見出し画像

人それぞれ。だからいい。

こんにちは。イシカワです。


改めて、
今月2月から本町・靭公園前にある
MusterWerkにて働かせて頂いております。

改めてセレクトショップに戻ると、
自分が好きな環境だからこその高揚感と、
まだまだ初心な少しの緊張感が入交り、
スタートを切ったなと感じております。


そんなこんなで、
じゃ商品の紹介で。

なんて味気ないのも嫌なので。



MusterWerkは強い色があります。
元からご存じの方なら分かってくださるかと。

入店して、洋服を見て、お話を聞いて、
時には団欒と他愛のない話をして、


ただそこに唯一無二の空間があります。

つい長居しちゃって、
つい悩んでしまって、

良い提案とグッとくる説明に間違いのない洋服があるから、
当初の目的とは違う、また新たな出会いがあったり。


オープンしてから間違いなく1番通ったお店。


そんな感覚を、
そんなお店を、
僕は継続させ、より広げられればと思っています。

それがお店の良さなので。

ただそこにイシカワのエッセンスを。



物の価値は間違いなくブランドとお店があって初めて生まれるものです。
双方の思い、そして軸、そこがあるから理解が生まれ、ただの洋服に収まらない新たな形になるのではないかと。


その物への説得力が間違いなくあるお店だからこそ、


僕は僕なりの提案で、
「スタイルを推す」
をしていきます。


ファッションは無限大。
そのスタイルもまた物の価値を伝える方法だと思っております。


新たな出会いをオーナーとはまた違った視点で。
それを一つの「MusterWerk」として。


僕はそう思っています。
だからこその新店舗。

色々な提供の形で
お店を、洋服を
知ってもらえれば

更に僕を含め皆様がさらに洋服を楽しむ機会になるのではないかと思います。




という訳で、
僕らしく皆様に良さをお伝えできればなと。


改めて別注、
沢山のご購入に嬉しいお言葉誠に有難う御座います。

有難いことにイベント含め、ローンチ5日で完売となりました。

「物の良さ」

そこの重要性を改めて
ベーシックな
日常に寄り添う
安定レギュラーを

感じて頂ければ幸いです。


そんな別注を終え、
改めてスタートを切った訳ですが、

時すでに本格的なデリバリー。

今回ご紹介に上げるのが、
前職からお付き合いのある
あのブランド。

そのブランドからの1stデリバリーが御座いましたので
ご紹介させて頂きます。


ENCOMING 23SS
-View From Window-



今回コレクションテーマに掲げた “View From Window” は、フランスの画家アルベール・マルケの定番的なテーマである、"View from a Balcony" のオマージュ。

21年からブランドをスタートをして以来、多種多様な芸術作品から着装を得て一つの物語としてコレクションを完成させるENCOMING。
ロンドンのキングストン大学でファッションデザインを学び、「NICHOLAS DALEY」で2年間シニアデザイナーを務めた。英国で養った感性と、気鋭ブランドで培った哲学を元に、日本の地でコレクションへと昇華している。

今回もフランスの画家からのインスパイアで、
その物語に描かれる河・海・船といった他国の生活の中から感じるものをその画家の彼が窓から見た一コマを切り取っている、という様なイメージ。

アートに存在する派閥や運動、そこに内在するムーブメントの様なものをデザイナー自身の解釈から”ニュアンス”を大切にした表現方法を模索し、変化していくさまをコレクションに投影しているとのこと。

制作にあたって、普遍的な素材やテキスタイルに対して、”生地組織” という小さな要素を大きく変化させることによるアプローチへの可能性の探求を行っています。


ENCOMINGから感じること。それは自身の中に存在するファッションの強調。自分と似ている、なんて表現をしたら誰かに怒られちゃうかもしれないけど、僕は前職で出会った時からそう感じています。

シーズンテーマに対しての自身の解釈。それは提案していく側のこちらにとっては「こうやって提案したい」の様なもの。そこへの理解をエゴなんかじゃなく、必ず物で届けてくれる良いブランドです。

唯一無二とかそんなんじゃなくって、そこの思いを感じたうえで、こうやって着てほしいとかこう合わせたいとかお客様と話を弾ませるうちに、必要不可欠なそんなバランスをくれる。このブランドは自分のファッションのエッセンスです。

