2022年度の国体を終えて

お久しぶりです。

本日9月19日の国体反省会をもって、今年度の国体活動が終了しましたのでご報告(個人的な反省)をさせていただきます。

ちょうど1年前の9月末に前に勤めていた会社を退社してから数か月経て、学生時代ずっとやっていた弓道を再開しました。再開した当時の目標の1つに「国体出場」を掲げて日々稽古に励んでおりました。
今年3月から始まった国体選手選考会を経て、生まれて初めての選考会ながら強化指定選手に選んでいただき、選手ではないながらも、選出していただいた監督陣には大きな感謝の気持ちを抱いたことを昨日のように覚えています。
今年の国体を一言でまとめると「大いなる学び」がぴったりの半年でありました。
まずは弓道面から。的中については言わずもがな「中って当たり前」。射技についてもどんな時でも中るように引く、まさに「正射必中」を体現したような射で、選手の皆さんと自分の間に大きな差があったように思います。
そしてその他の面については、他の強化選手の選手たちに対する手厚いサポートがすさまじく、自分はその点について全くといっていいほど役に立っておりませんでした(このことは反省会で私の名が挙がらなかったことからも思い知らされました)。
しかし初めての国体ですからそれらの経験はとても新鮮で、自分がより良い射でより高い的中を出すために必要なこと、今後の国体に対する具体的な行動や心構えなど、来年度に向けて必ず必要になるであろうことを学ばせていただきました。特に、新しい(未経験の)選手を暖かく迎え入れることの重要性を痛感しました。
話は国体本番に遡ります。強化選手として大先輩である選手が2名いるのですが、練習の際の軽食・飲料水・備品の準備や昼食の手配、本番会場までの送迎、記録の確認などなど・・・・。選手たちが本来の実力を遺憾なく発揮できるようなサポート体制が確立されており、チーム力の高さを見せ付けられました。また、選手・監督の皆さんが私もチームの一員であるかのように行動してくださるなど、疎外感を全く感じることがありませんでした。私は応援に行けないことやミーティングに参加できないこともありましたが、反省会の前に監督にお会いした際に、あいさつの後すぐにグータッチをしてくれたことが何よりうれしかったのです。全くチームに貢献できていないであろう私を、同じチームの一員として扱ってくれることに感銘を受けました。
こうしたチーム意識の植え付けは選手層を厚くすることや上位を目指す際に必要だと痛感しました。弓道は個人競技であることが真だと思っていましたが、こうした周りのサポートや支えがあってこそ実力を発揮し勝ち進むことができるという事実を知り、今までの考えが間違っていたのだと気づいたのです。来年度も国体に携わりたいと思っているので、これらは来年の課題として自らに課してまいります。

最後に、拙い文章で今年度の国体についてまとめきれていない部分が数多くありますが、今抱いている気持ちを忘れずまた今日から来年の鹿児島国体に向けて稽古に励みます。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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