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人目を忍んで吸うのなら、もっと美味しい吸い方がある。

こんな時代ですから、たばこなんて人前で吸うべきじゃないんですよ。
何言われるかわかんないですしね。

いっそ「え、たばこ吸うんだ?」
なんて言われるくらいがちょうどいいのではないでしょうか。

イキって吸い始めた私が言いますが
大人ぶってイキって吸う時代は終わりました。

でもわざわざ喫煙者を撲滅する必要もないし、
既存喫煙者はやめる必要もないと思います。
吸い方だけ変えればよいのではないかなあ。

人目を忍んで吸う

そもそも
「吸わないとイライラする」
とか
「イライラすると吸いたくなる」
みたいな吸い方をしない方がいいわけですが
そうすると吸う時間を自分でコントロールできます。

別に何週間でも吸わなくても平気、とかになれば
趣味喫煙として日常を狂わせないという理想も満たせます。

そんなふうに吸えるようになったら
人目につく場所で吸う必要なんてないわけです。
気のおけない仲間と会うときは構わないけれど、
その気のおけない仲間と会うのが公共の場だったりすると
他の人もいるわけですからその時はやっぱり避けるべきで。

そうするとまあ
極めて強い意味でのプライベートの時間にのみ吸うようになるわけですね。
自室にいるだけとか。
お金のある方は自分用の書斎でだけ吸うとか。
ベランダに喫煙所を兼ねた半アウトドアな秘密基地を作っちゃう人も
いるとかいないとか。

マナーは守るが意識の低い吸い方

意識の低い趣味たばこ、という観点では
「一人でいる時に人目を忍んで」
「見栄えを気にせず」
「好きなように楽しむ」
吸い方をしていきたいものです。個人的な思いですが。

誰もいない場所で何も気にせず好き勝手吸うのは
とても気ままな趣味の時間です。
自慰と同じで、楽しく気持ちよく、救われた時間です。
今の時代、たばこってそういうものでいいんじゃないでしょうか。

もっと美味しい吸い方があるかも

たばこって見得で吸う人達もいたわけですよ。
大人っぽいとか、一緒にいる人になめられたくないとか。
そういう人達って
「周囲を気にした吸い方」
の中でも見栄えやカッコを視野に入れた吸い方を
まるで常識みたいにゆったりします。

でも誰も見ていないのなら、
そんなものに従わなくてもよいわけです。

1.フカシはかっこ悪い?

ふかしってのは、
たばこを吸わずに息を吹くだけで煙をモクモクさせる吸い方です。

これ「吸ってないだろ」って言われがちなんですが、
そんなことはないです。

世の嫌煙家は副流煙という言葉をよくおっしゃいます。
その通り、直接吸わなくたって煙は吸える。
それを吸うのだって立派な喫煙なんですよね。

フカシはかっこ悪い、というのは、紙巻きたばこの風土です。

紙巻きたばこってのは、まあコンビニとかで売ってる普通のたばこですね。
葉巻とかパイプとかキセルとかそういう別のよくわからんたばこ達
とは区別して指すために使います。

では紙巻きたばこ以外ではどうなのでしょうか。

別のよくわからん面倒くさいたばこ達の世界には
香りを
「フレーバー」

「ルームノート」
に分けて言ったりします。

フレーバーは、味、口の中に入ってくる香り。
対して、ルームノートは、吸っている時に部屋に漂う香り。

たばこという広い視野で見ると
口から直接入ってくるのとは違う香りも
十分に嗜好の対象になるわけでうね。

というわけで、
・副流煙でも喫煙にはなる
・部屋に漂う香りもたばこの香りの内
ということになります。

フカシていても、しっかり喫煙なわけですね。

わざわざ換気扇の下でフカシ吸いするような
変わった方はいないと思います……。

とはいっても
そんなものは人と吸っている時に説明するのもめんどくさいし、
何人もごっちゃと入っている喫煙室ではルームノートもへったくれもない

つまり、
孤独に喫煙を楽しんでいる間の醍醐味
なわけです。

2.肺に入れないとダメ?