提案をしてきたブランドだからこそ、そこに理解と安心、信頼があるからこそ、このブランドのご紹介から自分自身のスタートと重ねさせて下さい。
今シーズンも店頭でこうだよね、あーだよねなんて言いながら皆さんと作る空間に必ずや存在を示してくれるアイテム達です。



D-JACKET01

SIZE: S / M

COLOR: BLUE

¥40,000-(tax in)


第二次世界大戦時に生産された、LEE 31シリーズの2ポケットスタイルのカバーオールをベースに、右前身頃のポケット配置部分に加工を施し色味でコントラストを作った今作。男なら誰しも内なるところに「漢」を秘めたくなるものじゃないか。ただそこに控えめな人間が居たり、主張激しめの奴が居たり様々で、そんなみんなの中和カバーオールなイメージ。



後ろをカーブした型線にすることで、肩周りのボリュームをさりげなく出している。ポケット配置部分に加工を施して、色味に差をつけてコントラストが出ています。更には40年代にみられるレッドステッチを施しているところ、潔く少ないポケットがワークウェアというよりデザイナーズらしさみたいなところでいわゆる主張の塩梅。
「さてさて、あなたならどう着ますか?」といったところ。セットアップでがっちりもいいな。でも僕なら恐らく分けて使う。今作のシーズンテーマに乗せてその日の一日やる事リストで「今日はこれ」って合わせます。主にこの春夏はカラーもの。



12ozのしっかり目の生地ながらライト。ウォッシュの色感がミソでしょう。なおかつ経年変化の余地を残しながら、イマイマのそのままでも楽しめる色味。今見ないですよね。この感じ。それが逆に今っぽくてワードローブにあるとつい手に取っちゃうイメージ。潔くヴィンテージ感に寄せてないのが良い。いよいよ春夏ですね。


jacket:ENCOMING
inner:NICENESS
pants:medium sports wear
cap:ulterior


D-TROUSER 01

SIZE: S / M / L

COLOR: BLUE

¥38,500-(tax in)


こちらは60年代のLEEで制作されていたダンガリーズをモチーフとしたデニムパンツ。少しだけ太めのズドンのストレートシルエット。きれいに対称に配置されたサイドポケット。ただ変なところが一つ。
「ミスった取り外そ。んでつけなおそう。」
みたいなオリジナル加工。気になる気になる。良いですねこういうの。遊び心で溢れているからこそ遊び甲斐のあるアイテム。今期ならあえてきれいなパステルのシャツとかで外して、外で遊んでみますか。

shirt:maatee&sons
pants:ENCOMING
tops:olde homesteader
pants:ENCOMING


KNITTED ASYMMETRIC VEST

SIZE: S

color: NAVY

¥44,000-(tax in)



リネンに似せたカスリ染のギマコットンと、リネン糸を計3本引き揃えて編み立てたベスト。豊かな色彩と静かなニュアンスを糸組織や色調を複雑に組み合わせ、立体的な編み柄を用いることで表現した毎シーズン定評の生まれてきているニットベスト。



今期もいいですね。リネン100じゃないのは何故だろうか。勿論リネン100にすると肌あたりが気になるもの。痛い。コットンを混ぜることで独特の滑らかさを生地として生み、そこに着用感の良さや伸縮面での綿の強みが生まれるだろう。ただ、そこだけじゃなさそう。仕上がりを見てまずスタイリングを組みたくなった。それくらい何か新しいスタイリングを生めそうと感じたから。発色面の感性に美的センスを感じます。

更にディテール面ではジップ。中心をずらしてつけてるアシンメトリーデザイン。型にはまらないのがまた自分と重ねてしまいます。サイズ感もピカイチ。アンバランスに感じてしまうのは良さが伝わってきているからか、型にはまってしまっているからか。また新たな視点をくれました。楽しい。僕ならこう合わせます。


inner:olde homesteader
vest: ENCOMING
pants: m's braque(Ex.)




いかがでしたか。

面白い、着てみたい、そんな感覚を今期もくれるENCOMING。
流石だからこそ使いこなさなくちゃ。

そんなうってつけのこのアイテム達、ローンチです。

"人それぞれ。だからいい。"


是非店頭にてお待ちしております。
(2.3月はちらほらなので連絡下さいな。)


イシカワ


MusterWerk
13:00-19:00(時間外アポイント制)
〒550-0004
大阪市西区靱本町2-5-18 都住創うつぼ1F

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?