4/2、4/3の気づき(国体2次選考会)

おはこんばんちは。
4/2(土)は国体2次選考会でした。結論から申し上げると、無事通過することができました(全員通過したのですが。)。ただし的中はというと決していいものではありませんでした。近的で10中/20射、遠的で14中/20射でした。ボロボロです。
やはり前日に練習できるかどうかは次の日の的中に大きく関わってくるのだとこの2週間思い知らされています。どうしても手先でなんとかしようとする癖があるのか、的中が安定せずついには1立(4本中)1中という不甲斐ない結果まで出してしまいました。外す時は大抵11時の方向へ抜いてしまい、こうなってしまうと改善方法がまるでわかりません。大学生のときからそうですが、私は外す時はいつも11時に抜きます。離れが雑になると、この癖が出るようです。これが前日に練習できていると少し良くなるのですが、練習できないとよく現れるように思います。
試合で勝つためには1本目から的に当てなければ勝つことはできませんので、ある種この経験が後々非常に大事になるのではないでしょうか…。試合直前に的前で稽古ができないときの調整方法は確立する必要がありそうです。
今週気づいたことはもうひとつあります。気付いたというより気付かされたのですが、それは「的に気を通す」ということです。的と自分の間に1本の糸をイメージし、その糸を通すように矢を飛ばすのです。弓手、馬手の使い方はその仮想の糸に矢を通すように押し引きするのみで、身体そのものに囚われてはいけないということのようです。
私は元来見た目に美しい射を目指していますので、よく鏡やビデオで自分の射を調整していました。確かに見た目にはよくなり、「「上手」に弓を引くんですね」と言われることも少なくないです。しかしそれは「上手」であって「美しい」わけではないのです。弓道の最終目標は「真善美」を尽くすことであるのは弓道人であれば周知の事実かつ全弓道人の目標なのは言うまでもありませんが、的中における「真」とは、形に囚われず飽く迄も矢を的に飛ばすために全精力を尽くすことではないでしょうか。そしてそこに「善」が組み合わさることで「美」へ昇華する。私のやっていたことは小手先の技術で美しく見せようと取り繕っていたにすぎなかったと、そのとき初めて知りました。
そうすると1つ改善すべきところが見えてきました。残心における馬手の位置です。今まで自分が思い描いた位置よりも高いところが矢筋の延長線でした。弓手は先週以前に引き続き、的の中心目掛けて押し切ることを意識すると、いよいよ横線が床と平行になってきます。まさに的中における「真」です。確かにこれを意識すると今まで11時に抜いていた矢があまり抜けなくなりました。これは真理にまたひとつ近づいてしまったかもしれません…!
今週は土日で合計160射しました。来週は国体の選考記録会ですので、本番を意識して会に臨みます。

来週の目標
・試合前のウォーミングアップのルーティンを作る
・的に気を通す、横線を一直線に。弓手は的へ、馬手は気持ち高く。
・矢数をかける。2日で160射。

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