モデルさんを撮る側の責任と決意
どうも美容写真家のとみぃです。
先日他の方の投稿で共感した記事が。
https://note.com/anthology_kuk/n/nee406c458f83
ご自身も写真を撮っていて、そして長く「撮られる側」もされている方だと思います。
ちょっと前だとflickrだったり、今はInstagramだったり写真をメインに見せるSNSが普及したことによってアマチュア?カメラマンとかフォトグラファーって言ってる方がめちゃくちゃ増えてて
それはそれで楽しいしいいことなんだけど
特にモデルさん、人物を特定できちゃうような写真を撮ってる時の「撮る側の責任と決意」みたいなのを持って撮ってる人ってどんくらいいるんだろう?っておもいます。
モデルは誰でもいいわけじゃない。だから全力で撮る。
僕がモデルをお願いする方は単純に「この子のここを撮りたい!」と思える方。
美人であるとか、スタイルが良いとか、たしかに要素的にはあるものの、そこメインで考えて選んでいません。
その撮りたい要素と、モデルさん自身がこう撮ってもらいたいというものが合う方にお願いしてます。
なので僕としては「写真家・とみぃの作品」というよりは「モデルさんが売れるために撮ってる」という意味合いの方が圧倒的に強いです。
僕ら美容師は裏方の仕事。お客さんが綺麗になって、なおかつ普段のケアも楽しくできる「お手伝い」をする仕事です。
僕にとっては写真も同じで、僕が撮った写真でこの子が有名になれるように。
そうでなくても、周りの人達から褒めてもらえるように。
モデルをやってもらう事、そしてそれをSNSやら世に出す以上、その人の品格や評価を下げるような写真や作品を撮るくらいならカメラ捨てます。マジで。
なので全力で撮ります。ヘアスタイルやメイクはもちろん、撮るシチュエーションやモデルさんのポージング、見せ方も
すっごい考えて全部やり尽くして作り込んで
そして写真に撮ります。
絶対に良くしてやる!って想いも込めて。
人に喜ばれれば、やがて必要とされてくる
自分の承認欲求だけで写真を撮ってても、きっと自己満だけで終わるしモデルさんに何もメリットがない。
美容師も写真もそうだけど、作品(お客さん)だけを見ても誰が作ったかとかは全くわからない。
でも素敵な写真だったり、素敵なヘアスタイルであれば写真に入ってる名前を見たり、「髪の毛素敵だね!誰にやってもらったの?」って聞かれるかもしれない。
そうやって「自分を必要としてくれる人」が集まってくれるんじゃないかなぁと。
撮ってもらいたい!とか髪の毛やってもらいたい!って思われるのって結局のところどれだけその方に全力を尽くせるかだと思ってるんですよね。
だから「さくっとちょちょいと撮ろうよ」とか言って欲しくないし、モデルさんを頼むならその方の評価が上がるように全力で向き合わないといけないと思います。
それこそが「写真を撮る側の責任と決意」
なんでもテキトーはいけませんね。頑張らないとね。
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