フカシとほとんど同じなんですけどね。
これも紙巻きたばこの風土です。

葉巻だのパイプだのというたばこはそもそも基本は肺に入れません。
口腔喫煙というやつですね。
(キセルは肺喫煙が主流のようです)

ニコチンは口の粘膜からでも吸収されますし、
何なら肺に煙を入れない分、もしかしたら少々はヘルシーかも知れません。
喫煙してる時点で大差はないと思いますが。

もう一つ留意したいのは「風味を感じる場所」です。

たばこに限らず、お酒や、美味しいご飯などでいう風味
これを感じるのは、舌だけではありません。
むしろ、より複雑な風味は、
舌の付け根の上に当たる鼻の奥とも言われています
(諸説あります)。

肺になんぞ入れなくてもたばこの味はわかるのです。

私は紙巻きタバコでも肺に入れません。
邪道と指さされそうなものですが。

その代わりにこんな吸い方をします。
①少しだけ煙を口に含みます。
 先端の火種が赤く輝く時間をなるだけ短く。
 明々と燃え上がるようでは、
 味が焦げっぽくなって美味しくなくなります
②煙は肺に入れず口の中に留めます。
 ①で抑えているため大量には煙はないはずなので
 その分、外部の空気を取り込む。
 味の好みと気分で量を変える。
③煙を口に留めたまま口を半開きにして
 口から8、鼻から2
 くらいの割合でゆっくりと吐く。
 こうすることで、より強く風味を感じられます。
 息が苦しくなったら、
 肺は自由なはずなので鼻から普通に呼吸をする。
 その時に若干煙が鼻から入ってくるのも
 別の味わいを感じる要素になります。
④おいしい!
 ……かどうかは人によるかも知れませんが。

この吸い方をすると
クール&スロースモーキングとかいうやつになるわけで
・たばこが長持ちするので消費量が減る
・味が美味しいので楽しい
・ゆっくりになるので中毒化が軽減できる
といいことづくめです。

大きく吸ってぶわーって煙を吐き出す吸い方は
理にかなってないってことですね。
まあそれが好きな人もいるのでそれはそれでいいと思いますが。
どうせ意識低く一人で吸うのだからそれでもいい。

とまあこんな吸い方をする場合、
肺に入れなくっても十分喫煙になるし
むしろ美味しいわけですね。

3.鼻から煙を出すのは下品?

下品ではあると思います、見た目の上で。
でも、一人で誰もいないところで吸うなら、いいでしょ?

上でも書いた通り、
少しは煙を鼻に通した方がより複雑に風味が感じられます。

口の中で混ぜた空気の量で微妙に味が変わったりするのも
鼻の奥で風味を感じるならこそ、よくわかります。

せっかく一人で人目を忍んで吸っているのなら
これを楽しまない手はありません。

少々鼻から出すくらいで吸ってみてはいかがでしょうか、と
個人的には勧めたいところです。

ただあんまり大量に鼻から出すと
ツーンとするのでアレですね。

紙巻きたばこの文化は見栄の文化

紙巻きたばこの文化で、
人同士の間にある見栄えの風土は
味を損なったり
チェーンな吸い方を強いて中毒化を加速させるものが多いです。

どうせ人目を忍んで一人で吸うのなら
そうした常識も疑って自分なりの吸い方を追求してみるのも
楽しいんじゃないでしょうか。

ちなみに私は
パイプたばこを始めたところで初めて
紙巻きたばこでもクール&スロースモーキングを
意識し始めるようになりました(というか勝手になった)。

そのうち書きたいなとは思ってますが
葉巻とかパイプみたいな
「吸うのに少々テクがいるよくわかんないたばこ共」
ひっそり笑われずに練習するのにも
人目を忍んで吸うという吸い方は便利です。

それを実現するためにも
中毒化を避けてコントロール下で吸うようにしたいものです。

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