるはなしです。ほんのちょっとだけ。

2.漫才のツカミ

彼らがサンパチマイクに立って最初。客席からいらないものをもらうというツカミ。ミルクボーイのお決まりです。

では今回のM-1で比べてみましょう。そのパターンが3回あります。

3.「あーありがとうございます!」今大会3パターン

①第1ラウンド出順7番ネタ

「あーありがとうございます!ね、いまベルマークを頂きましたけどもね。ありがとうございます。もう、こんなんなんぼあってもいいですからね。」

「一番いいですからね」

「ありがたいですね!」

「入れときましょう(胸ポケットにしまうフリをする)」

②最終決戦、出順3番ネタ

「あーありがとうございます!ね、いま、ねるねるねるねの2の粉を頂きましたけどもね。ありがとうございます。もう、こんなんなんぼあってもいいですからね。」

「一番いいですからね」

「ありがたいですね!」

「入れときましょう(胸ポケットにしまうフリをする)」

③優勝が決まって番組終了のタイミング。

(今田に振られて「さあそれぞれ10秒一言どうぞ!」)

「あーありがとうございます!ね、いまトロフィーを頂きました!」

4.ツカミ誕生の背景

彼らは風貌も地味だし女性ファンがつくタイプではないんですね。同じ舞台に立つ同業の芸人が出待ちでいろいろもらっている横で、彼らは何ももらっていない。だからせめて、舞台上で客席からプレゼントをもらうフリをしようと。で、ベルマークとか一番いらなそうなものをもらって、それをありがたがるという自虐のツカミ。

5.いいものを見た

ということで、

①ベルマーク

②ねるねるねるねの2の粉

③トロフィー

ミルクボーイ優勝というM-1ドリーム達成。彼らがもらうフリなんかじゃなく、しかも本当に価値のあるものをもらった。そんな瞬間を生放送の最後にみれました。

ドラマチックなストーリーに感じました。

おわり

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